痛風潜酔隊黎明期、不気味な酒飲みオッサン集団に対して勇猛果敢にも自ら入隊を希望された婦女子が居られたのだ。ここん所、強調しておきますね。大事な所なのでもう一度書いておきす。“自ら入隊希望”してこられた、うら若き未婚美女が2名も居られますた。下手すると五十年位経ってから反日新聞が「強制連行!補償と賠償を」等とかくかもしれませんからね。
その怖い物知らずの美女の御一人が現在もバリ島サヌールで凄く真面目に正しいダイビングを指導されておられるK教導隊隊長。そんでもう一人がバリ島の遥か西、電気もマトモに来ない島でダイビング・ガイドをされておられたJ僻地駐屯隊長(別名頻尿ヒンニョ姫)でありんした。
ところがJ僻地駐屯隊長殿、常連客のスイス人富豪夫婦に惚れらて、その夫婦の倅と遂に御成婚となったのでありました。我々痛風潜酔隊もお祝いとしてデミデロン一式を献上したのでありました。
(注)デミデロン:「威可王」こんな感じの漢字で市販されている夢の薬。某元スラバヤ領○館駐在の警察からの出向領事が古巣の生活安全化にて薬物検査を行い、【安全・安心】とお墨付きを与えた夢のお薬。痛風潜酔隊の謀略により齢アラエイティの方に人体実験を施した結果、花丸を受賞した。4錠でRp.50,000-位だっけ?後にスラバヤへのデミデロンの伝来は種子島の其れと同列で語られる事となる。無味無臭故駐在員の奥方は御主人の食事にコッソリ混ぜてもOK。男女兼用ですと♪
で、そのJ僻地駐屯隊長が久し振りにスイスのジュネ~ブからインドネシアに現れたので、スイス人のご主人と一緒にTulambenへ一緒に潜りに行ったのである。メンバーは斬込隊長・J僻地駐屯隊長夫妻・R姐・私だ。
Tulamben の海の中は相変らずであった。恐らく海外から遙々とやって来たダイバー達には十分楽しめると思われる。そう、少なくとも5年以上前のTulamben の沈没船界隈を知らない観光ダイバーには全く問題ないんじゃないかな。適当に「わぉ!とれびあぁぁぁん。しゅぶぬぷれぇぇぇどすえ。」と言ってりゃ済むんじゃねぇかな。海の上は風が強く、風が強いという事は洗濯物が良く乾くが波も強く高くやって来る。エントリー・エキジットでの転倒者が続出である。
前述の多少不満気味のコメントの意味は色々有る。やって来る数日前に、御フランスのダイバーがドロップオフでカンムリブダイを銛で撃ち殺して警察に捕まった事も有るが、根本的に違う。
…ハッキリ言ってTulamben もうダメポ。って感じがグォングォンと擬音と共にワタクシを覆って来るのである。痛風潜酔隊発足時の海ではないのである。沈没船の破壊はダイビングする度にハッキリと判る。
そして、最近強く感じていたのは海中の生物の変化なのである。毎月の様にTulamben に潜り続けていると認めたくは無いけれども、何か違うという気分が擡げてはいた。只、仲間の気分を害するのも如何な物かと黙っていた。しかし、もはや黙っていられないのだ。もうね、Tulamben ダメポ。初心者にはまだまだ楽しめる余地は十分あるのだろうけど。ってフォローになってる?まぁ良いか。観光業の方、本当にゴメン。異論を感じる方も居るかもしれないけど、かって水深5~10m位にゴッソリ居たシャコ貝は何処に逝っただ?!ギンガメの群然り。過っての海中生物と現在の生物の違いは何なんだよ?
陸の環境も全く違っている。原因の一つは観光客の要望なんだと暴言しちゃる。無論食事に関しては未だに観光客の要望は無視されているので含めないけどな。5年以上前のTulamben には宿泊出来る所も今よりは遥かに少なかった。大体泊りがけでダイビングにやって来る物好きは少なかったのだ。むしろ痛風潜酔隊位の呑ンベで面妖な連中だった。何故ならば他の観光地から日帰りで十分行ける場所である。当時ナイトダイブやましてや日の出ダイブを犯らかすのは極少数のダイバーだけであったのだ。所が飛行機の機内誌などで紹介される様になってから、ホテルは増えた。そしてお決まりのプールも増えた。プールには維持の為に薬剤がぶち込まれる。定期的にプールの水は替えられる。日本の様に中和剤で処理してから放水なんて有り得ない国柄である。そのままで海に放流じゃねぇの。宿泊客が増えればその分排泄水も増える。下水処理等有り得ない国柄である。海の環境が変わるのは当然かもね。いずれ環境保全が可能な先進国でしかダイビングを楽しめなくなる日が来るかもね。若しくは南極大陸でしか潜れないとか。
っと、私が書いているのは暴論でありんす。何故ならば数字で示せる「被度」のパーセンテージも計測したことは無いしな。だけど、ホテルが出来て海との間に出来る擁壁も海岸環境に影響が出る要因の一つなのは昨今知られているじゃん。波が硬い擁壁にぶつかると戻るときの力が一層強くなるって話な。戻るときの力が強くなればその分砂や小石を沖側に持ち去ってしまい、結果的に擁壁の基礎部分も脆くなる。砂は無くなる。って元々砂の有る海岸じゃないけどね。
そーゆー事と関連性は全く無いけれども、大東亜戦争の際に日本軍に大破された沈没船リバティ号の崩壊も一層顕著になってきておりました。特に船首部分は崩落状態。手っ取り早く使い物にならないシナの空母でも沈めないと観光の目玉が消えて無くなっちゃうよぅ。
因みに約束であったデミデロンの使用感をスイス人のダンナF氏に問い詰めておいた。
「ジュネーブの種馬と呼ばれる私には無用の物だぎゃ。」だそうです。
英国の料理本、スイスのジョーク集、共に薄っぺらさで競っている。っと、何処かで読んだ本に書いてあったが、そうでも無いらしい。F氏はジョークの解る良い男なのであった。
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