2016年12月14日水曜日

雨季とジャグジー

 雨季っつっても、今年の雨季も私にとっては新型の雨季っすな。
明け方とか夕方や夜にドッドーっと降って、日中はガシガシと猛暑が襲う。っつーのが今迄の雨季のイメージやったけんねぇ。
今年は雨だらけだもんね。
コーユー天候ならば海の中もあんまりキレイじゃなさそうな予感っすよ。
 ま、潜らなくてもジムっつーかフィットネスにはヨチヨチと通っているんだな。
以前は外国人が90%だったけれども、此処数年でインドネシア人との比率が半々ってジムね。


 通うジムにはサウナとジャグジーも併設されてんだわ。
とある日、いつもの様にジムで汗を流した後の事。
偶にはジャグジーで筋肉をホグそうか。
そ~思い立ったのね。
先ずは、水着になってシャワーで吹き出た汗を充分に流すやん。
ほったら、サウナの方でゴンッて音が聞こえたのね。
サウナの扉(ガラス)越しに赤いスニーカー(NIKE)が見えた。
ま、ローカルさんは良くスニーカー履いたまま且つスマホを持ち込んでサウナに入っているから全く気にもしない私。
サウナは遠慮してジャグジーの泡アワSwitchをオンして大人が8~10人は余裕で入れるジャグジーに入る。
足の筋肉を揉み解す。
湯に長く浸かるのを好まないのでほぐしたら足湯状態でジャグジーの縁に腰掛ける。
耳にはヘッドホン型防水MP3から「虎ノ門ニュース」が流れ込んでいる。
サウナから20代前半と見られるインドネシア人男女が出てきた。
二人共スマホを片手に握り、ブランド品の厚手なスポーツウェアで決めている。
二人は私の方を見ながらジャグジーに近づいてくるのね。
おネーチャンの方が其のままジャグジーの縁まで登ってくる。
汗だくのままで・・・く、靴ごと入ろーとしているやんけ!
オマイのスマホは防水け?!
ワタクシ、その姿に腕組みして無言の驚愕状態でしたわ。
ほんで、その赤いスニーカー(NIKE)が湯船まで後十数cmって所でおネーチャンは足を止めましたね。
ええ、5秒は確実に止めたね。
おニーチャンがシャワーを指差して「マンディ ドゥル 」って言ってましたよ。
ワタクシ、事の成り行きに大変興味を持ったですね。
ってか、インドネシア語でサウナやジャグジーの使い方を説明しても良かったんやけど、
何か二人共判っている風オーラが出まくりなんで、恥をかかせても可哀想かなっと迷いましたよ。
そんなワタクシの逡巡を待つこともなく、おネーチャンは靴を脱ぎ靴下を脱ぎ・・・シャワーブースへ入っていきましたね。
で、オニーチャンはシャワー音のしているブースを覗いている。
・・・!ひょっとして服を着たまま浴びてんのかいな。
んな訳はなく、ムスリム得意の足洗やな。っと見当をつけたんですよ。
おニーチャンも同じく服を着たままシャワーで足洗いネ。
ウップ!二人共、その汗ダクダク姿でジャグジーに入るんかいな。
もうね、ワタクシは出ようと思ったんだけど、耳元から入ってくる居島一平ちゃんの声が押し止めたんですな。
何か、二人共ワタクシと同じ様にジャグジーの縁に腰掛けて腕組みをして足だけ湯船に入れていましたけど。
恐らく私が湯船に全身を浸けていたら同じ様にスポーツ着のまま浸かったのかしらん。
実に惜しいことをしてしまった。
そー後悔したのはホンの数秒でしたね。
何故ならばカラダの循環が超良好になっているワタクシ。
鼻腔だってキッチリと働いていますよ。ええ。
広いと思っていたサウナ・ジャグジー室ですけど、耐え難き芳香なんすよ。
腐ったタマネギと軽油をミキサーで混ぜ合わせてボールに開けて、其処に顔を突っ込ませた様な耐え難き芳香が襲ってくるんですよ。
ゴメンヨ、一平ちゃん、チミの絶妙な司会を聞いている場合ではないのよ。
もうね、久しぶりに目から涙が溢れる臭気を浴びましたね。
暴動鎮圧兵器ですな。
男子更衣室に避難して改めてシャワーを浴びて着替えましたね。
 決して安くはないジムに金を払えるインドネシア人が増えたのは事実。
ジムに金を払えるのならば、知識も増やして欲しいっすな。スマホからだって知識は得られるやろ。
一応、ジムのスタッフに事の次第を話して、せめて利用者に正しい使用方法を教えてやれよ。
ってか、外国人が多く利用する場所でインドネシア国民の恥をさらしちゃいかんよって。
コンプしましたよ。
スタッフが笑いを抑えながら言ったね。
「激臭やったろ?」

 私自身、サウナとかジャグジーに限らず、それらの使用方法を誰かに教わった記憶が無いのね。
極自然に、自分自身がコーされたら嫌だな。って思うことをしないだけやんって。
アーした方が公共的にエエやんって考えて振る舞っているだけやんかって。
日本人って無意識に他人様の迷惑になる事を控えているんじゃなかろうかっとな。
思い直せば、ヒョットして日本人の方が異質なのかも知れんと思ったのですよ。

0 コメント:

コメントを投稿