2017年9月12日火曜日

Komodo 巡航作戦(しょの参 天然物・野良ドラゴンさんチィ~っす!)

船は今回の航海で一番長距離を走った。
揺れる海域もあったらしいけど、何故か私はソーユーのが好きらしい。
ハンモック気分で熟睡していた。
(多分、オカに上れば再び怪しい揺れを楽しむハメになるのであろう。)
日が昇る頃にコモド島の東に浮かぶリンチャ島最南の湾に入った。






全く手付かずの天然山。人は北の限られたエリアにしか居住許可が降りないエリア。
無論、勝手に上陸も禁止である。
いつ、支那共産党支配地域資本製のキングコングが出てきても全く違和感がない。
今日の4本の潜水はこのエリアで楽しむのだ。
曇っていた空も晴れてきた。
06:00にダイニング・デッキで軽食と珈琲。
案の定、韓国チームは引率のお嬢さんしかやって来ない。
一服しにアッパーデッキのソファに向かったら、宴会のままブッ倒れている者が数名。
引率ネーチャンが船内を「うぇいく~あっぷぅ。せってぃぃぃんぐ!」
と叫んで回っている。
結局2名がスキップ。
Bali で言えばヌサ・ペニダに近い位置。よって水温もやや低め。
よって、今回はゲージやレギュの保護用に持ってきていたフードベストも着用。
1本目Cannibal Rock Point へボートは向かう。
3,2,1の合図で一斉にバックロール。
海面に出るとR隊員が叫ぶ。
「フードで滑ってマスクが落ちちゃったよぅ。」
海を覗けば十分拾える距離で沈降中。
ガイドに合図して先に潜らせてもらう。
深度10mも行かずに回収。
海面で待つR隊員に渡せられた。
先に潜っているガイドが我々にライトで合図してくれている。
難なく合流。


肉眼でハッキリと見える無数のプランクトンの御陰で視界は10m以下。
ま、それ故に西のコモド島南部ではおマンタが乱舞しているらしい。


崖を登る感覚での潜水も又面白い。





エリアの名物らしいシー・アップルっつうナマコにも挨拶。



ゼブラ模様のカニ・・・生物は凄く豊富だ。



 2本目はYellow Wall っつう、黄色い壁の海域。
船からダイブ・ボートに乗り移る際に今度は私がマスクをポチャリと犯ってもうた。
ボート・クルーが素早く制服のままで飛び込んで回収してくれた。私も十分カッコ悪ぃ。
ワイドで黄色い壁を撮りたかったけれども、やはりプランクトンだらけで断念。













安全停止中にカエルアンコウ君。何かホッとするなぁ。

 ボートに上がって、エキジットポイントの近くの海岸を眺めると何かが砂浜で動いている。
ボート・クルーに尋ねると、野生のコモド・ドラゴンなんだって。
野生、天然物、野放しやからねぇ。移動も制限出来ねーよなぁ。
 昼食後、急遽野生の野良コモド・ドラゴン偵察部隊が編成された。
当然、上陸はダメ。餌とかちょっかいを出すのも御法度。
何せ、ドラゴンさんは泳ぎも達者。爪はメチャでかくて鋭い。そんで歯には東部の乾燥地帯で鍛え上げられたバクテリア群がギッシリやもんね。
万が一、噛まれたらバクテリアがリンパを腫れさせてヤバイ。
実は昔、某海外で似た様な傷を負ってしまい、右足付け根から切断されかけたのは私だったりするけどな。
距離を置いて観察するだけだ。
私自身、コモド・ドラゴンはスラバヤの動物園で見たっきり。
ボートの先頭にはドラゴン避けの櫂を持ったボート・クルー達。


コモド・ドラゴンってばボートにも興味を持ったらしくて、泳いでやって来るのね。


体長は2m超はある。私の身長よりもデカい。
メロンなら丸呑みできるお口。
す、素早いぞ。
櫂で海面を叩いて威嚇するボート・クルー。

そんなこんなをしていたら、芸能プロデューサー娘が撮影していたスマホを海にポチャリと・・・犯っちゃったよ、おぃ!
スマホが落ちた場所は透明度も良くて海底まで見える。ってか、水深はヘソか胸までしかない。
んがっつ、さっきコモド・ドラちゃんが泳いて居た所やん。
嗚呼、アーアー、増えちゃったよ!ドラちゃん達
砂浜の先にある木陰からドンドン出て来て海に入ってくるよ。




 


結局4匹が出て来ちゃったやん。小さい奴で体長が1.5m位。
こりゃぁ、素人が勝手にドーコーしたら絶対に迷惑になるね。
退散となった。

芸能プロデューサー娘の話ではスマホは防水エクスペリア~嗚呼良かった。
じゃなくて、スマホカバーには持って来たクレジットカードが全部はさまっているソーな。
 で、今度は船上でクルーによるスマホ奪還部隊が臨時編成された。
ボートは二艘。
1艘には厨房から持ち出された器の中に生肉。
コレを舳先に固定して、鼻の無茶苦茶利くコモド・ドラちゃん達を誘き出して遠ざける。
もう1艘には数人のクルーが手に櫂を持って乗り込む。
その中の一人は今日のヒーローとなったのだったよ。
デッキ上で皆と一緒にクルー達の勇敢な連携プレイを眺め終わった私は3本目の潜水迄キャビンに引っ込み昼寝だす。
後でクルー達に聞いたけど、ドラちゃん達、アノ体格でもまだ小さい方なんだと!

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