夏休み先遣偵察作戦

　何の脈絡もなく、Alor Maumere 攻略作戦の報告中にブッ込むのだよ。
じゃないと…忘れちゃいそうだからね。
んまぁ風の強い新月、13日の金曜日、Jepun 近郊の謎海域＆訳の判らん工事が進行中のJetty の2ポイントをNusa Dua にある日系ダイビングショップ、”モグリンド”のオーナーS嬢と一緒に潜ることになったのだよ。


　Sanur で待ち合わせていつものショップに向かう。
今回は、いよいよ新調した私の3ｍｍウェットスーツの初出動。
ショップで初めて梱包のビニールを破り、ファスナーに付いているタグを外す。
！！！！間違って５ｍｍのウエットスーツを買ってきたかと勘違いしたよ。
それ程に今迄のウェットスーツがヘタりまくっていたのね。
４way スーパーストレッチ 4D チョット何言っているか判らんウェットスーツなれども、手首や首周りのパイピング加工が気持ち良い。
ビヨ～ン・ビヨ～ンと伸びまくるのにこのフィット感・・・って別にレビューを此処で書く必要は無いか。過去には前後を逆に着て全く気付かずに悦に入っている御方も居たが。
足元にファスナー付きって初めて着たぜ。ねぇねぇ、ウェットスーツってフワッとしていて柔らかいんだよぅ。この感触を数年間完全に忘れていた。この気分の良さなら毎年買い換えるかねぇ。
新調ウェットスーツに浮かれていたら・・・マスクを持ってくるのを忘れた。
新調ウェットスーツの為にマイ・ウェイトは１ｋｇ足して来てんのによ。
ここで、S嬢が予備のマスクを取り出す。何か、いつも予備を持っておられるらしい。ありがたや。

　今日も海上は風が強い。波に揺られながらボートはJepun へ。いつも潜航するコースではなく、今日は潜水艇のポンツーンを北に通り過ぎてプルタミナ・ベース寄りから潜ってみる。
我々の他にダイバーは皆無。エントリーと同時に子ガメと鉢合わせだ。当初は４m程度の浅くサンゴの群生を南に、深場方面に向かう。何時でも何処でもミミックが出てきてもオカシクない場所だ。
水温は27.7℃。ウェットスーツは実に快適よ。透明度は18ｍ程度。

放精中よ

刺し身にすれば4人前は楽勝なイカが数匹。身籠ってんのけ。

　そんで、ヨロイウオの群れが・・・半端なく群々。

適当な所で西に進路をとる。
潜水艇が動き出し、海中は轟音に包まれる。潜水艇が巻き上げるのか透明度も落ちてくる。そう、この辺の海域はドジってしまうと潜水艇にぶつかる可能性もあるのだね。下手な海域でエキジットすればバナナボートを引っ張るボートと衝突の危険もあるのね。
怪しげな人工物が沈んでいた。

そんで・・・どっかの図鑑で見たカッチョ良いハゼが居た。S嬢は”おばけハゼ”と呼んでいた。

何か、魔改造のやり過ぎやろ。

しかも、異様にデカイ。

完璧なナビゲーションで潜水艇ポンツーンの真下だぜ。ユルリと浮上したら・・・誰も居なかった海上（本来のJepunのエントリーポイント）には狂った数のダイバーを積んだボートだらけだった。

波で揺られまくるボートで水面休憩。
S嬢は噂には聞いていたらしいが”バブ・ダイブ”に挑戦するとな。
私も真似して、バブを2つに割って背中の左右にセットや。
私もS嬢も工事で1年以上潜っていないJetty アンポの桟橋や。
全くダイバーの影は無し。我々で独占やん。

桟橋の西側ではバカでかいテトラポットを海中に放り込んだりする工作船が停泊しているので、東側からエントリーして主に東側を散策する。
水温は28℃未満。
潜ってみたら・・・いきなり色違いの3匹のカエルアンコウよ。スリーカードやね。・・・クソ撮影し辛い位置にな。

丁度満潮時ってこともあって透明度は抜群。15ｍは確保できている。
嗚呼、背中のバブが・・・ポッカポカよ。
オニダルマオコゼは徘徊し、今度はイエローとオレンジの小型のカエルアンコウ。
イエローは頭上の疑似餌でフライ・フィッシング中。

先端を探索し、チビっと西側の岩根も覗いてみると・・・グレーのデカデカサイズのカエルアンコウ。

久し振りに潜ったけど、
2年前に此処で白骨化しちゃった死体を見つけたと行っても誰も信じないだろうなぁ。ニヤリ
既に投棄された死体のボディはスッカリ砂の中みたいやし、頭骨も転げ回って何処かに行っちゃっていた。

ココにもオニダルマオコゼ

3cm未満の赤ん坊

桟橋内部を浅場に向かって暫し・・・杭打ちのようなサウンドが聞こえ出す。たちまち海中の透明度が落ちてくる。1本先の柱も見辛い。
Uターンして深度を浅めにして柱の観察。
柱に沿って桟橋内部で浮上。
ふ～みゅ。Jetty は工事していない時に限るってか。

2本共、ショップがお客さんを連れて行くポイントとしては如何なものか。
全部自己責任ネ。