2013年9月13日金曜日

秘部ぉ~秘所ぉ~責めるのぉ~作戦~アッハ~    【Secret Bay 威力偵察作戦報告】

  斬込隊長から突然話があった。
バリ島最西部のSecret Bay は如何なものかと。
先ず頭に浮かんだのは遠いゾー、設備は?、タンクは?海中放尿Ok?
ジャワ島を目の前にすると、どうしても爆弾漁が盛んで貧相になった海の思い込みのイメージが先行するのだが。


10年近く前に実際に潜った斬込隊長の話では
ゴミだらけ。
ヘドロ満載で視界が悪い。
だけど、そのゴミを利用して面白い生物がウヨウヨ居る。
昼間は余り出て来ない甲殻類が真昼間から徘徊してた。
だが、自分で逝って見る事も大事である。
むしろ実際に現地に行って自分で体験する事が、百千万の評論よりも重いのだ。
下の方で、日本の地理的隣国を私が嫌っている内容を書いた。インドネシアで実際に、超ミクロなプロジェクトを中韓の人たちと組んだ経験から自分で感じ取った結果である。つい先月もJakarta スディルマン通りにあるビルの居酒屋で、プロジェクトに一緒に携わった日本人達と飲んだくれた。
一致した意見は「もう金輪際連中とは関らずに仕事をしたいものだ。」だった。
彼らは日本の大学や大学院で学んでいて日本語はペラペラなのに、感覚感性思考回路その全てが、表面的にはともあれ根本的に違った。日本人が一番気にする《恥》のポイントが違うのは決定的だった。勿論インドネシア人だって多種多様だけどな。物資・サービスを提供し、金銭と交換する。そんなビジネス・ルールの基本すらが違っている。日本国内に限らず、他国で、又異なる国の人達とビズを行なうのに、一番簡単で大切なのはフェアかアンフェアか。と言った単純なルールだと私は信じている。尤も此の国でフェアって、何か噴出して鼻水が出た。しかし、フェアプレイ精神が自然に体現出来る外国人故にビジネス・チャンスが有るんじゃねぇのか。そして私は特定亜細亜の連中と仕事で組む事は辞めようと決めた。実際に付き合ってみて本当に良く解ったのだ。
って、そんな小難しい事など今はどーでも良い。
シークレット ベイ がどんな所なのか行って見る気になったのだ。
ナニも実際に眺めて触れてみて初めて解るのだ。
体験に勝る評論は無いのだ。
計画に当たって、
タンク確保
満干時刻確認
移動ルート
此の位は用意すべきだろう。
先ずはタンクの確保。コレは以前から伝え聞いていた馴染の店で確保できた。サヌールから持ち込みとする。
次に潮の確認。之は海士長から訓えて貰った
http://www.choseki.com/as/west-indonesia/banjuwangi-bali-str を用いる。一時間の時差だ。
 問題は移動ルート。Nugara経由とBedugul 経由の2つだ。地図上ではTabanan Nugara を経た方が短い。昨今の地元の話ではNugara経由では物流トラックの事故や荷崩れ、良くてもノロノロ運転で運転者の負担が大きく、又、時間が全く読めない。との話だ。現にジャワからクタ方面に向かう観光バスは態々大回りをして避けている。対する後者はBedugul の海抜高度が気になる。潜水後の帰路にはリスクが有る。

従って往路はBedugul-Lovina の北周り経由。往路はNugara-Tabanan の南回りとした。
マルゴーサンマルにSanur を出発。順調にBedugul 、Singaraja 、Lovina を抜ける。思ったよりも道が良い。何時も移動するBali の東部海岸とは地形も異なる。水田は少なくて乾燥した風景。4時間でSecret Bay に到着した。設備は予想以上だ。駐車場はあるし、シャワー・トイレ・機材の洗い場もある。




