2018年1月14日日曜日

年末Raja Ampat侵攻作戦〈秘技桃尻勝負〉しょの陸

 29日やべぇ!来週末から日本行きやっちゅうのに、未だ12月29日分やんけ。一時帰国までに全部いけるんか?
この日も同じく後部甲板のアッパーデッキに珈琲とスナックを持ち込み煙草を貪る。
朝の涼しい風が心地良いのだ。


目の前のソファにはメガネっ娘ソフィが、裾がビロビロの短パンで私の定位置に尻を向けて寝転がっている。既にいつもの光景だ。
ビロビロ裾の短パン生地がひっくり返って、どやっ!って感じで“具”以外が全部丸見えなのにも慣れた。
私が中学生だったら、コッソリ盗撮して今は無き雑誌“投稿写真”に投稿してグランプリを獲ったかも知れん。
鶏肉で言うところの“ぼんじり”が目に飛び込んできても、珈琲とタバコの方が私にとっては上位だ。
ソフィのポジションがアブドラやハワイのお乳首透けスケ・オババならば、真面目に禁煙を考えたやも知れぬ・・・。

 07:30 Manta Sandy
おマンタが現れなければManta Sunday や。等とAndiが英語でブリーフィングしている。
ブリーフィング後、バルセロナ出身のディアナ(Diana・英語ならダイアナ)嬢がハスキーヴォイスで私に話しかけてくる。
ディアナ「両手をこう広げて“オーリー!”って叫んでみて。」
言われた通りにやってやる。彼女は笑い転げながら昨夜プロポーズしてきた連れの二枚目ジョルジにもたれ掛かる。
ちぃ、見せつけやがって・・・。だが、ジョルジは長身で二枚目で性格も良い奴だ。
で、肝心のおマンタポイント。おマンタが乱舞するステージ岩から離れた場所に岩が並べられ、ダイバーは其処に着底して並んで鑑賞って事になっている。
おマンタがやって来るのか、近くまで寄ってくるのかはおマンタ次第だ。
全員が観客席に着く。他のクルーズ船からもお客がやって来る。
私は、ひねくれ者らしく一番端っこを陣取る。
20分経過・・・何も出てこねぇ。
私以上にひねくれ者の桃白白は砂の穴から顔を出すハゼの撮影に取り掛かっている。
チョットでも支持棒とか鳴らすと、全員からヒンシュクを買いそうな緊張した雰囲気だ。
私の傍を大型のバッファロー・フィッシュが通り過ぎる。
皆の雰囲気を忖度した私は、誰にも知らせずに自分だけシャッターを切っておいてやったぜ。




で、やっと一枚出て来るがステージの奥なのであった。
重厚な大型撮影機材の王子に知らせたが、彼はステージ開幕待ちに飽きて、重厚な大型撮影機材で自画撮りの最中であった。

 11:00 同じくManta Sandy
一本目よりも透明度は落ちてきている。
今度は客席に着くなり、7,8枚のおマンタが「さっきは済まんかったのぅ。」と言わんばかりに舞っている。
どう見てもクリーニング中って感じじゃなく、我々に舞いを堪能させるためにやって来ている印象だ。
舞の見せつけ過ぎや。予定潜水時間一杯迄舞っていた。そんで、フィナーレには観客席に飛び込んで来たのも何かショーっぽい。
私はおマンタがドローンではないかと疑ったくらいに見事なショーであったよ。ってか、40分もおマンタの舞を見てたら飽きてくるでしょ。



















 15:00 Citrus Ridge

休憩時間中にシーサファリ8は場所を移動する。
昼食を摂って珈琲を淹れている私に、ケヴィンが昨日撮影したウミウシの動画と写真を披露してくれる。
実に綺麗に撮れている。
ケヴィン「イギリスにはマトモなウミウシが居ないんだ。ソフィも観察したのは初めてなんだぜぃ。」
私「あークリーム色んところはバニラとキャラメル味なんだぞ。その赤いプチプチはホンノリとラズベリーの風味がしてタマンねーぞ。」
私「ウミウシは日本の新年の食卓に欠かせないんだぞ。」
ケヴィンが驚いた表情でソフィとアブドラを呼び出し、両手を振り回して私の話を聞かせている。
ソフィーは胸の前で手を組んで目を輝かせている。彼らよりもダイビング経験が豊富そうなアブドラは私にウィンク。















