12月、本帰国の噂も出ている人妻Tスケ嬢とKomodo クルーズに参加した。
彼女はBali に前泊した。
Surabaya からLabuanbajo への直行便でSサファリクルーズの出航に丁度良い時刻に到着する便がないからだ。
そのBali での前泊が曲者であったのよ。
彼女が履いていたサンダルがバリで突然ぶっ壊れた。
壊れたと同時に彼女の携帯にSMSが届いた。
送り元は彼女が乗る予定の航空会社からだった。「明日は朝便を止めたよ。じゃっ、よろしく」同時期にダブルパンチだったね。
サンダルを其の辺の靴屋で調達し、チケットをSサファリクルーズで再手配してもらって解決。
この先のクルーズを暗示していたよ。
既にR隊員の抜けたSサファリクルーズ本部の雰囲気が変わっていた。モチベーションが抜けていた。
出来る社員から辞めていた。
乗船時から齟齬は起きていた。前以て提出しておいた我々の乗船書類が船に届いていなかった。
(後で本部スタッフを締め上げたら「随分前に受け取ったんで何処かに消えたんよ」って吐いたよ。おぃ!)
日本人ガイド♀は何故か我々の乗船時からピリピリしていた。
日本人の我々にも英語で乗船説明をしていた。
5泊6日のKomodo クルーズ。20数人のお客を収容できるキャパとは言えクルーズ船という限られた空間では客側もポジティブに振る舞う必要がある。
ネガティブな言動は直ぐに皆に伝染するからだ。互いに国籍は違えども顔が会えば互いに笑顔で挨拶をする。
私のグループはTスケ嬢・某氏(ダイビングショップ)・某氏のお客さん。ガイドはバリ人のDチャン。
もう一組の日本人グループはT女史(ダイビングショップ)とT女史のお客さん三人。ガイドは日本人女性。
T女史(ダイビングショップ)とはAolor クルーズ以来だね。
初日のチェックダイブはソレなりに楽勝な海域と相場は決まっている。
ソレなりであっても、楽しみ方は本人次第である。
エキジットして海面に顔を出す。
どんなダイビングであっても無事に海面に顔を出せたんだから「Good Dive !」「お疲れ様」コレくらいはガイドに対して、又一緒に潜った方々に声をかけることにしている。
某氏曰く「あ~つまんねー。」
最初のナイトダイブ。
T女史チームに私とTスケ嬢が加わっての6名に日本人女性とDチャン。
単純なリーフでのナイトダイビング。我々客側は既にレギュを咥えて準備万端。
ボートを操るスタッフとDチャンはエントリー海域をライトで照らして確認中にソレは起きた。
日本人女性ガイドがエントリーの掛け声を発した。
我々は素直にバックロールでエントリー。
私のタンクから後頭部へと何かがぶつかる衝撃。
したたかに後頭部を打った。
何事か?誰かにぶつかったのか?
灯してあるライトを向けようとする前に・・・フィンが海底に届いちゃった。
水深120cm前後よ。胸から上は海上やん。私の後部にぶつかったのは幸い(?)にも珊瑚であった。岩だっら嫌だわぃ。
未だボート上だったDチャンと目が合った。ボートクルーも唖然としていた。
Dチャンが慌ててエントリーした。
日本女性ガイドは「はい。アッチに移動しましょう。」とごく普通に深場へ誘導していた。
後で聞くとTスケ嬢もタンクで珊瑚を破壊していたらしい。女性陣は全員フードをしていたので頭を直接ぶつけることは無かったのが幸いだった。
まぁね。人間だからね。間違いはあるよ。
日本女性ガイドは最終日に私から此の事を指摘され、初めて私以外のお客には謝ったらしいけど。
2日目 リンチャ島南部エリア
朝一番のダイビングも同じグループに同じガイド。
エキジット後、我々は海上に頭を出した。私は毎度の「おつかれー」挨拶。私とTスケ嬢の近くに居た某氏「つまんねー」きっとコレが口癖なのであろう。
その後も何度かそのセリフを私とTスケ嬢は聞くハメになった。きっと、色々と大変なのであろう。知らんけど。
母船に戻り濡れたラッシュガードをアッパーデッキの物干しにかけていたら、T女史のお客さんが声をかけてきた。
「ねぇ、私達を担当している日本人ガイドさんを誰か他のガイドさんに替えてくれないかしら。」
二本目の後にもT女史の別のお客さんからも「とにかく日本女性ガイドを替えてくだされ」と言われる。
三本目の前にこのクルーズガイドのリーダーB君に相談しておいた。
ガイドリーダーのB君は私に語った。「ガイドは替えられない。」との事だった。
R隊員がボスの時はガイドが病気になった時等のために常に予備のガイドを+1名乗せていた。
ならばせめてローテーションにしなよ。と言っておいた。RakaAmpat ではコレを行っていた。あまりネガティブな事は言いたくなかった。
