2014年9月15日月曜日

第二次中秋名月急襲作戦しょの壱

読まない!
 買わない!
  読ませない!

何かね、エリートっつーか、そーゆーある種の特権階級ってば御詫びの仕方も独特なのね。
謝罪とかしなくたって別に良いんですよ。
大東亜戦争終盤に純粋無辜の青年達を死に向わせておいて、俺も後から逝くって言っておいて、
いざ負けた途端に手のひらを返して,
のうのうと天寿を全うしたエリートだって居られた訳ですから。
例え戦勝国による横暴極まる暗黒東京裁判ではあれど、自身に都合の悪い事は全て部下の罪だと証言してに自分だけは良い思いをしたエリートとか、
敗戦利得権益で生き延びてきた偉い方々だってタップリといらっしゃるんだから。
日本の潔い責任の取り方を知っているサムライの血は70年前に死に絶えたのかもしれないけんね。
元々、日本人全員がサムライだった訳でもないですし。
自らの腹の斬り方も知らない、自分の始末のつけ方も出来ない連中が、“日本のエリート”の証ですわな。
革命の英雄となるか、国辱の蟲となるかは紙一重ってか?
なぁ、ダンマリータ・みずぽチャン!

 で、今日は痛風潜水隊の記念行事となる日なのであった。
Dr.Cが新リーダーとして隊を率いる記念日なのだ。
前日からK教導隊隊長の元で特訓を行った成果が発露されるのだ。
そして、滲乳新入隊員A・ラーキ君がインドネシアの海デビューなのだよ。
ついでに、インドネシアにやって来て再びダイビングを始めて7,8年。
1000本以上の潜水を一緒過ごした、私のウェットスーツ&BCの最後のお勤めでもある。
既にどちらも新品がウォーミングアップをしているのだ。

 朝07:00に四輪車と二輪車で移動開始。今回の作戦参加隊員は♂4名に♀2名。
一時間でショップに到着。
新リーダーDr.CとTスケ嬢で全員分のナイトロックス用タンクの酸素濃度と圧力をチェック。
作戦前ブリーフィングでは新リーダーDr.Cがマヂメに真剣に、コース取りとプランAから予備プランまで策定していた。
偉いね!痛風潜水隊ピカ一のマヂメリーダーだぉ!
何せ私なんかはプランB迄考えた後に面倒臭くなって「全員無事浮上のプランZ」でオッケッケッて御気楽策定で海に向かうもんね。
今後、リーダー経験を重ねるに連れて新リーダーDr.Cが如何変貌していくのか否かが楽しみである。
 一本目はJepun。
私は、潜水が2年振りで経験本数10本のアドヴァンス・ライセンス保持者、A・ラーキ隊員とバディだ。
彼は痛風潜水隊で一番若い。若過ぎて新橋駅前広場の「赤尾 敏」とか絶対に知らない世代だ。
彼の御両親の年齢を聞いた斬込隊長がテーブルに突っ伏した程だ。
A・ラーキ隊員と私は他の隊員達とは全く別行動だったので、新リーダーDr.Cの活躍振りは知る由も無い。
海水温は21℃の冷たさであった。
そして浮上時に、以前補修してから50回以上使用した私のダイブフロートがクパァ~って、とうとう裂けた。

