2017年12月23日土曜日

祖国爆裂暴食作戦(しょの捌 北部九州慰問編)

 日本で深酒をして常々不思議なのが、翌朝全く残っていない事よ。
インドネシアで深酒したら翌朝チト不快なんだけど・・・。酒の質?
ホテルで家族連れに紛れて由緒正しい日本の朝食をかっ喰らう。
王子もヒゲヒゲ・スナイパーも見当たらん。んがっ、ソコはソレ、野郎三人連れよぅ。全く気にしない。


 ヒゲヒゲ・スナイパーの愛車は大分CityからAsoへ向かう。
日本で、もう一つの不思議な感覚。どー見てもカンプンなのに…道が異常に良いのだ。
どんな田舎でもジャラン・ラヤなのだ。ついでに民家の塀が異常に低い。
 快適に飛ばしている処、申し訳ないがオチッコしたくなった。途中の何処か知らん道の駅に立ち寄る。
自分で運転していれば地名も覚えるのだが何処なのかも知らん。
道の駅を出た時に、ハンドルを握るヒゲヒゲ・スナイパーが今度のデートの候補地を下見したい。と提案する。
何か大っきい滝が在るんすよ。って、事で其処に立ち寄る。
他人にハンドルを任せた時点で全てを任せる習性が私には在る。
通った道は完全に記憶する癖もあるが、敢えてマップで調べて分かったのだが原尻の滝であった。
古民家の集落を抜けたら、道の駅も完備であった。
ふむふむ。全ての表示が日本語のみ。やって来る観光客も日本人だけの由緒正しい公園である。
私はいつもの習性でブドウのソフトクリームを舐め始める。滝を見た帰りには柚子蜂蜜ソフトをゲットする魂胆だ。
うん、滝は・・・滝だった。
何か、滝の始まる川の真ん中におっ勃つ鳥居が素敵じゃん。

本日のメイン飯はお昼である。よって、極力体を動かして腹を空かせる必要も在る。だが、ソフトは食う。
狙う昼飯屋に電話をしてみたが、予約は受け付けずに到着順だとの返事。
ある意味、正しい方式やも知れぬ。

 竹田市を抜け、川沿いの露天風呂付きラブホを「ええロケーションやん」と眺めつつ車は阿蘇の外輪に登る。
王子は阿蘇山は初めてだ。何せ、彼は愛国者だ。っつーよりも愛郷土者だ。
富士山以外の山は認めないのだ。
外輪山の道を走りつつ噴火前の阿蘇山の状態を説明するが今ひとつ理解が出来んらしい。
 まぁ、今の富士山が噴火して、
通ってきた道や街を溶岩が埋め尽くし、
ついでに豊後水道の海も埋め尽くし、
四国の伊方原発が破壊されると運転差止めを命じる、
思考手順が不自由な広島高裁裁判長の判決の異常さが良く判るな。
奴は現物を見たんか?
そんなら、地球に小惑星が衝突する可能性を論じて西早稲田のヤヤコシイ建物での反日活動停止命令の方が良くね。
 で、丁度お昼にラクダ山地鶏の店だわ。http://www.rakudayama.com/
ふむ。ブリ混み。
名簿に私の名前とグループの人数を書き込む。
どうやら朝食を食べていない王子がイラツイた顔で「順番は何人目?」
おぃおぃ王子ちゃんよぉ。尋ねる相手を間違っているんじゃねーか。
目玉を斜め上に持っていきながら「たったの3組だよ。」って適当に答えるに決まっているじゃねーかよ。
45分が過ぎた頃に王子がソレに気づき、自らが確認してきた。
23組目なんだってよ。
王子が”たかだか鶏肉だぜ?ざけんなよ”等と言い出した。
ムフフ、チミは近所の芋加工コンニャクに味噌を塗って焼いて食べてしまっても良いんだよぅ。
これから始まる夢の鶏肉を知っている私には恐ろしいまでの余裕があるのじゃ。
 待つ事120分弱で席に着いたのだった。
目指すは一つ。ラクダ山定食税込¥1,780よ。
一人あたり300グラムの鶏肉が出てきた。
炭火の上に置いた網で皮を下に焼き始める。
王子は未だブツブツ呟いている。
そして、いよいよ焼けた肉をハサミで斬り口に放り込む。
王子の表情の変化を楽しむ。
比内鶏もコーチンも薩摩地鶏の知っているが、私の生きた中では地球上で最高に美味いトリと食べ方なのだよ。
王子の顔が徐々に至福になっていく。
噛みごたえと、肉汁と、その味付けと、皮と身の味わいの交響曲が…。
ヒゲヒゲ・スナイパーがゴハンの上に切った肉を載せ、生卵を落として撮影している。
王子も真似を始めている。
私ゃ、んなことに構わずに胃袋と本能に身を任せておる。
そうなのだ、誰に何を言われようとも、全く意に介さなかったのはこの味が待っていたからなのであるよ。
昨夜のフグも絶品なれど、本日の山の地鶏も銀河系内で一番美味いのだ。
ヒゲヒゲ・スナイパーがシャレで阿蘇牛のソーセージも頼んでいた。
これはこれで美味い。でも、今なら地鶏が全戦全勝になってしまうのだよ。
絶品である。是非ともブログ読者の皆にも食べてもらいたいが、私が行く時には絶対に食べてもらいたくない。

 三人が笑顔になって店を出ると既に15時をまわっている。
阿蘇丸漬本舗なる漬物屋で何だっけ珍かなるアイスクリームを買ってデザートとして、外輪山の景勝地に立ち寄る。






人工建造物の観光地よりも自然建造物の観光地を私は好む。
んでもって、アノ鶏肉だけでも十分だが、阿蘇の景観も捨てがたい。
日没間際の寒さの中、王子は半袖で展望台で撮影している。
愛郷土者の彼も阿蘇山を認めたようだ。
やっぱり、世界一の景色や~感動しながら灰皿も探してみたりもする。

 九州自動車道を博多に向かう。
ヒゲヒゲ・スナイパーは未だ未婚の若さで、福岡でも有数の高層マンションを購入していた。
流石は彼の会社内でナンバー1の凄腕営業マンである。
だが、社内で営業マンは彼一人だけであったりもするが、気にしない。
私は彼の住んでいるマンションのゲストルームに予約してもらっている。
王子は博多駅近郊のホテルに予約を入れている。
先ずは、博多のウォーターフロントにそそり立つヒゲヒゲ・スナイパーのマンション見学だ。
凄い!何が凄いって、ど真ん中が吹き抜けで、何時でも自らの始末が可能ってデザインな。
そんで、ナチズムを彷彿とさせる全面禁煙の狂気的モダニズムが格調高いなぁ。
夜飯は駅の地下街の居酒屋で博多尽くしや。
最後だけは、生ビールの後は各種焼酎コースであった。
今回の〆には相応しいのであったよ。
無論、博多イチモツ鍋

ゴマ鯖

何故か熊本辛子レンコン

柚子胡椒で食べる一口餃子
翌朝、水産関係商社に出勤するヒゲヒゲ・スナイパーの部屋で彼が厳選した海鮮素材を、彼自信が一番美味しく調理してくれた朝食を頂くのであった。
私は、一旦実家で着替えてから再び名古屋方面へ仕事に向かうのであったよ。

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