2015年1月5日月曜日

阿鼻叫喚年末ダイブ 逆転!三日目

 日本で極悪なレートで両替したルピア+専用財布(2マソ円)だけの被害で済んだらしい。
実質ウンマソ円。滞在費用一回分が消えたのね。
タクシーチケット売り場でチケットを買おうとした時に財布を出したのは間違いないそうな。
例によってタクシーの運転手と交渉して支払えと言われ、財布をバッグに仕舞い運転手と一緒にタクシー迄歩いた。


有料道路入り口で1マソルピアを出そうとしたら財布がなかった。
運転手に事情を話すと、じゃぁ二千円ね。と言われるままに支払ったそうな。
日本円とかカード類とかパスポートは無事だったとの事。
盗んだ奴に、あらん限りの厄災が降りかかる事を祷ろう。
そして、この国の警察の洗練された、ふつくしひ職務追行能力を求めない故にナキネイリ~。
全米が頬を染めた!
そーゆー国じゃけんのう。
この国と言うかバリ島が“世界最後の楽園”である事が絶対的事実なら、
明日から地球温暖化促進に微力ながら協力しても構わないんじゃないかと考える次第であるよ~。そんな地球は要らない。

 その夜はNスケの再両替うんたらのフォローを王子に任せ、且つ明日以降の注意点を伝えてもらう旨話し、あたしゃひたすら寝る。
翌朝、私のボディとオツムは残念ながら完全復活していた。クソッ実に便利なボディだ。
待ち合わせ場所に向かう。本日の作戦参加者は誕生日前日にスリに犯られたNスケ、G3s、私だ。
G3sも張り切って腰を振って待機していた。もうね、犯る気満々ネ。
私はこのG3sが嫌いではない。むしろ、好むぞ。
引きこもらず、難しい事はもとより何も考えず、だがとりあえずは行動する。
『生きる事はただ呼吸をする事ではない。行動する事だ。』
Jean-Jacques Rousseauってフランスかぶれな天パ兄ちゃんも200年前にTweetしているではないか。
ここでジジイに負けてなるものか。当方も在る作戦を用意していた。
ショップでの機材準備。G3s弐号のウェイトを問答無用で1kgほど奪い取る。
1stステージからインフレータ・ホースに伸びる低圧ホースを取り外しギュウギュウに縛る。
オーラルで空気を入れられるから、ハーネスよりはマシだネ。
本当は両足も縛りたかった。
一応御本人には、噛んで・飲み込んで・吐き出して・鼻からススル位に、この行為の意味を話して聞かせた。

三日目 透明度20m超 水温29℃ 波なし ウネリ皆無
 一本目特養介護潜水開始。
先ずは砂地で再度中性浮力のチェック。
全く問題なし。
潜水中、ジジイは放し飼い状態でも問題ない。
カメラを持って、ハシャギ回る。
しかもスティングレイ泳法は止めてやがる。
そして、いよいよ浮上へ。
一応G3s弐号のBCDのエア抜きを確認。その後に奴の1stステージを引っ掴む。
首輪とリードが欲しい。
徐々に上昇開始。
G3s弐号は大人しく柱の生物観察。
ん!掴んでいる1stステージ部から、何かソコハカと上昇圧力を感じる・・・
ジジイのフィンは休む事無く浮上方向に蹴り出されておるではないか。
無意識なのか知らんが、此れがG3s壱号弐号が無責任に語る「ダイビングは疲れるのぅ」って台詞の元凶じゃ。
指示棒でG3s弐号の足をブッ叩いて足の動きを止めさせる。
タイラップも用意しておけば良かった。そして何で支持棒なのかの意味を深く理解した。
嗚呼!この指示棒で打つ感覚・・・私の弩S嗜好に火が点くのぅ。
やっと、完全に奴のコントロールを奪った。
この姿勢で桟橋を離れる。
ちょっと厳しかったが片手でフロートを打ち出す。因みにフロートから繋がるテープの先端にはJettyで拾った釣りの錘が改良されて結ばれている。
やっと、このジイ様と一緒に浮上できた。
ジジイのインフレータ・ホースを掴んでエアを吹き込んでやる。

水面休憩時、G3s弐号がほざく。
「エエ潜水やったのぅ。海中での移動が楽やったわ。やっぱし、ウェイトが多かったんやな。今度はチャンと浮上できたやろ。所で浮上する時にアンタは何処に居ったんや?」
あ~~~、此れで無報酬なばかりか支払うボート代もタンク代も割り勘や~~~何か割に合っていない気がする。
ま、それでも私は退屈な日々よりは無茶苦茶な日々を選ぶがね。
だから此処に居る。

二本目
 自分勝手に「一日一発!」とカッコつけるG3s弐号をボートに放置。Nスケと桟橋半ばから先端部を探索。
再び会えたボロカサゴ。もうね大きなカエルアンコウは私の中では既に普通。眼福に塗れて普通にエキジット。

打ち上げは・・・G3s壱号が昨夜と同じ日本食を主張する。G3s弐号は昨夜の日本食は今一つだと主張する。
批判はすれども代案無き発言。
当然却下する。
すると、G3s弐号は「Nスケの誕生日やで。ステーキや!」お前は進駐軍への憧れが未だ残ってるんか?
当のNスケはインドネシア料理以外なら何でもOKらしい。
よって、混む前、開店直後のARENAへ。生ビールピッチャーが激しく行き交う。
ビールが美味い!何れにせよ無事に全員一緒に浮上する。このア・タ・リ・マ・エの行為ができた事が純粋に嬉しいのだ。
予想通り混んで来ると、店員は注文も取りに来ないしメニューすら持ってこなくなったので、会計を頼む。
この店は会計を頼んでから飲み食いをしないといけない。
会計には食事の時間以上に時間をかける店だもん。

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