2015年5月7日木曜日

祖国は金週間ダイブしょの弐

大学の入試で十分使える立派な演説だったんでないの。

5月1日メーデー。
05:00起床。ストレッチをこなして珈琲を淹れる。
持って行くポットにも珈琲を注ぐ。
07:00にSanurはKFC脇で集合・出発。
参加隊員はアドバンス保持者であれど経験が両手両足の指で間に合うNa・カオレ中尉、R姐、Nスケ嬢、私の四名だ。
そうだ!Nスケ嬢には盗まれた携帯電話の替わりに買った京セラのTORQUEという今の時代にどうなん?って位分厚く頑丈な携帯電話機を持ってきてもらったのさ。
日本でも今年の四月1日に発売されたDOCOMOのシムフリーな奴。音がうるさい位で喧騒な国では頼もしいぞ。お財布何たらとか余計なソフトがないのもステキだ。

 今回は満月に近い状況で潮も引き始めを潜る。どーなるかは知らん。
未だ殆どのポイントを知らないNa・カオレ中尉にとっては、Jettyで出会う貴重な生物の意味すら判らぬ事になるかもしれないが、ま、良いでしょ。
参加メンバー各員にはフル装備を用意する様に伝えてある。
基本装備に追加でボートダイブには欠かせないシグナル・フロート・ライト・カメラ・そしてナイフだ。
装備のてんこ盛りとなれば何を何処に取り付けるかという問題が生じる。
各員のオツムの出来が試されるのである。
Na・カオレ中尉もスラバヤ市内でほぼ唯一のダイビングショップ「ポプラ」で新品のナイフを買ってきたのだった。
とりわけナイフの保持・使用・装着は少々練習をしておかないと怪我にもつながるのだ。
ショップに着き、R姐さんのこしらえてくれたフグ昆布と高菜の御握りで一服。
バディ編成はNa・カオレ中尉と私で先頭。R姐とNスケ嬢のコンビが続く。
一本目は桟橋の中程から先端部を狙う。
思ったより遥かに安定した海中。透明度は15m以上がクリアに見える。
前回潜った時に比べて、子供ハリセンボンの群れは多少バラけている。
早速、柱に引っ掛った糸とその先ッポを咥えてしまった40cm位の大人ハリセンボンに出会う。
大人ハリセンボンはかなり困った表情。ってか、諦めの表情だ。
ナイフで糸を切る。どれだけ長生き出来るか判らぬが、自由になった大人ハリセンボンは何処かに泳いで行った。
丁度ダイバーが通りそうな所に切れた釣り糸の罠が数箇所。此れもナイフで切る。
こりゃぁ、右手のナイフは握りっぱなしだわ。
50分を目安に浮上位置へ移動。フロートを上げて浮上。
Na・カオレ中尉より、「ワレ新品刃物ヲ失ナヘリ」との申告あり。
私に残圧を伝えようとした際にタンクを叩くべくナイフを抜いたらしい。そして鞘に収めたつもりがそーでもなかった様子だ。
そこで、Na・カオレ中尉より、見つけた者には近江牛1万円コースの懸賞が宣言された。
今すぐ飛び込みたかったが、そうもいかない。しかも、我々以外に七、八グループが潜っていたもんね。多分拾われているわ。
先日の丸メロ軍曹のウェットスーツ放棄事件といい、ダイビングも壮大なる消耗戦なのだ。
ただし、先人の犯したミスを自らの教訓とするかどうかも大切なのだ。
 水面休憩ではNスケ嬢が日本から持ち込んだモンブラン菓子を味わう。美味い!美味過ぎる。丸で焼き芋味の御菓子といっても判らぬ位に美味い。
二本目は浅瀬を攻めて水深六m位で安全停止した後に桟橋を離れて浮上。って作戦だったのだが。
諦め切れないのか、空の鞘を装着するNa・カオレ中尉の真摯さと近江和牛に引かれてナイフ検索コースを辿る。







海中生物は大ヒット。ナイフ捜索は空振り。
まぁ後二日間潜るから・・・無理やろなぁ。




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