年末Raja Ampat侵攻作戦〈コテカ覚醒〉しょの肆

27日
　07：30が本日一本目だ。スマホの目覚ましを06：00に合わせ、予定通りに起きる。
マークは布団にくるまって未だ就寝中。
グッヒッヒ、団体生活では先機を制する者が勝利するのだ。
王子も同時刻にベッドから降りてくる。
空いているダイニングで珈琲ベンダーから珈琲を淹れる。
余裕でスナックとフルーツを掴み取りタバコと共に後部アッパーデッキを占拠。
前部デッキで干しっ放しにしていた着替えを取り込み、潜水準備や。
Andiから「明日からは日本チームがボート順位でトップに変わるよ。」
全員平等にボート順位が移っていくことになったらしい。

　Chikin Leef。海水温度31℃。

スプレンディドドティバック？！Andiがボードに綺麗なカタカナで書いて示す。
示してくれているが、日本チームの一番最後ジンガリに就いている私にゃどの魚がソレなのか半分も伝わらぬわぃ。
ってか、小骨の多そうな小魚やんけ。ボディの黒い点が特徴って言われてもねー。
んなもん、どこかの魚のボディにマジックペンで書き込めば十分よ。
ウェブサイトから写真を引っ張れば十分じゃん。自分が撮れそうな魚だけ追っちまうぜ。
超高速でやって来て超高速で反転していくブラックチップシャークの方がカッコエエぞ。速過ぎて写真とか撮れねーけど。

体を拭きバスタオルを巻いた状態で朝食。ベーコン美味い。卵は日替わりで調理方法が変わるはずだ。
Tスケ嬢がダイニングの片隅の置物を撮影してる。そうだ！パプアと言えばコテカや！

自称吟遊詩人の私の頭の中に唄が浮かぶ。童謡調だ。
「みぎ手にコテカ　ひだり手にティッシュ♪」コテカに興味津々なTスケ嬢に捧ぐよ。

　Cape KRI。水温は以降全部全部30℃で統一な。

やっとキタキタ、ワイド系。だが、写真でワイド系を魅せる能力を、私はおろかカメラも持ち合わせていねーぞ。
アケボノハゼらしいけど画像には赤が出てねぇ。

　Cape Mansur。

Andiが示す小物系に見惚れていると、大物がフラッとやって来る。油断できねえ。
ま、ガイドにしてみれば小物系の居場所は把握していても大物系は勝手にやって来るから計算はできないよな。

　Yanbuba Jetty

Jetty と聞いてBaliのJetty Ampoを連想したが、あくまでも小島の桟橋やん。
ってか、桟橋直前まで来てしまうと24人のダイバーに7人のガイドの計31人が混戦してしまうのか、我々はJetty手前でエキジットであった。

　ほぼ我々を含めた客がダイニングで座る位置が決まってくる。持ち込んだ梅酒で晩餐や。
夕食を摂りながら、東ジャワ日本人会の新年会への協賛品として痛風潜水隊から御土産のコテカはドヤって提案した。
東ジャワ日本人学校のガキだけ集めてジャンケンで争奪させては如何か？
ガキ達が股間に付けて嬉しそうに会場を走り回るんじゃね。