三日目のコモド島。私達のグループのガイドは例の日本人女性だわぃ。
マンタポイントからTスケ嬢のカメラの調子が悪くなる。シャッターが降りないらしい。
私のカメラと替えてみた。彼女のカメラは作動しなかった。
あ~こりゃぁまずいね。T嬢がドンドンネガティブ思考の暗黒面に転げ落ちて行くよぅ。
彼女に私のカメラを貸した。少しでも暗黒面から出てきてもらわんと、私もつまらなくなるやん。
マンタやギンガメアジ・亀が見所のポイント、ショットガン。二匹のマンタが我々の頭上を通り過ぎていった。
私がTスケ嬢に知らせて指差す。離れた所で日本女性ガイドが明らかに怒った表情で指示棒でタンクを叩く。
離れるなってことだろう。
Tスケ嬢は彼女の元に向かう。何のことはないピンクス・スクワット・ロブスターやった。
何故か日本女性ガイドはワイドポイントでマクロを探したがる傾向があることを知った。
ショットガン・ポイントにマンタが2匹出ていたことを日本女性ガイドは知らなかった。
今度イボウミウシを指して我々を呼んだら・・・嗚呼。
とうとうT嬢は体調を崩してしまいダイビングをキャンセルし始めた。
私は私で、ポジティブなT女史やそのお客さん達とのみ過ごすように心がけたのね。
T女史はどんな海でも楽しもうというエネルギーを常に全身から発散させている。
自分が楽しまないと、お客さんは楽しめないよな。彼女はプロ中のプロだと思うよ。
Keep Psitive よん。
パリからやって来たオネエっぽい兄ちゃん、
ニューヨーカーのカマっぽい小太りおっちゃん、
話すとエゲツナイセリフがポンポンと飛び出す飲ん兵衛なアーカンソーの夫婦、彼らとも結構楽しく過ごせた。
皆世間では日陰者の喫煙者。虐げられる者同士、ヒッソリと仲良く過ごすのだぁ。(嗚呼、来年の東京には行きたく無ぇ)
彼達とは今も友人だ。
なるべくTスケ嬢にも彼ら彼女らと一緒に過ごせるように心がけてみた。
ニューヨーカーのオネエっぽい小太りおっちゃんが私に語った。「君って、Sonny Chiba にソックリよん~」
私は即、立ち上がって千葉真一に成りきったね。
その点では、ダイブクルーズは一緒に行く人達のキャラクターは重要であった。
安全な航海・ダイビング、食事は当然だとしても、黙ってふんぞり返っているだけのお客にはカスタマーとしての最低限度の楽しみ以上は得られない。
ゲストに成りたければゲストなりの振る舞いも必要だよ。
Tスケ嬢の体調が戻ってきた最終ダイブ日。とうとう日本女性ガイドは潜行前のお客からのOKサインの有無を確認せずに潜り始めた。イヒヒ。
Tスケ嬢は潜行前にお祈りをして心を平常心に持っていくタイプだ。今までのダイビングで十分承知している。
私は彼女が落ち着くのを待って一緒に潜行し、日本女性ガイドを追いかけたのだった。
最終日前日の夜、お客は私以外全員がキャビンに戻ったレストラン。
荷造りのためにカメラステーションで充電器を取りに来た私にスタッフが声をかけた。
起きているスタッフも集まってきた。彼らは私とR隊員が友人であることを知っている。
「ミスター、R隊員に伝えてください。乗員全員が何時でも追随する用意が出来ております。」
スタッフ達が姿勢を正し揃って私に一礼した。
翌朝は、私だけが朝一番の飛行機に乗る。起きるのは朝4時。しかぁぁぁぁし、起きる予定の数時間も前に人妻Tスケ嬢が私のキャビンのドアのノックした。
ムッフッフ。秘め事けぇ!?・・・。
彼女の使うキャビンのトイレの水が止まらないってんで、助けを求めてきたのだったね。
トータルでT嬢にとってはSサファリクルーズに支払った金額に見合ったダイビングサービスを受けられたかどうかは疑わしい。
まぁ、次回も行けって啓示だよ。ただし他の会社でな。
彼女はBali に前泊した。
Surabaya からLabuanbajo への直行便でSサファリクルーズの出航に丁度良い時刻に到着する便がないからだ。
そのBali での前泊が曲者であったのよ。
彼女が履いていたサンダルがバリで突然ぶっ壊れた。
壊れたと同時に彼女の携帯にSMSが届いた。
送り元は彼女が乗る予定の航空会社からだった。「明日は朝便を止めたよ。じゃっ、よろしく」同時期にダブルパンチだったね。
サンダルを其の辺の靴屋で調達し、チケットをSサファリクルーズで再手配してもらって解決。
この先のクルーズを暗示していたよ。
既にR隊員の抜けたSサファリクルーズ本部の雰囲気が変わっていた。モチベーションが抜けていた。
出来る社員から辞めていた。
乗船時から齟齬は起きていた。前以て提出しておいた我々の乗船書類が船に届いていなかった。
(後で本部スタッフを締め上げたら「随分前に受け取ったんで何処かに消えたんよ」って吐いたよ。おぃ!)
