2017年9月12日火曜日

Komodo 巡航作戦(しょの弐 ゴルァァァ国際親交)

 全員が乗船しセレモニーが終わると船はユックリと移動していた。
Labhanbajo から東に浮かぶBidadari 島。何処かのリゾートホテルとレストランのみの島。
其処のリーフでチェックダイブ。


客側からすれば長い移動の後の潜水準備体操的なモン?
今回同乗する4名のガイド達からすれば、前もってSea Safari Cruise に客側から送ってあるダイビング・ライセンスの真偽っつーか、個々のダイバーの習得スキルの見極めでもある。
下手にインストラクターって虚偽申告をしていてもコレで見破られてしまうかも知れんよ。

 予定では15時から最初のダイブ・ブリーフィング。
40分前にキャビンを出て、珈琲を淹れてデッキで一服。
ウェットスーツを着込みカメラを持って準備万端に揃えたのが10分前。
ガイド以外は未だ誰も出てこない。
R隊員とガイド達が私を指して「Wadoh It's Japanese style !」等と話している。
チ~ガ~ウ~ね。私のスタイルなのだ。
私も皆が揃うなんて予想していない。
むしろ、これからダイビングデッキに出てきてアタフタと準備を始める連中を、一つ上のデッキで一服しながら鑑賞するのが狙いなのだよ。
ウェットスーツの着用から装備の弄り方を見ていれば、誰がビギナーで誰がベテランかの見当がついてくるのだな。
潜るのは私の他には韓国からのお客が12名。
しかし、皆さん機材に金を掛けている。重器材&ウェットスーツも新品で通用しそうな高級品。
どう見ても3mmの厚さが半分の1.5mmになっているヘタリ・ウェットスーツは私だけやん。
中にはO.W.を取得してそのままやって来た強者もいらっしゃる。しかし、自らがプライベート・ガイドをクルーズにオーダーしてエキジットまで付きっ切りで手伝ってもらっている。
後で本人から聞いたが、日本製釣具の代理店を営んでいるそ~な。
クルーズがオファーするプライベート・ガイドの料金は数十ドルらしい。
お金で買える経験とスキルなら安い!そして見栄を張らずにP.G.をキッチリとオーダーしている所が偉い!
ブリーフィングが英語で始まった。
今回は、A・B・Cの3チーム。其々にガイドが付く。
R隊員と私はチーム・チャーリー、P.G.と釣具屋以外は全員インストラクター資格保持者なんだと。
一番若い兄ちゃんは海中ビデオのプロ・ディレクターだと言っていた。
一通りのブリーフィングの後に、韓国グループのリーダーらしい女性が韓国語に訳して再度ブリーフィングをしている。
私は韓国語の説明を聞いていても何となくしか解さないんでセッセと自分の準備に没頭や。
Angel Reefにボートが入る。一斉にバックロール・エントリー。
ま、チェックダイブやからね。
いつもBali で潜っていれば良く出会う生物っす。無論、日本等の他の地域からやって来れば珍しいであろう。







Cチームのガイド、Ronny.Lが私にも一つ一つ教えてくれるが、殆どの写真やビデオは他のメンバーに譲る。
エキジットしてチョット驚いた。
男性陣はそ~でもないけれども、綺麗なお嬢さんが4名程、居たはず。
なのにダイブ・デッキには一人しか居ない。
一緒に出発した他の女性3名が居ない。
見たことのない妙齢の女性3人に入れ替わっておった。
あ、あいごぉぉぉ~っ。
 船で軽食の後に再びキャビンで軽く寝る。
ナイト・ダイブも同じ島の同じポイント。









Ronny.Lの手をクリーニング








ナイト・ダイブを終えると給仕係が温かいココアを用意してダイブ・デッキで待っていてくれる。
実に心休まるサービスなのである。
 シャワーを浴び、ライトの電池やカメラをダイニングデッキのチャージ・コーナーにセット。
サラダ・スープ・4種類のメインディッシュ、沢山の果物で夕食。
そのままアッパーデッキに誘われる。
そこで日本人一人、韓国人12名による大宴会となった。
5泊6日の旅であるが、韓国人グループは毎夜×数本のウィスキー・焼酎・ブランデー各種ボトル&冗談ではなく300缶以上のビールを現地で買って持ち込んでいたのだった。
対する私は家に一本だけ残っていた、チャンギ空港免税店で買ったチョーヤの梅酒1本だよ。
取り敢えずはXOを頂く。
ダイビング器材だけでなく、リゾート着もブランド品。
煙草はJTのアイコスにマイルドセブン。
スマホやタブレットもアップルかSonyだよう。
凄いねー。私なんてタブレットは赤札天国で買った格安中華パッドやで。スマホだって消耗品だと割り切っているのに。
英語で会話していると、殆どの方々が日本語でも多少の会話が可能だと知った。
日本語での下手な独り言も出来んなぁ。
芸能関係者も数名。Youtube で日本でのコンサートとかを見せてもらったが、世界のド田舎に住んでいる私にはサッパリ知らん。
酒だけでなく、ブルートゥースで繋がるワイヤレス・カラオケマイク2本まで持ち込んでの大宴会なのである。
これで、明日07:00のダイビングは大丈夫なのか?!
引率している女性に尋ねてみる。
彼女曰く「初日は好きにさせるのよ。明日の夜からは程々に収まると思うわ。」
ま、そりゃそ~だ。
数名の男性に言われた。
「オマイの骨相はグレート人物だと語っている。」
喜ぶべきか・・・意味が解んねーし。
隣の尾根遺産が¥300で買ったGlimmer製速乾Tシャツ越しに私のお乳首をイヂリ始めてきた。
宴は超タケナワでお返しもしたかったけれども、後が怖そうだし・・・操舵室に退散。
R隊員他、数名のクルーやガイドと談笑に耽る。
イ人「韓国の人達、凄い経歴を披露していたろ?」
私「まぁね。」
イ人「韓国人はどうしてドーでもいい事まで自身を大きく語りたがるんだろうねぇ。」
世界中の国からの客を見てきた彼等の経験談を聞いていたのだった。
翌朝は06:00から軽食タイムなんで23:00には寝た。

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