ま、詳しい事は下記で
ご当地運転時の心得
http://goutydivers.blogspot.com/2013/01/blog-post.html
でもね、ハンドルを握る度に思うのは、『嗚呼、私は未だ日本人なんだなぁ。』そして『絶対に染まらねぇ、慣れないじぇ!』だ。
エゴイズム丸出しの此の国の交通マナーに何の違和感・憤り・軽蔑も感じなくなる時は
恐らく私が全く別の人種・民族になってしまう時だ。
そして日本人として捨てられない矜持が未だ自身に存在する事を確認させてくれる。
そーゆー意味では此の交通マナーに感謝なのかね。
次回は深夜に犯れや。怨! |
参加隊員はチャリダーとTスケ嬢に私の三名。
08:30には船に乗り30分後にはJettyで凍えるつもり。
ん・ぐら・らい通りから海岸線を走る、いだ・ばぐす通りに入ろうとすれば第三回バリマラソンって催し物で通行止め。
おぉうぉおぅ!聞いてねー。
って事は、そこを走ろうとした車が全てバトゥブランからチュルク、スカワティと走る旧道に入るわけだ。
最近全く通って無ぇ。用事が無いもん。
当然信号の有る交差点は大渋滞。仁義礼智忠信孝悌など全く無用なマナーですな。
交差点を右折しても渋滞は続くのね。
マラソンルートだけ土砂降りである事をを祈願しつつ、旧道のコミッション街道を競歩速度で進む。
今回は同乗者が優秀だった。
スマホでバリマラソンのルートを検索。
ナビゲーション・ソフトを駆使して最適なルートを案内してくれた。
クルンクンの共同露天欲情浴場手前でバイパス方向へ折れる。
それでも1時間の予定がタップリ2時間半かかった。
このままJetiに向かっても面白くない。思いっ切りヒネクレタ気持ちがそーさせるのだ。
潮目を考えればJettyで凍えるよりもMinpan&Tepekonで潮に翻弄される方を選んだ。
ま、今日の面子の装備と経験ならば、例え厳しい状況でも自力で浮上できるでしょ。
偶には超上級者コースでビビルのも良いか。
10:00に乗船出航
Minpan。潜行を3人で同時に始めた。
何故か2名は潜行が遅れ、海面に出ている岩の方に流されている。
海面から突き出ている鋭い岩と打ち砕ける波に2隊員は一寸ビビル。
あの波に巻かれたら装備も無事では済まんじゃろね。
2名早々にHead First Style で潜行してくる。
やれば出来るじゃん。
「赤毛のアン」の有名な一節に、「曲がり角を曲がった向こうに何があるか分からないけど、きっとすばらしいものが待っていると信じる」というのがある。
だから我々もWallを外洋側へ回り込む。
Oh~~~~~!ステキな Up & Down & Shake ね。
1~2m置きにサーモクラインの層が変わる。ついでに流れの向きも変わる。
進行方向の流れを読むには、オサカナさん達の様子を観察するのが手っ取り早い。
全ての魚がばらばらな方向を向いていれば、大概流れは無い。
それが全員同じ方向を向いて停止している様に見える時は、向いた方向から流れがやってきている。
尾ヒレの動きを見れば流れの強さも大体判る。
小魚が耐えているか、諦めて岩に隠れるか、1m超の大魚が翻弄されて暴れながら流されていくか、流れの強さも判る。
Wallの一番ゆっくりと移動したいエリアを流されて僅か10分で通り過ぎてしまった。
っつーか、いつも一緒に潜る弩Sと2人ならば魚の群れの向きの観察と、フィンキック総力回転で壁の一定箇所に留まって外洋をやってくる生物を待ったかも知れぬ。
ま、初めてレールを外れた道を進んでしまった、二人には厳しいかも知れん。
マスクのレンズ越しに見たTスケ嬢の眼を観て判断した。
後は8~10mの深さ程度の丘陵地帯を彷徨うしかない。
浮上の合図を出し新品のフロートを打ち上げる。
チャリダーも打ち上げる。
海面にも流れの影響があるのかフロートから垂れるロープ類も斜めになる。
其の分の紐が縺れてしまっているチャリダーはフロートから手を離す。