私の身長とドッコイドッコイのデカさ

 18:30 Arborek Jetty
今宵、右の桟橋内で激しい争奪戦が行われた…

Who Dares Wins…危険を犯すものが勝利を得る…


ブリーフィング前にダイソーで買ったブレスレットになるサイリウム棒のセッティングが間に合わず。
少しでもショックを与えると薬液が混じって光り始めてしまう。あ、チョビっと光り始めちまったぜ。
んなもんで頭の後ろに回したマスクのストラップにTスケ嬢の分と合わせて二本を挿してブリーフィングに参加する。
トードフィッシュ(ガマアンコウ科)や歩くサメが見られるポイントって事で全員の目がギラついている。
ブリーフィングを終えて質問の受付中に、ケヴィンとディアナが私を指して「アノ変な生物も見られるんですか?」私は隙かさず両手を広げて「オーリー!」
それがスペイン地方の教育テレビ番組で、おどけながら教えているスキンヘッドで変なヒゲの教師のキャラクターらしいことは判った。
だが、スペイン方面の出身者にしか受けないことも判った・・・。
ちなみに“オーリー”って~のは「は行」も「あ行」で発音するラテン系言語の基本や。英語ならHollyやね。
「品行方正」も「淫行旺盛」となるのだよ。

 最初は水深20m辺りから攻めて行く。ジグザグを描きながら桟橋に向かう。
私とTスケ嬢がマクロ撮影していたら、その前を香港マカオ3人組の一人が猛然と突き抜ける。
奴のフィンを握って引っ張り抗議や。その抗議を全く気にせずに行ってしまう。
自分が第一。他人を気遣ったり、他人に譲るのは人生の負けだと捉えていやがる。
これは政府や政権が信用ならぬ御国の民に共通の特徴的行動やね。そーだよねー、いんどねしあん?
 先に桟橋に向かったグループの動きが慌ただしい。動き回るライトで判る。
焦った一人が素手でガヤを思いっきり握り倒して誰かの撮影の手助けをしている。
案の定、ガヤを握った輩は手を庇い焦る様子が手に取るように見える。
その点我々のチームガイドAndiは混乱中のグループを避けている。
海中で「ブォーブォー」と鳴く魚トードフィッシュは岩の陰に隠れていて見つけづらい。
が、さすがAndi、見つけて教えてくれる。偶々近くに居た私が其の幸運を独り占めじゃっ。僅かなライトに照らされてもスグに障害物の陰に隠れてしまう。ブヨブヨのアンコウ見たいな身だ。其の姿が見えなくなった後からやって来た、Tスケ嬢・桃白白・王子に申し訳なかった。申し訳無さの証として私の口から適当な鳴き声を発してあげる。グッヒッヒ奴は既に岩の中だよぅ。
中で稲妻が光ってて見てて飽きねぇ
砂に逃げ込む、脚を広げるとコウモリみたいになるタコ野郎!














鳴く魚トードフィッシュ


 で、ウォーキング・シャークだ。
こ奴は15m四方の桟橋を中心とした非常に浅い海域に居るらしい。
恐ろしいのは、この桟橋の周囲にシーサファリ8だけで31名のダイバー、他船からも20名以上のダイバーがひしめいていることだわ。
もうね私のダイビングライトとか要らねーわ。
Andiがウォーキング・シャークを見つける。丁度ライトを消したばかりの私の元にやって来る。
イッヒッヒ、コーユーのはですね、一見興味ないよ~ってフリで大勢から距離を置いた方が得策ではなかろうか。
って、大体水深が浅すぎる。試しに立ち上がってみれば海面は腰までしか無いやんけ。
立ち上がってTスケ嬢と会話とか出来ちゃうのだ。
Andiが再び別のウォーキング・シャークを発見。ライトを消している訳ではなく、点け忘れている私の元に千客万来ですよ。さっきよりも一回り小さい。
あらためて思い起こせば、海の中でサメとこんなに至近距離でジックリ見つめ合ったのは初めてかも。
この辺に逃げてくるんじゃねーかな?ってライトを覆って待っていたら追われて出て来るんだもの。
調子に乗って皆から距離を置いていたら・・・皆とハグレたっすな。
Tスケ嬢と同じ色のサイリウム・マカーを追ってみたら別のクルーズのダイバーだった。
諦めて、立ち上がってシーサファリ8のダイブボートを探す。
ボートに乗れば、ルームメイトのピーターと北欧からやって来たヒゲヒゲ・ジャビール&連れのぷりケツネーチャンが居た。
「ウォーキング・シャークを見たか?」の問いかけに私のカメラを見せてやる。
ウゴゥグルォォォって、狩猟民族の雄叫びを上げて、再び機材を背負って飛び込む三人であった。
残された私はボートクルーに言った。
「ありゃ、当分上がってこねーぞ。放って置いて船に帰ろうぜ!」









アブドラ・アブドゥールの何処がエエのん?Tスケ嬢に訊ねてみる。
ぷよぷよ出っ張ったお腹なのか?
だらしなく垂れたケツなのか?
ケツか、ケツがエエんか?
王子が言った「ボクのオシリも締まりはイイよぅ。」

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