デンマーク人の好青年Jacobが一時帰国する事となった。目的は2年半家族に会っていないのと、カナダ人の彼女との国際結婚手続き。そして序でにワクチン接種。そんなJacobが帰国直前に潜りたいとの連絡を寄越してきたのだった。誰も手を挙げなかった。このままでは彼は独りで潜るかも知れぬ。放っておけないのだ。
緊急活動制限は我々外国人に対しては違反即国外退去と非常に厳しく見える対応となった。我々はダイビングショップを経て潜っている訳ではない。自分達でタンクを借りてボートを借りて潜っている。従って何時もボートを出してくれるキャプテンが地元の警察・種以上警察・村役場に出かけてダイビングに出て良いか尋ねたそうな。各役所から「んな、小さな船で出て潜るんだったら別に構わんよ。」と許可を得た。問題は陸上での移動だった。検問が敷かれると言う。運転手は少しビビり、それでも彼自身がどんなものか試してもみたいと言った。私も物見遊山気分は正直あった。んで出掛けた。検問で止められたら素直に戻るつもりであった。検問はあった。正直に二人でダイビングする旨を警察官に伝えてみた。検問ゲートはすんなりと開かれて我々は問題なく動けたのであった。
Jacobのとっておきの場所を案内してもらったのだった。検問を行う警察と軍にしても可愛そうなのである。中共コロナは腰に下げた武器では制圧できないのだよ。上に対しては仕事している所を見せなければならぬ。時には不貞外国人を挙げて国外退去させて見せしめが必要なのである。インドネシア人にとっても外国人と言えば金髪の鼻の高いブレなのだ。そして検挙している姿をマスコミにもアピールする必要がある。ならば絵になる場所で不貞なブレを生贄にしたいのが人情というものである。一般には知られていない超僻地で海の中に入ってる我々を捕えても全く絵にならないのであるよ。予想通り同じ日に有名観光地でサーフィンをしていたブレが見せしめの為の生贄となった。
シンガポールAirでチケットを買った彼はシンガポールがインドネシアからの入国を拒否す直直前に旅立てたのであった。このダイビングの3日後なのであった。
0 コメント:
コメントを投稿