フム、良い判断だわ。深度2,3mでの安全停止は・・・無いわ。
そーなんよね。安全停止中にフロートを打ち上げるには技術も要るけど、フロートとダイバーを繋ぐロープ類にもアイデアと苦労が要るのよね。
大人しく財布を開いてダイブ・リールを買うのも良いけど、それではあまりにも能が無い。
自分で考えて自作して実験していく楽しみもある。
二本目は無論Tepekon。
Tepekonにも様々なコースがある。
朝5時代の渋谷交差点、お昼の東急デパート本店前、23時を回った頃の道元坂から松涛方面のムフフ、等々の様なポイントが在るのだ。
が、我々が狙うのは当然
深夜の歌舞伎町2丁目、区役所通りから西の小路界隈、
ホテル街なら未だしも怪しげなビルの前で携帯もった御兄さん達が屯する・・・
嗚呼、全く解り辛いですね。
スラバヤならばモナス近郊、最上級のデラックス・スィートが千円程度の怪しいホテルのカラオケである。
カンブリア紀の深海魚がうろついておるわぃ。
ま、そんなポイントである。増々判らないですよね。
心して往かなくてはならぬ。とは言っても行った事が無ければ心しようが無いけどね。
とにかくそーゆー危険な時は危険な場所。
しかも其のポイントまでの約100mは、15~20mの深度を保って水深45m位の海中をコンパス一丁に託して進むのだよ。
敢えてコンパスの方位をピッタリにせず5度から10度位外してポイントへ進む。
目的地を外れた時に解り易い。
上下左右が濃紺。せめてもの慰めは海底がボンヤリ見えている。
其の海底が見えなくなったらヤバイんですけど。
で、取りあえず海中に鎮座する小山が左手に見えてくる。
ナビの醍醐味を感じる瞬間だ。
我々「赤毛のアンアン小隊」は当然外洋側に向かう。
おふう!ステキな、純粋な、小粋な、ダウンカレントちゃんが手招きをしている。
本来ならばカレントフックで体を支えて、頭を下げ、岩に掴り、ジッと耐えて数分でやり過ごす。
否、やり過ごしたい・・・
アグゲゴォォォ!ハイ、無理です。無理です。
海中の中に発生した滝に打たれているんだもん。
後ろを振り返れば、彼らが数秒前に吐いた筈のバブルが細かい泡が上昇せずに下方で渦を巻いておりますもん。
2人に×マークを提示。
取りあえず外洋側、滝の外側に逃げる。逃げたい。
滝も然る物、手を繋いだ我々を親切に、より深場に連れて行ってくれるらしい。
このね、過去に吐いた空気が押しつぶされたまま我々の周りを取り巻く状況って、実にファンタジーですよぅ。
いつもはサッサと上方に逃げて行く筈の小さな無数の空気のボール。
これが体の周りを包んだまま静止しているって、まさに時間の止まった空間ですな。
先ずはBCには絶対に空気を入れずにフィンキックで上方外洋側へ蹴ってみる。
アガガガガ!今度は上昇海流ですな。
ま、諦めよう。素直に従おう!って事で無事浮上。
3人のダイビング・コンピュータのアラーム音がウルサイ事ったらありゃしない。
この後に未だダイビングが控えていれば、再び減圧潜水するけど、今日はコレで御仕舞い。
フロートを膨らませて船を呼ぶ。
船は一番ヤバイ状況を顧慮したポイントで待っていてくれた。
アリガタヤ。
下から這い上がるのは我々の吐いた息。
2名の隊員は今迄の管理されたダイビングとは違う潜りに感動(?)してたわ。痛風潜水隊では我々自身が主人公である事をガッチリ認識できる潜りしかやらんですもんね。
ま、一緒に危険を渡った同士にしか解らぬ体験ですな。
どうも、此の辺りの海って潮のTheory だけでは理解できんな。
次回は、潮が一番動きまくっている時間にチャレンジしてみるか。
別に数秒間のダイビングで一向に構わぬわぃ。
多くの労力と、数十時間と、少なくない金を一瞬の快感に賭ける!
やってる事が、♂の おせっくすと完全に一致ですなぁ。
傍から見ればアホなんやろなぁ。
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