 ブルー・ラグーン(Blue Lagoon Point)に移動して海面休憩中に事は起きた。
このポイントは小さな入り江状になった海域だ。
浜の方にはプールを備えたレストランっぽい建物が見える。
シュノーケリングを楽しむ観光客もチラホラいらっしゃる。
んが、シュノーケルをしていた観光客がしょっちゅう死んでいる海域でもある。
私自身が見た訳でもないが、否見る機会なんか必要ないけど、この小さな湾の砂浜近くの海中には左右両端が鋭いカミソリ状の岩礁が潜んでいる。真ん中に魅力的な白砂が存在する。
即ち危険なリップカレントの中でも教科書通りの見事なリーフカレントを形成した湾なのだ。
海を知らない人が見たら、そりゃ何も考えずにシュノーケルもしたくなるだろうね。
見た目は綺麗なビーチなんだもん♪
我々を乗せた二杯のジュグンは何時もの様に浜から6,70m程の海域で停泊していた。
年齢不詳のアジア人っぽい女性が、我々の船の傍まで泳いで来て
「Help me !」と叫んだ。
一応、自分のマスクとフィンを掴みつつ状況を観察してみる。
私の未だ半分以上の空気残圧を残したタンクや装備は全て外したままだ。
一方の船に乗っている斬込隊長もジッと観察している。
普段ならば、ビキニ女性がシュノーケリングをしていても、我々が観察するのは
先ずは容貌、次いでオッパイはどーなっておるのか、何かハミ出していないか、そんな所である。
今回の観察はチト意味が違う。確かに彼女は「へるぷ み~!」と叫んだのである。
 そう、無闇に飛び込んで助けるのは愚の骨頂なのである。
下手に良かれと飛び込んだら、しがみ付かれて救助者まで死んじゃうかも知れぬのよ。
非情な表現だけど、マイナス2よりはマイナス1なのであるよ。
映画では海で救助者がパニックになった要救助者をグーで殴って気絶させるシーンもあるけど、
アレは無理無理。地面に足が着いていないと威力のあるパンチなんか出来ないっすよ。
殴られた方だってクッションがあり過ぎなんだもん。効かないっすな。逆にパニック促進効果しかない。
精々が後ろに回って首を締め上げて“落とす”位だわ。
そーゆー訳で感情を押し殺して、既にお亡くなりになられた不幸な御方って前提で観察するのが吉な。こ奴は既に死んでいる。って前提な。
 先ずは状況観察、疲労具合は?怪我していないか?顔色は?そんな点にしか注意が行かないのだよ。
美人か、美貌に不自由な方か、そーゆーレベルで見る余裕も無いのね。
船頭がロープを年齢不詳のアジア女性に向けて投げた。
年齢不詳のアジア女性は其のロープを手繰り寄せて小船のアウトリガーを掴むまで近寄ってきた。
まだまだ観察。
年齢不詳のアジア女性は我々が乗る船の乗船口まで自力でやって来たので、私が勝手に乗船を許可する。
彼女の装備はビキニの上下&プールで使う安っぽい眼鏡型ゴーグル、そんで黄色いクロックス(本物)・・・ただ其れだけだ。無謀な勇者だ。
思わず「あーゆーおーらぃ?ないす・しゅーず はぁ? そー、ゆー・えんじょぃ・しゅのーけりんぐぅ。 」って声を掛けてしまった。
彼女は自嘲気味に微笑んだ。
其の様子を見ながら持ち込んだポットから熱い珈琲を少し恵んでやった。
私「何処の国から来たの?」
ビキニ「こ・り・あ」
私は大昔に単独でテントを積んだ自転車で三週間程、彼の国を旅した事がある。
日本の天気予報地図に出ていた国だったからな。
その際に覚えた拙い朝鮮語で自らを紹介した。
此処ではインチキ慰安婦強制連行の話とかセォウル号美談とかの楽しい会話は自粛だ。
母国語が通じたのかビキニは益々表情を緩めて落ち着いてきた。
ふぅぅぅむ~体力的には、此の女性一人ならば岸まで連れて行く自信はある。
ビキニを船に乗せたままでは何かと面倒じゃ。
後で、おせっくす・すれーぶぅ誘拐事案って事にも成りかねん。
ビキニはかなり落ち着きを取り戻してきた。
仕方が無いので装備を装着し海に入る。
続いて海に入ったビキニにBCのハーネスを握らせる。
彼女の履物はフィンじゃなくてクロックス(本物)だ。キックしてもらっても高が知れている。
そーやって船を離れた途端に、助けを求める熟年アジア人シュノーケラー夫婦が、
またもや我々の船のアウトリガーに掴って御登場なのである。
「ぎょえぇぇうさdyc8yくあyyf!」なのだ。
しかし、この熟年アジア人夫婦は一応シュノーケルの装備は揃っている。フィンも履いている。
まだまだ元気一杯っぽい。パニックになるには未だ未だ修行が足りん感じだ。
ま、何とかなるっしょ。最悪は流されて船に戻るか、イザと言う時はダイビング装備の私は潜ってしまい、要救助者を一旦捨てれば良いんだし・・・。
だが、折角噂のビーチに近づける機会でもある。3人に膨らませたBCの左右のハーネスを握らせたままでビーチに近寄ってみる。
なるほど、海中の左右には鋭い歯を持った岩礁が浅場に固まっている。
ビーチの真ん中だけ、魅力的な白砂の回廊が出来ておるわ。おー納得納得ネ。


