中尉殿は浮かない顔でやって来る。
「オチリがハレーションよ。テロに遭遇ですよ。」
恐らく昨日の昼過ぎにバイパス沿いに在るワルン・ムリアで食べた激辛カンクンですな。
食べてからの受難やからホームグロウン・テロって奴だな。
「出すもの出してオケ。」と言えば、「もう全部出た。」との御返答。
買い置きしていたらしいバナナに噛り付くイチヂカン中尉。
トリプルAやね。・・・Anal Ache Attack
朝から高尚な会話が続くのだった。
風の吹き荒れるショップから見る海は・・・中尉のナニの如くに荒れ狂う波ナミナミ。
だからと言って海の中まで荒れているとは限らんのだ。むしろ静かな海中だったりもするんだな。
ボートは燃え盛る尻一匹と共にBlue Lagooon へと走る。
ヌッヒッヒ。一番乗りよぅ。
多少揺れる船内で落ち着いてきた中尉も機材を身に着ける。
エントリーした浅場は濁っている。深場に向かえば透明で静かな海だ。ウミガメが我々の前方を横切って行く。
透明度15~20m。海水温度27℃前後。
ホウセキカサゴは昨日と同じポジションだ。ピンクには逢えたんで赤を探してみる。
残念ながらピンク以外には出会えなかった。
昨日の事もあったので、見事に正しいダイビングを行って浮上する。
ボートでの休憩中。時折晴れ間もやってくる。
波の方は相変わらず。
海外から観光でやって来たダイバーめ、ざまぁ・・・ってな揺れが続くのだったよ。
Jetty へ向かう途中でK教導隊長とクライアントを乗せたボートと出会う。
肩は大丈夫なのか?そのビキニは誰が着せたのか?
教導隊長と手を振り合い別れ行く。
Jettyでは桟橋先端部よりエントリー。
暖かい、そして流れのない海。透明度は15m。
ブルーグレーのカエルアンコウ。
桟橋内部を岸方面にジグザグを描きながらユックリと移動する。
上空哨戒中のイチヂカン中尉が同深度を泳いでやってくるカエルアンコウを発見する。
その緑色のカエルアンコウの観察と撮影を第一発見者の彼女に任せる。
私は同時期に砂の上を這ってやって来る赤色カエルアンコウの観察と撮影に入る。
中尉の観察と撮影が一通り終えてからポジションを交代する。
緑色のカエルアンコウを撮影しようとしてたら、奴の胸鰭で踏みつけられている白色カエルアンコウが居た。
全てのカエルアンコウの体長が7~8cmの子供だ。
水深6m迄進み深度を保ちながら柱の観察を楽しみつつ安全停止を行い桟橋内部で浮上する。
桟橋内部から目指すボートを探して浮上。
海上の風が相変わらずの波を起しており、ショップに着けたボートから降りるのも一苦労だ。
静かな海中とのギャップに感心する。
流石に激辛サテ・イカンをパスして、MDワルンでサラダと辛くないカレーが早めの夕食となる。
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