2017年6月1日木曜日

裏切りの湾にウベゴンが朝寝 潜水作戦

 もうね、プロ・アマ問わずにあらゆる国際スポーツに汚半島が参加していたら、日本は試合を辞退しても良いと思うのよ。(オリンピックも含むよ)
徹底的に・・・奴らが出るならヤんねーよ。で十分よぅ。
国交断絶が一番なんだろうけどね。


ついでに日本主導で実力オンリーの完全フェアプレーな国際試合でも始めちゃえば良いんじゃね。
(出来れば支那共産党支配地域国に半島も飲み込ませた状態で認めてやんなよ。アハハ、ワン・チャイナ~ 無論台湾は別の独立国よ。)
既存のIOCとかFIFAとか、そーゆー銭金絡み八百長競技団体とはプレーヤーも観客もニーズが完全に別れるんだし、共存できるやん♪
でも、既に役目を終えているのに何でも飛び付くダボハゼ集団”経産省”にだけは振って欲しくないかなぁ。何一つ成功させてないしな。

 例によってホテルの駐車場で合流。
K教導隊長の運転手と専用車のコンビネーションは移動も素早い。
50分少々でパダンバイだ。
今日は昨日の隊がいつも使うショップではない。K教導隊長御用達で現地に向かうのだ。
フェリーの港を横目で見ながらボートは出航。
 我々のボートは一番乗りでポイントに到着。
船頭さんに”ドロップオフで待機”と伝え速攻準備して即エントリーよ。
バックロールで海に突っ込みながら・・・思い出した!
指示棒がボートのバッグの中やん♪
まぁ、勝手知ったる者同士やし、勝手知ったる場所やし・・・。
そ~考えながらもBCDポケットの中にステンレス製のカレントフックが収まっているのを思い出してBCDに固定する。
昨日の激ヤバ上級者ポイントに向かう際、万が一のために忍ばせておいたんやった。
カレントフックだけでは物足りないので海底の手頃な石もポケットに入れておく。
海底から冷たい冷た~ぃ海水がやってきているのね。
まずはオオウミウマ二匹に挨拶しておく。

そしてジョッシュの情報通りの場所に向かう。
ジョッシュが和名「おおせ」英語で「Wobbegong Shark」(以下ウベゴンで統一)に出会ったのは48時間近くも前のことだ。
従って、移動しているやも知れぬ。
K教導隊長が先に覗いてみる。
何せサメの寝床になるような場所なんで、実に奥まっているのだ。
写真を撮ろうったって、でかいハウジングでは無理かもしんネ。
で、結果は・・・呆気無く居た。

5~6匹のハダカオコゼに入り口を守られて寝てやがる。



頭部から背中にかけてのデザインが丁度厚手のフライパンかスキレット状なのね。
果物入れにしても良い感じ。

その場所なんだけど、こりゃぁ其処に居るって前情報でも無けりゃ見つけるのは無理だね。
お客を連れたガイドにしたって、手前で門番やっているハダカオコゼを見つけてお終いじゃねーかな。
ウベゴンを観察するにしても無理な姿勢を強いられるし、海底から押し寄せる冷たい海水にグングン体を押し上げられちまうんだぜ。
カメラ上部に固定したINNONのライトを取り外し、K教導隊長の撮影のために上部にあった穴から御本尊を照らしてあげる。
しかし、ウベゴンって上手い位置に潜り込んだもんやねぇ。
ジョッシュの情報では1.3mクラスと80cmクラスの二匹が居たらしいが、我々は一匹しか会えなかった。
 発見があっけなく終わったんでドロップオフの先の方でホウセキカサゴとかを探索に向かう。
ヒョットしてもう一匹がドロップオフの穴で寝ているやも知れんしのう。
以前もサメ(子供のホワイトチップ)が寝ているのに出会っているしな。
透明度は20mと言って良い状況。しかし海水温度は無慈悲に21℃やん。
K教導隊長はジョッシュの情報を元に13mをヒタスラ捜索。それに浅場の方が少しでも温かいからね。
私は独自の勘でもう少し深めを移動する。っつ~か、以前ジョッシュと一緒に潜った時に彼が念入りに見て回ったルートね。
こーゆーのって、どうしてもダイバーは自分の体験をベースにして捜索してしまうんだよね。此の点は釣り人と一緒かもね。
そんで、出会っちゃった訳だ。ボロカサゴ君。
左右に体を振りながら胸鰭で転ばぬようにユックリ歩いているのね。
出逢えたのは超ラッキーだったのかも知れぬ。
ライトを消して肉眼で見ればウミシダと見分けがつかんもんね。
徐々にライトを遠ざけると・・・