ほうほう、御見事に強力な流れですばい。
大昔Guam で水深15cmのリーフカレントに掴った時がある。足を持ち上げる余裕すら無かったけんね。
30cmほどのコーラル・スネークだって流れに耐えようと私の足首にグルグルと巻き付いてきてたもんネ。カレントよりもソッチの方にビビッタのは内緒だ。
4人で泳いでやって来て、今は砂浜まで5mもないけれども、こりゃ、まっすぐ浜に戻るのは無理ですわ。
3人に英語で事情をユックリと話して浜に向かって右手の岩礁に乗り上げる旨を伝える。
で、其の岩礁地帯から歩いて帰れと。
このシブく厳しい状況をタップリと実感している3人は素直に従う。
ってか、3人を引っ張るのは厳しいね。足もハートもシビレますよぅ。
思わず日本語で「いやぁ、良い流れだわ。」って口に出す。
するっと、熟年シュノーケラー夫婦が「え!ニッポンジンですか!?」綺麗な日本語が飛び出てきたよ。
私も同じ台詞を返しちゃったぜ。
どー見たって「捏造専門国際放送NHK」の中国ルポに出て来そうな工場労働者って風貌の夫婦なんだもん。
人民帽なんかがピッタリと似合いそうなんだもん。今時被っているのか中国人?!
因みに私は英語の出来るバリ人に見えたんだって。
取り合えずも、岩地に3人を乗り上げさせ、鋭い岩伝いに歩いて戻れる様にはした。
ワタシャ岩を掴んで手を怪我するのも嫌だったんで、今回を最後に引退するウェットスーツでお尻から乗り上げる様にして岩を握らないようにしていた。
ま、それでも掌がチョビット裂けましたけど。
BCもウェットスーツも最後の花を持たすことが出来た・・・のか?!
 船に戻って、先ずは一服。Dr.C隊員とA・ラーキ隊員と無駄話。
ひょっとして、後になってから「あのイルボンの救助方法が荒っぽかった!」
とか、「もっと優しい救助が出来たニダ!イルボン許さん!」とか訴えられはしないかとゆー懸念話ね。
「あの途中参加の要救助夫婦は日本人だったよ。」と報告すれば驚く2人であった。
ビキニと書いて来たけど実際には私の体積を超える図体の御婦人であったよ。
二の腕なんて私の太腿と勝負できてたもん。
岩に乗った時にはカタコトの日本語で「アリガトウ」とは言ってたな。
皆が無事に砂浜に帰還できた様子で此方に向かって手を振って何か叫んでいる。
此方も思わず、手招きしてやろうかと思ったが再び自粛。手を振り返すに止めて置いた。
どー見てもプチ整形の痕跡すら見せない容貌は韓国人にしてはマトモな部類なのではあるまいか。
正直に言わせて貰えば、半島国の国民一人一人は知らんわぃ。
多分どの国民だって多様なのが当然だ。頭の中では理解している。良い人も居れば、アホも居る。
んがっ、どうしてもKoriaって言われると警戒心とか色眼鏡が出てくるんですな。
それだけの事を御宅の国の政府・政権・マスコミ・反日団体が行っているとは思いませんかね???
ハイ、思いますよね。
近付かない!関わらない!手を出さない!ダメ、絶対!国家やもんね。

 で、早々に二本目のBlue Lagoonへエントリー。
我々のエントリー時も4人の毛唐シュノーケラーがダイビングの船に助けられていたっすな。
ダイビング船が引き上げてしまう午後以降にシュノーケルをしていたら、助ける船も居ないし、こりゃ死人も出ますわな。
昨日の偵察では水温は低いが透明度は良かったらしいが、・・・アッチコッチに視界を奪う砂嵐の塊。
そして水温は21℃の超冷水。
またしてもDr.Cの活躍を見ることは叶わずに皆と別れて、エアを消費し過ぎてしまったA・ラーキ隊員と共に浮上の途に就くのだった。
んだが、A・ラーキ隊員よ。早く終わってしまったからって、気にするな!
どんな♂だって超久し振りに、しかも未経験に近い状態で、尾根遺産とかに接すればそー成るに決まっておるのだよ。誰だって、三こすりは○×△ですよ。
我々スラバヤのオヂサン達を見習って、一杯経験を積んでいけば大丈夫だ!?
何れはベテランとなって、新規参入者の面倒を見てやってくれぃ。

それにしても何か、最近のバリの海ってば今頃になっての冷水塊の上昇とか定石から外れた海となっている気がしますな。

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