2018年7月6日金曜日

Alor Maumere 攻略作戦 伍の壱

展示会には多くの方々から好意的反応と質問を頂いたのよ。
でもね、某展示会にて「必ず◎○な特定生物に出会えますか。」っつ~問いを受けたことがあった。
「遭遇率は△0%以上ですよ~。」とか「今迄では殆どの潜行で出会えていますね~。」
百戦錬磨なプロの営業なら、ナイスな答えをするんだろうねぇ。



ド素人で正直者の私ゃ、急に眠くなるんよね。
質問をされる方が、どーゆー目的で尋ねているのかの真意を見極めて疲れちゃうのである。
少なくないお金も、やっとこさ作った休日も、全部無駄にしたくないって気持ちは判るわぃ。
んで、私ゃ、つい思ったことを心からの親切心で口走っちまう。
「大変失礼で恐縮ですが…水族館に行きなよ…。」ってか、オメーはサッカー観戦に行くのに「必ず勝ちますか?」って訊くんけ?
必ず出会える。って、私の概念では既にダイビングじゃねーよ。
まぁ、この手の質問をマヂで持ってくるっつ~のも如何なものかと。
この手のお客って、チト面倒っぽぃ。仮に受け入れたとして…半日だけのダイビングツアーならば無問題でしょう。
でもね、逃げ場のないクルーズツアーで数日を一緒に過ごすとなると・・・他のお客への影響も考えないとね。
 だが、初心者の私はこの手のお客さんに感謝もしている。初っ端から常識的な客ばかりだと仕事を甘く見ちゃってコッチも学習しないからね。
勿論、お客様には業者を選ぶ権利が有ります。(業者側も又然りよぅ。)

 で、いよいよ今クルーズのメインイベントよ。
昨夜の内にある程度の移動をしていたのは感じていた。
そしてアッパーデッキで日の出を拝んでいたら、船はいよいよ目的地に向かいだした。
Dugong カイギュウ目ジュゴン科ジュゴン属のジュゴンとの遭遇である。
先に朝食となる。勿論、本日の朝食メニューは、Tスケ嬢によって既に確認されていた。
カメラを手にしてボートに乗る。
私とS嬢とJ嬢は長袖ラッシュガードと下は水着。
Tスケ嬢とA嬢は上下ビキニ。
王子はウェットスーツ。
ダイビング器材を着けての遭遇は、野生動物保護の観点で地元政府との協議の結果止めたそ~な。
スキューバではなくシュノーケリングでのみの触れ合いとなるらしい。
そりゃそーだな。色んな方がやって来る訳だし、不注意でジュゴンが居なくなるのも避けたいよな。
ダビングボートがジュゴンの居るらしい海域に入った。
ゲッ!澄んだ海の中で奴が泳いでいるのが見える・・・。
























 このクルーズでも実際にお客を連れて行くのは昨年の晩秋(北半球のな)以来ですと。
今までの遭遇率は実に100%。
だが相手は野生の天然物のジュゴンである。逢えないかも知れない。
ってか、大概ジュゴンってダイバーを認めたら逃げるっしょ。
そんなギャンブル的要素は否めない。
 ”オモシロソウ”って感じて行動に移す者も居れば、そうでない方も居らっしゃる。
行動に移した者が失敗したら「ほぉ~れ見てみぃ。止めといた方が良かったのに。」って言いたくてウズウズしている方だって居らっしゃっても良いと思うよ。
別にソレでエエやんけ。別の見方では、チャンスを掴む者とそ~で無い者はその辺で別れんじゃね。
今迄でのクルーズで、ジュゴン遭遇に挑んだ日本人は我々が先駆けとなったらしい。

今回の画像と動画は参加者皆さんの撮影したものを分けてもらったのだよ。
一応無難なものだけにしておいた。
さて、次回はそのジュゴンがヤらかすエピソードや。

0 コメント:

コメントを投稿