2016年8月1日月曜日

夏休み潜行作戦 いち

ボケ強姦ジジイに134万票って・・・しかも60歳代で25%、70歳代で27%の支持ってさぁ・・・都民ってばさぁ。そして嗚呼ローガィっすなぁ。
落ちてよし


 イチヂカン中尉が夏休みを取得して日本からやって来た。
日本を発つ時から彼女には重要な任務が課せられていた。
K教導隊長&ワタクシの両名のカメラハウジングの運搬である。
そして、私は水没ハウジング発生から僅か数日で新品ハウジングを入手したのであった。
07:00にSanur を出ていつものショップへ。
ぬぁんと中尉はショップにもキットカット抹茶味の御土産を用意していた。
ハイシーズンだ。毛唐で犇くショップの実質オーナーのオランダ人は、こーゆー物を貰うと破顔してサービスが良くなる。
本帰国して人心掌握に長けてきているイチヂカン中尉であった。
我々はショップで機材を広げ、出発の準備に取り掛かる。
用意して来た私のダイビングソックスが行方不明に陥る。
変だ!確かに車から持ち出しておいたのに見当たらない。
出発が迫ったので暫し諦める。
一本目は中尉の希望でブルーラグーン。
うねり無し。透明度は15mを超えている。んかっ、いかんせん冷たい寒い。海水温度は22-23℃だよ。
いよいよ此の辺の海も通常営業に入ったのだろうか。
先ずはオオウミウマに挨拶。たしかアノ海域には二匹が確認されている。
壱号
壱号しょの弐
弐号
参号
・・・三匹目も居たのね。
南に移動してホウセキカザゴの捜索もしたかったけれども、しゃ、寒いのよ。ソックスを履かない足先も悴む感じね。
何組かの他のグループを率いるガイドと擦れ違う。互いの挨拶は二の腕を抱き合う仕草となってしまった。
そーか、そーか、私らアマチュアダイバーと違って、毎日の様に此の海域に潜る彼らですら予想外の冷たさなのね。
ホウセキカザゴの捜索を諦め、仲睦ましいオレンジ・ゴーストパイプフィッシュに挨拶だけして、乗ってきたボート脇に浮上する。



 さてさて、此の寒さ。次のダイビングの成功はボート上で如何に体を温めておくかで勝負が決まる。
ラッシュガードを脱ぎ、体を乾かす。イチヂカン中尉も日焼けとか言ってられず、日に当たる。
 二本目はJetty だ。
透明度はブルーラグーンと同じ位。海水温度は無慈悲に22~23℃。
桟橋先端からエントリーして早々に桟橋内部に潜り込む。
本日はやたらとツマジロオコゼが出没している。



海底を注意深く探索する私。そして少しでも暖かさを求めて海底から2m離れて私を追尾するイチヂカン中尉。
私が何かを見つけたら、急降下爆撃で美味しい所だけ持って行こうと言う作戦が丸見えだ。




我々の採るコースは岸方向へ向かうので無論水深は浅くなる。
桟橋中程を過ぎた水深8m付近、妙な海になっている事に気付いた。
海面側から海底にかけて、丁度積乱雲が岸側から向かってきているみたいなのだ。
しかも其の積乱雲は真っ黒。
我々は海底部に居たのだが、積乱雲にかかると視界が0(ZERO)。ライトの光も役に立たない真っ暗闇になったのだわ。
腕のダイコンもミ・エ・ナ・イ。
そっと積乱雲から抜け出れば、いつもの普通の風景っすよ。
桟橋の岸側が崩落でもしたのかと思ったわ。その割には何も聞こえなかったけれど。
不思議な事もあるもんっすよ。
体も冷えて来たんで、積乱雲から遠ざかりつつ柱に沿って浮上する。


 ショップへ戻った後にシャワーを浴びて機材を預け帰ろうと、イチヂカン中尉がカバンを持ち上げる。
・・・ワシのソックスが下敷きになって息絶え絶えの状態で発見された。
そーだ!奴はソーユー行為を極普通にやってのける習性だった。以前も私のマスクが奴のフィンの下に隠されて大捜索をさせた。
奴の習性も海の冷たさも油断していた・・・。明日はフードベストも着用するべ。
幸いにして奴はフードベストを持ち込んでおらぬ。
明日はここぞとばかりのドヤ顔でイチヂカン中尉を見下してやるのだ!
 行きも帰りも、●ンコ系を始めとした超御下劣風創作和歌や俳句で盛り上がってしまう高尚な車内であった。
日本に帰国してからの奴は方面への造詣も深めておったのであったよ。
夕食は例によってLa Bruschetta Italian Pizzeria。
イタ公ジジイにも御土産(今風ワンカップとか抹茶系菓子とか)を渡すイチヂカン中尉。
お土産とスペシャル・デザートの等価交換が行われるのだった。
奴ってば少しは世渡りが上手になっている。
数日後にはメニューが一新するらしい。

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