2016年12月21日水曜日

落語「骨釣り・のざらし」

 昼飯をショップの近所のレセハンでガッツキながらど~するべ~と相談する。
ま、ダイバーからすれば、クタビーチや空港近くのロータリーのモニュメントに死体が転がっている状態だわな。
今は閑散としているけれども、1週間もしない内に観光客ダイバーがゴッソリと潜る場所ですけん。



因みに船頭・ショップのスタッフ・運転手、全員がバリ人。
彼等バリ人の意見は完全に同じだ。
「荼毘を待つ埋葬された遺体が洪水や大波で流されたんだよ。」
他の意見では
船頭達「桟橋が出来たばかりの時に自転車で走っていて桟橋から落ちた人がいたんだ。死体は揚がっていないって噂だよ。その白骨死体って自転車にまたがっていなかったか?」
運転手「警察に知らせるのは反対。貴方達は外国人だから絶対に良い事は無いよ。」
なのだ。
 とりあえずデンパサール日本領事館に電話をかける。
ワタクシ「お忙しい所スミマセン。ダイビング中に白骨死体を見つけてしまったんですけど。」
領事館員「・・・(五分以上の沈黙)はぁ。」
ワタクシ「良き在邦人として振る舞いたいと何時も思っておりますが、どの様にするのが宜しいでしょうか?」

ま、管轄のマンギス署に届けましたよ。一応。
要点は2つ。
1,ご遺体が可哀想。
2,人気のない場所ならばイザ知らず、これから海外からの観光ダイバーが毎日押し寄せる場所に死体を放置するのも観光地としては如何なものか。
カメラのモニターを数人の警官に見せた。
警官たちの話「海沿いの墓地で荼毘を待つ遺体が大波や洪水で流されたに違いない。近くに墓地を持つ村役場に連絡しておくよ。」
同じく警官たちの話「へぇー、海の中でも写真が撮れるんだ。高いカメラなんだろうね。幾らくらいするの?」

 (以下は私見を含むネ。)
 その後ワタクシは伝手を使って医療関係では大学のプロフェッサーを始めとして様々な職のインドネシア人に写真を流して意見を聞いたのさ。
K教導隊長も日本の検死の権威とか専門家に問い合わせをしたらしいよ。
私の問い合わせに答えてくれたインドネシアの方々は約60名。
全員一致した意見は「君は外国人なんだから面倒に巻き込まれるのは良くない。従って警察にはこれ以上この件で絶対に接触するな。そしてこの事は放置して忘れよう。」
なのだった。
 ふうむ。日本ならば死体が出てきたら警察に届けるのが常識かもしれないけれども、此処は日本ではないのである。
各々の国で倫理も異なるのであるよ。
日本を騒がせる在日外国人の様に、今住まわせてもらっているインドネシア国の行政にアレやコレやと注文をつけるのも違うよな。
ってか、不良在日外国人の振る舞いを我々海外で働き生活する日本人は反面教師にしないとね。
死体を放置しようと、どーしようとこの国の行政が決めることであって、外国人の私がこれ以上警察に意見を言うのは筋違いだわなぁ。

一時的に土葬されるバリ人の遺体は真っ白な布で全身を巻かれて足と頭部を縛られるんだよね。
チョットだけ違うんだよなぁ。
http://goutydivers.blogspot.co.id/2016/12/human-bones-in-jetty-ampo-bali-indonesia.html の一番下の写真。
元写真の画像はより大きい。
拡大すると御遺体の胴体部は砂とかジャガイモとかを入れている大きなズタ袋に入っていて、
お腹の辺りでロープを使ってグルグル巻になっているんだよな。
そんで、頭部も鼻の部分や上顎下顎が無いのね。肩甲骨から先も無いの。
まるで御遺体のIDが判らないようになってるのよね。
日本とインドネシアの其の道(医療とか検死とかな)の方の一致した意見では
「頭蓋骨内の脳膜が綺麗に残っている様子から、海の中という環境を顧慮しても割と新しい死体かもね。血管の大きさからして年配者の可能性大ヨ。それにしても脛骨とか綺麗に繋がっているね。」
なのであったよ。

 国が違えば死体に対する認識も違う。
実はワタクシ個人も20代の時そういった死体が普通に転がっている国で御仕事(カタギの仕事だよ!)してた時があったなぁ。すぐに慣れたなぁ。
アレッポでもコソボでも支那共産党支配地域でもチョット庭を掘れば出てくるだろうしなぁ。
不届き者のダイバーが御土産に持ち去る事も有り得るよなぁ。
実は・・・今週末も痛風潜水隊で潜るんだよなぁ・・・。
片付けていないよねぇ。
大腿骨は100m離れた水深6~7mの浅い場所だったなぁ。
他にも在るかもなぁ。
逆に、ソーユー系のポイントとして人気が出るかも知んねーなぁ。
この後にも問題化されなかったとしても、そこから完全犯罪とかのヒントにするのは禁止な!

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