日本人ガイド♀は何故か我々の乗船時からピリピリしていた。
日本人の我々にも英語で乗船説明をしていた。
5泊6日のKomodo クルーズ。20数人のお客を収容できるキャパとは言えクルーズ船という限られた空間では客側もポジティブに振る舞う必要がある。
ネガティブな言動は直ぐに皆に伝染するからだ。互いに国籍は違えども顔が会えば互いに笑顔で挨拶をする。
私のグループはTスケ嬢・某氏(ダイビングショップ)・某氏のお客さん。ガイドはバリ人のDチャン。
もう一組の日本人グループはT女史(ダイビングショップ)とT女史のお客さん三人。ガイドは日本人女性。
T女史(ダイビングショップ)とはAolor クルーズ以来だね。
初日のチェックダイブはソレなりに楽勝な海域と相場は決まっている。
ソレなりであっても、楽しみ方は本人次第である。
エキジットして海面に顔を出す。
どんなダイビングであっても無事に海面に顔を出せたんだから「Good Dive !」「お疲れ様」コレくらいはガイドに対して、又一緒に潜った方々に声をかけることにしている。
某氏曰く「あ~つまんねー。」
最初のナイトダイブ。
T女史チームに私とTスケ嬢が加わっての6名に日本人女性とDチャン。
単純なリーフでのナイトダイビング。我々客側は既にレギュを咥えて準備万端。
ボートを操るスタッフとDチャンはエントリー海域をライトで照らして確認中にソレは起きた。
日本人女性ガイドがエントリーの掛け声を発した。
我々は素直にバックロールでエントリー。
私のタンクから後頭部へと何かがぶつかる衝撃。
したたかに後頭部を打った。
何事か?誰かにぶつかったのか?
灯してあるライトを向けようとする前に・・・フィンが海底に届いちゃった。
水深120cm前後よ。胸から上は海上やん。私の後部にぶつかったのは幸い(?)にも珊瑚であった。岩だっら嫌だわぃ。
未だボート上だったDチャンと目が合った。ボートクルーも唖然としていた。
Dチャンが慌ててエントリーした。
日本女性ガイドは「はい。アッチに移動しましょう。」とごく普通に深場へ誘導していた。
後で聞くとTスケ嬢もタンクで珊瑚を破壊していたらしい。女性陣は全員フードをしていたので頭を直接ぶつけることは無かったのが幸いだった。
まぁね。人間だからね。間違いはあるよ。
日本女性ガイドは最終日に私から此の事を指摘され、初めて私以外のお客には謝ったらしいけど。
2日目 リンチャ島南部エリア
朝一番のダイビングも同じグループに同じガイド。
エキジット後、我々は海上に頭を出した。私は毎度の「おつかれー」挨拶。私とTスケ嬢の近くに居た某氏「つまんねー」きっとコレが口癖なのであろう。
その後も何度かそのセリフを私とTスケ嬢は聞くハメになった。きっと、色々と大変なのであろう。知らんけど。
母船に戻り濡れたラッシュガードをアッパーデッキの物干しにかけていたら、T女史のお客さんが声をかけてきた。
「ねぇ、私達を担当している日本人ガイドさんを誰か他のガイドさんに替えてくれないかしら。」
二本目の後にもT女史の別のお客さんからも「とにかく日本女性ガイドを替えてくだされ」と言われる。
三本目の前にこのクルーズガイドのリーダーB君に相談しておいた。
ガイドリーダーのB君は私に語った。「ガイドは替えられない。」との事だった。
R隊員がボスの時はガイドが病気になった時等のために常に予備のガイドを+1名乗せていた。
ならばせめてローテーションにしなよ。と言っておいた。RakaAmpat ではコレを行っていた。あまりネガティブな事は言いたくなかった。
三日目のコモド島。私達のグループのガイドは例の日本人女性だわぃ。
マンタポイントからTスケ嬢のカメラの調子が悪くなる。シャッターが降りないらしい。