ほぉら

ホレホレ・・・

ライト無し。素で探すのは厳しいやろ?
カレントフックのステンレス部でタンクを叩く。
ふぅミュ・・・やはり何時ものベル付き指示棒とは異なる響き。
視界の良い海中を見渡しても彼女の姿は見えぬわぃ。
ポケットの石でタンクを叩く。
冷たい海底で色んな物でひたすらタンクを叩くだけの人型オス生物が此処に居た・・・。
残りのエア量を見れば渋い表示だ。
こりゃぁ、ボート上で再開やね。
そう判断して浮上行動に移る。
浅瀬に向かっている途中、エントリーしたばかりのグループが見えた。
出掛けの駄賃って事でガイドらしきリーダーに、ハウジング越しのモニターでボロカサゴを見せてやる。
15mって深度も伝える。リーダーの興奮が伝わってくる。
何処の何方か知らねども武士は相身互いですよ。
そんで深度10m近くでK教導隊長と御対面。
やっぱりカメラのモニターを見せて深度も伝える。彼女のエアの持ちならば十分見てこれるでしょ。
私はソーセージを打ち上げて完全浮上体制っすよ。
5m前後の安全停止で27℃のホッとする海に浸かる。
そして浮上・・・ボートが居ないじゃん!?
他のグループのボートが3杯だけよ。
今日のボートは我々が何時も使用するボートと船頭ではなかった。
K教導隊長にしても初対面のボートと船頭であった。
従って、他のボートの船頭に伝えたくても船頭の名前もボートの名前も判んねぇ~。
エントリー地点までチンタラ水面移動するか迷う。
たまたまこれからエントリーするボートが入ってきた。
浮いた状態で暇な私はガイドに半ヤケクソで声をかける。
「いよう、今日はRinophiaに出会えるし、バリ舞踏しているウベゴンにも出会えるぜ!」
ガイドでなくともダイバーなら胸躍るであろう。
「んだけど俺のボートには出逢えないんだよなぁ」
英語で話していたんだけど、船頭にもウケていただけた。
船頭が「一緒にボートを探してやるから乗んな」とアリガタイお言葉。
エントリー地点に戻ってみれば、我々が乗ってきたボートはキッチリとブイに繋がれて船頭は他の船頭と談笑中なのであったよ。
船頭に礼を言い、我々のボートに移る。
連れてきてくれた船頭が、我々の船頭を叱ってくれた。
私は現地語が解っていないフリで、トボケておいた。
だって、次もこの船頭で潜るもんね。話をしても疲れるだけだし此処で喧嘩しても何も生まれねーよな。
そしてボートは打ち合わせた場所に今日初めて向かったのであった。
出来る船頭も居れば、そ~じゃないのも居るもんよ。
浮上したK教導隊長をピックアップだ。
K教導隊長は残念ながらボロカサゴには出逢えなかった。いっひっひ~
それどころか海の中では二十数名のダイバーでボロカサゴ捜索隊が即席で結成されてK教導隊長も捜索隊に編入させられていたらしい。
「見つけた時にどーして呼んでくれなかったのよ?」ふむ。私だって立場が入れ替わればソ~問うよな。
指示棒をボートに忘れた経緯からカレントフック・石で合図した旨を報告する私。
多分互いにフードもしていたし、温度の違う海水層では聞こえないっすな。
K教導隊長は私を責めるのよ。
「指示棒を忘れるって、信じらんない!
マスクを忘れても指示棒は忘れないでしょうよ!」
ネーサンもも結構無茶言いますなぁ。
ウベゴンに出逢えたんだから十分じゃんって私の考えは、ボロカサゴに出会えなかった彼女には通じなかった・・・。
そして、私とK教導隊長の認識の違いは帰りの車内で明らかになるのだったよぅ・・・。

