2016年1月8日金曜日

皇紀二六七五年末潜水作戦 嗚呼落涙必至 悪魔ノ囁キ編

【警告】以下、尾籠な話も出るかも知れんから、あんまり読むな。
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06:30起床。湯を沸かし持ち込んだドリッパーで珈琲を淹れる。
例え一泊でも挽きたての豆とドリッパー一式は持ち歩く私。
ソコソコ美味い豆は収穫出来るのに、美味い豆で上手く淹れた珈琲にはなかなか出会えない不思議のインドネシア。
07:00に宿の朝食ナシゴレンを摂取。
08:00には完全装備でイチヂカン中尉と波のない海面に浮かぶボートに乗り込む。
一本目は一番乗りのブルー・ラグーンでいつものコース。
今日も晴天。水温はやや下がって29℃。
私が岩の下を覗けば同じ様に覗く。
一眼レフをハウジングに収めたイチヂカン中尉殿は中性浮力全開でイイ感じに付いてきている。
確かに上手くなっている。日本に帰国して成長したジャン。
オピンクのハダカオコゼをイチヂカン中尉が見つけてくれた。
帰国後に一度だけダイブショップを通じて西伊豆で潜ったそーな。日本の海の初体験。
たった一匹の小振りなヨウジウオ(ワカヨウジか?)にツアーの客全員とガイドが興奮して順番に撮影していたらしい。
中尉一人だけ醒めていたそーな。
まーそーだわな。ウヨウヨ居過ぎて最近は全くレンズを向ける気にもならんな。
二本目はジェティ。
ボートがポイントに到着し、コンビニで買った軽食を平らげていたら、
K教導隊長率いる教導隊員潜り倒しK氏が桟橋先端近くで浮上するのを目撃。
暫し後にK教導隊長と隊員達が浮上してくる。手を振って互いに挨拶。
K教導隊長より『ジェティの海中には東から西への流れあり』との情報を入手。
K教導隊のボートがブルー・ラグーン方面に向かうのを見ながら我々も潜水を開始する。
オヤオヤ?流れは治まっている様子。水温は28℃半ばだけれど今までと比べればチョット涼しい。
 桟橋先端に屯する昨今凶暴化の著しいゴマモンガラを避けて桟橋内部を浅瀬に向かってユックリと移動。
移動しようとしたんだ。
そこで、私の下腹が・・・。も、もぉよぉしてまいりましたぁ~!
下腹部方面より緊急入電。「ワレ排便ヲ要求ス。」
私のオツムだかココロだか知らんけど、様々な人格が出現して各々が尤もらしい意見を述べては去って行く。

 確か30年位前に私が会社員兼潜水インストラクターをしていた頃、同業者との飲み会で話には聞いていた。
しかし実際の話なのかどうなのかは不明だ。
何せ海での話しだ。釣り師の逃した魚サイズ話と同じだ。
参考までに聞いていた程度だ。
自称経験者曰く。
一、レギュは咥えたままタンク&BCDを脱いで海底に安置。
二、ウェイトベルトを外して膝に仮置き。
三、ウェットスーツを腿近くまで下ろす。
四、水着も下げる。
五、ウェイトベルトの両端を左右の手に握りフィンの踵でベルトを踏みつける様にして体勢を固定。
六、放物開始。
七、装備装着の後に何事もなき様子で撤収。
・・・なぁんだ~この通りにすれば大丈夫じゃん♪
・・・Noぉぉぉぉ!バディはイチヂカン中尉だ。
  彼女の事だから深く考えずに傍で私と同じ行動をするはずだ!
   嫁入り前の女性にそんな格好を・・・させてみるのも一興か。
・・・スッポンポンになって犯っちゃえよ。
  理由は凶暴なゴマモンガラを威嚇してバディを守るためだよ。
   古来よりチベット奥地の漁師に伝わるスタイルだ。
    って事で一つヨロシク。
・・・平然とした表情でハダカになって犯っちゃえ。
  そんで陸上でも偶に犯っちゃえ。そうすればアリバイも成立っと。
   ああコノ人は普通に何処でも漏らすタイプだったんだ~と軽く理解してくれるんじゃね。
・・・先ずは犯れ。とにかく犯れ。犯っちゃえ。
   後は夢にしろ。お前だけが忘レロ。お前だけ忘れれば其れで無問題。
・・・お前等ね、いい加減な事を言ってんじゃねぇよ!
  このまま犯っちゃって、ウェットスーツの足首から少しづつ廃棄すれば問題ないって。
   襟元から少しづつ足元へ海水を送り込んでしまえば完全犯罪の完了だよ。
    どれくらい海水を送り込めば済むのか知らんけど。
・・・そのまま犯れ。どうせこの後はボートでショップに戻るだけだ。
   エキジット後「今日はアウトリガーに掴っていたい気分♪運ちゃんガンガン飛ばしてね。」
    とホザイて水流の中で洗濯しちまえ。
 ・・・お前ぇぇぇ!ソレ、トッテモCoolネ~チョト惚レソウ。
どうも私のオツム&ハートには根っからのサディストしか存在しないらしい。
体内討論と苦悩は続いた。イチヂカン中尉に悟られずに・・・。
ま、結局三匹のカエルアンコウを見つけた頃には治まったんだけどね。ショップのトイレまで耐えたよボク。
教導隊の教えてくれた流れには全く遭遇せず。此処の海ってソーユーもんだわ。
30分もすれば海況が変わる。
柱を観察しながらジグザグ状に浮上していく。
水深3mで行く手の柱間に釣り糸が張ってある。
ナイフを取り出して切断。
切断した糸の行方を追う視線が其の侭チビ&ピンクちゃんへ。
イチヂカン中尉だって、4~5cmの白茶クマドリを見つけたし。
イヂル時はイヂルけど、見直す時は見直そうじゃねぇか。
イチヂカン中尉も成長したのぅ。フロート失くしたけど。
私も成長したのぅ。ウンコ我慢できたし。
私は所要の為、次に潜るのは元旦の後となる。
イチヂカン中尉も大晦日は誰かとの逢瀬の為(多分)、次に潜るのは元旦の後となる。
彼女の場合は世界の各地に支店や営業所があるから知り合いが多いしね。 

 日本人の多くがクダラナイ紅白を眺め御屠蘇気分に浸るであろう年末年始。
そんな時にも、治安維持に、災害防止に、医療に、運行に、インフラ維持に、普段通りに働く方々へ感謝あるのみ。

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