私のカメラと替えてみた。彼女のカメラは作動しなかった。
あ~こりゃぁまずいね。T嬢がドンドンネガティブ思考の暗黒面に転げ落ちて行くよぅ。
彼女に私のカメラを貸した。少しでも暗黒面から出てきてもらわんと、私もつまらなくなるやん。
マンタやギンガメアジ・亀が見所のポイント、ショットガン。二匹のマンタが我々の頭上を通り過ぎていった。
私がTスケ嬢に知らせて指差す。離れた所で日本女性ガイドが明らかに怒った表情で指示棒でタンクを叩く。
離れるなってことだろう。
Tスケ嬢は彼女の元に向かう。何のことはないピンクス・スクワット・ロブスターやった。
何故か日本女性ガイドはワイドポイントでマクロを探したがる傾向があることを知った。
ショットガン・ポイントにマンタが2匹出ていたことを日本女性ガイドは知らなかった。
今度イボウミウシを指して我々を呼んだら・・・嗚呼。
とうとうT嬢は体調を崩してしまいダイビングをキャンセルし始めた。
私は私で、ポジティブなT女史やそのお客さん達とのみ過ごすように心がけたのね。
T女史はどんな海でも楽しもうというエネルギーを常に全身から発散させている。
自分が楽しまないと、お客さんは楽しめないよな。彼女はプロ中のプロだと思うよ。
Keep Psitive よん。
パリからやって来たオネエっぽい兄ちゃん、
ニューヨーカーのカマっぽい小太りおっちゃん、
話すとエゲツナイセリフがポンポンと飛び出す飲ん兵衛なアーカンソーの夫婦、彼らとも結構楽しく過ごせた。
皆世間では日陰者の喫煙者。虐げられる者同士、ヒッソリと仲良く過ごすのだぁ。(嗚呼、来年の東京には行きたく無ぇ)
彼達とは今も友人だ。
なるべくTスケ嬢にも彼ら彼女らと一緒に過ごせるように心がけてみた。
ニューヨーカーのオネエっぽい小太りおっちゃんが私に語った。「君って、Sonny Chiba にソックリよん~」
私は即、立ち上がって千葉真一に成りきったね。
その点では、ダイブクルーズは一緒に行く人達のキャラクターは重要であった。
安全な航海・ダイビング、食事は当然だとしても、黙ってふんぞり返っているだけのお客にはカスタマーとしての最低限度の楽しみ以上は得られない。
ゲストに成りたければゲストなりの振る舞いも必要だよ。
Tスケ嬢の体調が戻ってきた最終ダイブ日。とうとう日本女性ガイドは潜行前のお客からのOKサインの有無を確認せずに潜り始めた。イヒヒ。
Tスケ嬢は潜行前にお祈りをして心を平常心に持っていくタイプだ。今までのダイビングで十分承知している。
私は彼女が落ち着くのを待って一緒に潜行し、日本女性ガイドを追いかけたのだった。
最終日前日の夜、お客は私以外全員がキャビンに戻ったレストラン。
荷造りのためにカメラステーションで充電器を取りに来た私にスタッフが声をかけた。
起きているスタッフも集まってきた。彼らは私とR隊員が友人であることを知っている。
「ミスター、R隊員に伝えてください。乗員全員が何時でも追随する用意が出来ております。」
スタッフ達が姿勢を正し揃って私に一礼した。
翌朝は、私だけが朝一番の飛行機に乗る。起きるのは朝4時。しかぁぁぁぁし、起きる予定の数時間も前に人妻Tスケ嬢が私のキャビンのドアのノックした。
ムッフッフ。秘め事けぇ!?・・・。
彼女の使うキャビンのトイレの水が止まらないってんで、助けを求めてきたのだったね。
トータルでT嬢にとってはSサファリクルーズに支払った金額に見合ったダイビングサービスを受けられたかどうかは疑わしい。
まぁ、次回も行けって啓示だよ。ただし他の会社でな。
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