 多くの船頭はボートを固定するブイの無いドロップオフでの待機を面倒がるらしい。
客を待つ間の話し相手も居ないしね。馴染みの船頭でなければ要注意やね。

 船頭には事務的な指示だけしておく。へそを曲げられても困る。
2本目はドロップオフからブルーラグーンに抜ける目論見となる。
持ってきたバブを二人で分けて背中に放り込む。
今度は指示棒をBCDに固定してある。
海水温度は23℃。透明度は一本目よりもやや落ちる。
で勿論ボロカサゴの姿も見えず。その前に20数名の捜索隊が探して見つからなかったからねぇ・・・。

ウベゴンの手前にはハダカオコゼが・・・く、喰うのか?狙っているのか!
尻尾の先は見えなかったよ。
再度ウベゴンに挨拶をかまして、他の根に移動を始めたら素敵なアゲインストの流れが。


根まで辿り着いたら生物が少ね~。
ついでに海水温度は28℃やん。バブの意味無ねぇ。
K教導隊長はそのままハナイカ捜索まで行きたかった様子なれど・・・アゲインストの流れが激しいのであった。


レジャーで潜っている私はソロソロと浮上準備よ。
お仕事上での調査も兼ねている彼女はもう少し粘るって合図を交わす。
浮上したら、勿論ボートは居た。
ボートに上がって一服しながら周りを見たら何時ものショップの金髪ウソコ兄ちゃんがお客を率いていた。
前回のおマンタポイントでもバッタリと出会したけど、絶対私をダイビングショップ就労者と見ているだろうなぁ。

 港に戻りナシ・チャンプルを二人でつつく。
近所の寺で個人的なウパチャラがあったらしく、港の道路は大渋滞。
帰りの車の中で改めてボロカサゴの写真を見せる。
出逢えなくて悔しがってはいたけれど余裕を漂わせていたK教導隊長の顔が般若と化すのであった。
彼女、前回お客さんを率いて同じポイントで色違いの二匹のホウセキカサゴを写真に撮っているし。 
(http://www.blueparadise-in.com/archives/17563
K教導隊長はハウジング越しに見たボロカサゴを、既に出会っていたホウセキカサゴと思い込んでいたらしい。何処と無く漂っていた余裕が、キエタ。声変わりしたての男子中学生の声になった。
「ハァァァァァアンタねぇ、せめて出会った場所にブーツとかフィンとか目印を付けておくべきなのよ!此の裏切り者ぉぉぉ!
痛風潜水隊内でも「男前」と言われるK教導隊長がブチ切れたのであったよ。
Sanurに戻って、ジャグジーの中でも彼女の怒りは収まらず、ジャグジーの端から端まで縁を蹴飛ばして「飛べっ!ももんがぁぁぁぁ~」と叫びながらあまり見たこともないバシャバシャ運動をする彼女であった・・・。
嫁入り前の娘さんが水着着用とは言え大開脚でモモンガに成りきっていたのだった・・・。
う~ん・・・オ・ト・コ・マ・エ☆

皆さん、教訓です。エントリーの際はマスクを忘れても指示棒は持て♪
ウフッ ボ・ロ・カ・サ・ゴ てへっ


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