2016年4月6日水曜日

耶蘇イースター潜水作戦 しょの壱

 3月の懇親会。ダルモ、パパヤ2階のカレーハウス。
客の引けた昼過ぎにビール・ビンタンをガッポリと飲みつつ計画の格子が纏まった。
祖国は年度末、グッドフライデーからの3連休を潜り倒す。


不肖ワタクシはSUB-DPS往復でRp.421,542-と言う今時乗り合いバスでもいかがなものか?と言うチケット
無論ジェットエンジンで飛ぶ奴な。しかも預け荷物20kg迄無料)を使った。定時発の飛行機であったよ。
王子は3連休前後各一日も休みとして、王子らしく,御車と運転手には陸路を走らせ、自らは優雅な飛行機で乗りつけた。
Nスケ嬢はその計画を知り、日本から駆け付けた。
斬込隊長とR姐は現地で迎え撃った。
今回の参加隊員は5名。

 王子は航空機で乗りつけたが、専用御者と運転手は陸海路を延々とSanur 迄乗り付けさせた。
前日の夜にデンパサールの“天咲”でしこたま呑み喰いしていた私と王子、そして当日の早朝にバリに入ったNスケ嬢は。
28日07:00に王子専用御車に乗り込んでショップへと向かう。
既に機材をショップに預けっ放しだった斬込隊長とR姐は一台のバイクで向かう。
 一本目はブルーラグーン。
1杯のボートに5人のダイバー。
故に順序良く要領良くボートから海に入る。
先ずは私。そして・・・王子の白いバイオ・フィンだけが何故か先に海に沈む。
私の次にボートを降りた斬込隊長が潜行して拾い上げ浮上する。
潜行ポイントが深度3m位で良かったね。
続いてR姐と海に浸かる。
Nスケ嬢はエア・マスクと言う芸当でエントリーしようとするのだった!
エア・マスク・・・マスクを装着した気になって、指で自らのコメカミを押さえつつバックロールを行う荒業である。
王子は最後に悠々とバルブを閉めたまま、海に入って見せようと漢気をみせる。
ふむ、リーダー率先。何処かの半島の、古い電話の受話器を頭に載せたデブに見せたい位だぜ。
 浅瀬の海は緑色を見せたけど、潜行していくと透明度も増してきた。水温30℃のヌルマ湯。
ウネリもなくマッタリと力を抜いて海中を漂う。
キッチリとブイに繋がれたボートに帰還する。




 獲物を探すのに面倒な我々が次に選んだのは無論ジェティだ。
イルカが跳ねる中での水面休憩中にオシッコ順序争奪戦も行われたが、
Nスケ嬢が日本から持ち込んでくれた御菓子と飲み物で概ね団欒な雰囲気の休憩であった。
エントリー時に絶対バディチェックを行わない我々であるが、斬込隊長はバルブを開け忘れて水面で苦労していた。
海底から其の姿を見上げて楽しむメンバーであった。
ジェティは矢張り獲物(面白い生物)の宝庫と言っても過言ではない。
互いに少々の生物の出現ではタンクを叩かなくなってしまった。
誰かが支持棒でタンクを叩いて合図しても、「ふん。どうせカエルアンコウでも居たんじゃね?」皆の反応は緩慢なものになってしまうのだ。
おおまかな方向設定さえしておけば各員勝手に写真を撮りまくる。
一本目に続いて再び60分で浮上する。



















打ち上げは無論イタリアン、La Bruschetta Italian Pizzeria。Nスケ嬢が“豚骨らーめん”の賄賂を用意していた。
日本のイタリアンも其れなりに美味しいけど、この店のピザやリゾットの味は多分日本以上だな。

1 件のコメント:

  1. マスクを忘れたのは、Nすけ嬢だよ。しかも、無いマスクを押さえる動作もして。

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