赤いのなぁに? |
参加隊員 昨日誕生日だったNスケと私
誕生日 あの世に向かう 一里塚
ってな。
一本目
凄い!全くウネリがない。調子に乗って水深3m近くまで岸に寄ってみる。
美しい。何たる絶景よ。ウネリがないからJetty特有の極微細な砂(?)すら舞い上がらない。
水深3mでテンスを鮮明に観察できる海況。
本日はダイバーが多い。見覚えのある連中も。
ところが、アチラコチラに居るBigカエルアンコウには見向きもしない。
我々だけで見つけては合図をしあう。
・・・我々が観察・撮影の後に2,3人のダイバーが寄ってくる。
何だよ、やっぱりカエルアンコウに興味あるじゃん。
とうとうNスケには3人のストカーダイバーが。
ま、一応マナーも守っているからどうって事はない。
先月のオバカ金髪野郎は酷かった。矢張りJettyで丸メロ軍曹にハダカオコゼの存在を教えて撮影させていたらグィッと彼女を押しのけて割り込んできた。
いくら丸メロが唯我独尊的視野思考狭窄娘だからって、仲間が押しのけられて黙って見過ごす訳にはいかないのよ。
さり気無くマスク部に蹴りを入れたろか、その辺の生きている釣り糸を引っ掛けたろか、と思ったが、
その後方でガイドらしきダイバーが私に両手で謝っているので思い留まったのだよ。
痛風潜水隊 教導隊 K隊長のお話では御客を連れてトランベンで潜っている時に、欧米人同士の喧嘩に遭遇したらしい。
沈船船尾、水深18m付近、どうやら単独で潜って写真撮影中にガイド付き6人グループの最後尾が何かやらかしたらしい。
海中で取っ組み合いの喧嘩。ガイド付きグループのガイドを含む他の連中は全く気付かずに通過。
最後は単独カメラ毛唐が相手のマスクを外して終了だったと。
その始終を動画で撮影したかったが、お客が居たのでスルーしたんだと。
今後はU.W.F.アンダー・ウォーター・ファイティングもPadiの講習にしたら宜しい。金儲けのネタが増えるゾ。
両名正しい手順で正しくエキジット。
二本目
もうね、今までと全く一緒のコースな。四日連続でも飽きない。
桟橋先端部でPacaran を楽しむカエルアンコウを眺めた後に、再びボロカサゴとの出会いをば・・・
い、いかんよ。ゴマモンガラ(35cm超と30cm程度の2匹)の様子がおかしい。
オオ!昨日まで静かだったゴマモンガラが凶暴になっておる。産卵したんか。
昨日だったらもっと面白い事態になったであろうな。
とりあえず遠ざかる・・・ん!コイツのテリトリーは何処までデカイの?
どこまでもフィンに嚙り付いてくる。
あの歯で無防備な頭部とか噛まれたら洒落にならんな。現に知り合いは頭部を何針も縫ったし。
それでも私とNスケは互いにゴマモンガラに襲われる姿を撮影しあったりもしていた。
デカイ方が私にしつこく迫る。
ってかもう、15m以上は逃げているのに、追いかけては攻撃を仕掛けてくる。
ふむ。暴力は好まないが此処は一つ個別的自衛権及び集団的自衛権の発動も余儀なき事態だ。
先ずは威嚇発砲。って、海の中で泳ぎのプロである魚には威嚇しか出来ないけどな。
逃げるのを止めて、しつこく我々を追跡して様子を伺うゴマモンガラの動きを見る。
ゴマモンガラはモロ私の上半身に向かって来た。
フック気味に拳を入れる。ゲッ!予想外に決まっちまった。
しかし、ゴマモンガラのボディって激硬なのね。パイナップルとか松の幹を殴る感触や。
グローブ越しにも拳が痛い。
そして、劇画っぽくパンチが入った瞬間、「キュィィ」って音が聞こえたぜ。
カモン、、かかってこいよ、動物愛護至上主義な連中よ。ってか、同じ状況になってみなよ。
その後のゴマモンガラは私の周りを遠巻きに数回まわった後に去って行った・・・
去って行った。と思ったらNスケに集中攻撃が始まっちゃった・・・。
タンクを叩きNスケへ、クソ狭い桟橋の脚柱間に逃げるようにサインを出す。
追うゴマモンガラとNスケの間に入る。
何かコツが掴めて来た。
要は喧嘩好きな野良ワンコとの間合いの取り方に似ているのだ。
最早、我々は根の方には近付けない。
ふぅ、今度のダイビングは一時間半近く潜っていられるかと思ったが、二人共予想外に空気を消費してしまっていた。
ま、逃げ込んだ脚柱にカエルアンコウのペアと独り者が居たので良しとするか。
浮上サインを出す。
ユックリ、ジックリと柱の生物を観察しながら浮上。
水深7m付近で二人のオネーチャン体験ダイバーの1stステージを握るガイドに遭遇。
ジェティもソーユーポイントなのね。
此れで四日間にわたった阿鼻叫喚年末潜行作戦も無事に終了したのだった。
打ち上げは、しつこくもNスケ初の「La Bruschetta Italian Pizzeria」だ。ここのリコッタチーズを使ったデザートは凄いのだ。
毎回摂取するカロリーも凄いが、消費する分も上回っていた。
私の体重は減っていた。体脂肪も減っていたのだ。
新年早々に、Nスケと王子は新年作戦を控えていた。
私は人間の耳にもウルサイだけの花火に怯えるワンコと共に新年を過ごすのだよ。
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