此れならば御夫人も同行できる。ダイブ・サファリ中のフランス人の団体もやってきていた。海上警察のボートが繋がれている近くの桟橋から海面を覗く。

透明で綺麗だ。潜行予定時刻まで一時間以上ある。R姐の作った卵サンドとポットからの熱いコーヒーで休憩。

いよいよダイビングだ。恐らく西部国立公園になっている山岳部から地下を通って海底で湧き出す地下水の影響だろう。山が綺麗だと海も綺麗だという言葉を思い出す。

海水は冷たい。寒さに耐えられずに45分で浮上。平均して24℃、冷たい所で22℃。最大水深7mであった。タンクのエアーは未だ半分残っている。そう、タンク1本で2回潜れちゃうのだ。見たい獲物がこじゃんとおるぜよ。僅かな時間に豊富な生物に出会える。濃厚だ。




 映像の他にも大きなカニ等が現れた。実は色々な生物映像が撮れたのだが、斬込隊長が指示棒で盛んに悪戯をしているので公開は見送るのだ。棒で何かとつつきたがるのはG3s-Kの指導なのか?オヂサンの本能?欲求不満?

 人間が行なう自然破壊に対して、此処はマダマダ自然が圧倒的に優位だ。海底のゴミを生物が有効に住処として活用もしている。自ら進んで環境を破壊する気は無いが、それでも「現地の人達の生活の糧を失ってでも自然を守ろう」なんておこがましくて言えない。どうせ壊れちゃう自然なのかもしれない。行くなら今の内だ!
ナイト・ダイビングも面白そうだ。方位を見失っても、ユックリと教科書どおりに浮上すれば問題は無い。

 二回のダイビングで十分満足だった。なまじ代わり映えのしない海に体力勝負で四,五回潜るよりも内容が濃い。
モスクのスピーカー音が聞こえるが、そこいらに牛と犬も寝そべる長閑な雰囲気である。20年以上前のバリ島南部もこんな感じだった気がする。ダイビング施設と呼ぶには怪しげな掘っ立て小屋には男集が6,7人暇そうに集っている。どちらかと言えばご近所の集会所って所だ。聞こえるのはバリ語。その内に賭博が開かれていた。施設使用料は不明。何せ、単なる空き地にも見える施設だ。簡単にシャワーを浴び機材を積み込み、ユックリと車を走らせはじめる。男集は使用料を要求するでもなしに博打に熱中。よって使用料が存在するのか否かも不明。居合わせたバリ人のダイビングガイドの話しでは、もしも要求されたら一人Rp.20,000-も払えば十分だそうな。一応用意はしていたが誰にお金を渡すのか、誰かがお金を要求してくるのか、そんな雰囲気がさっぱり無いのだ。ひたすら賭博に集中してた。
バリ島で昨今普通に感じてしまう、観光客=素敵な金蔓=見事なカモ、って雰囲気が感じられないのだよ。
 今後の為にとGilimanuk でホテルを見たが、名前はHotel 、実質は…?って奴ばかりだ。外国人には滞在そのものが辛いかも。因みに蚊と戯れるファンルームがRp.50,000-、グォングォンと賑やかな室外機一体型エアコンルームがRp.150,000-だ。私は泊まりたくない。ベッドシーツに何か素敵な虫が居そうだもん。食事は…名物のアヤム・ベトットゥの店ばかりか。バビグリンの看板はあったが看板だった。多分一番無難な現地食はナシゴレンなのかな。
 帰路は食事無しで延々4時間。運転者にはストレス負担が飛びっきり大きい南回りだ。運転者に気遣いが出来ないメンバーと一緒では悲惨だろうな。
次回の偵察任務ではタンク・チャージ若しくはレンタル可能なショップの確認と、マトモな宿泊施設の捜索だな。ポイントからLovina 方面へ小一時間程行けば在りそうだが…。今回はディーゼル車両を借りた。車代と軽油代とタンク代を三人で割っても、千三百円也で収まった。燃費良過ぎだ。但し、運転手の疲労は三万円位???

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