国を憂ふる誠なし
財閥富を誇れども
社稷を思ふ心なし
ああ人栄え国滅ぶ
盲たる民世に踊る
ま、今年も敗戦記念日が巡って来ちまった訳です。
失敗、負け、それらから学ぶ事は一杯在る。って言うやん。
戦術的一時撤退は戦争としては決して負けではなく、最後にトータルで戦争に勝てば良かったのだろうが、国として完敗しちゃったら後がキッツイやん。
かと言って今更、牟田口や辻、福留、富永、木村、寺内ってドアホな個人を責めようやって話でもなく、
朝日新聞に踊らされた当時の国民や、当時の外務省をどうのこうのと、とっちめるって事でもなく、
ひたすら冷静に敗因を分析し、次ぎに一朝有事有る時は絶対に負けないってゆー学問を国民皆が学ぶ必要ってあるんじゃね?
ある意味日本国民としての義務じゃね?
もしくは、せっかく実際に完敗したという、裏返せば貴重な体験を持っているのだから
負けない学問だって得易いと考えるんじゃけどなぁ。
現在だって、腐ったダメ絶対!半島と日本の間では、戦闘無き実質的戦争が行われておるわぃ。
武力では日本の方が有利やからって、戦争準備も整わない、愚かしいまでに無辜過ぎな国民という弱い箇所から攻められているのが現状やん。
過去を十分に分析して将来に生かすのが我々の生き残る術の重要なファクトだとすれば、現在進行中の此の戦争は日本に分が悪いわぃ。
あちらは過去の歴史をファンタジーとは言え、なり振り構わずに国家として強引に戦いを推し進めているんやし。
「現在、日本の国体を貶めようとしている敵との戦争中である。」と言う認識を真剣に持っている日本国民が一体今どれだけ居るのやら。
当方はブレまくりの社会的歴史認識やからね。しかも内部には裏切り者がウヨウヨしとる。
そんで、昨今のスラバヤへ進出する日本企業のダイレクターとかに、失礼を承知の上で
「どんな状況に陥ったらインドネシアから撤退します?撤退策の構想と準備は?」
と尋ねるんだけど、尋ねた皆さん十割が一世紀近く前と同じで撤退無き特攻精神なんよね。
精神論で何とか成るってもんじゃないっしょ。撤退も合理的戦術なんやから。
精神論だけじゃぁ、万が一の時に株主も浮かばれない・・・ってば。
先の大東亜戦争で前例を示し犠牲になった先人の方々も浮かばれないって。
本当は勝利の為の撤退策も在って然るべきじゃね。
撤退策を練ったからって、インドネシア進出の構えとしては心理的にも実際の構えとしても一段と磐石に成るだけで損にはならんでしょ。
で、本編。
気分を変えて、二日酔いを抑えて、アノ裏切りのショップに再びやって来たのだ。
昨日の四人に加えて、唯一のインドネシア国籍所有でもあるR隊員も参加だ。
R隊員はスラバヤの富豪の家に生まれ、現在では某エリアのダイビングクルーズの若き王となっている。
本業が忙しすぎて5ヶ月振り位のダイビングだ。働き過ぎな奴だ。働き過ぎて30歳を過ぎたら自力で豪邸を買っちゃったくらいだ。
そして、今回向かうのはアノ極悪な冷水が待ち受けるJetiな。
もうね、テペコンなんてペッですよ。
我々は昨日の恨みがましさを微塵も見せずにショップの用意した船に乗り込む。
既に別宅を構えてしまった余裕だ。此れだから接客業はオットロシイ・・・。
しかも今回、Nスケ嬢が日本から強力な新兵器を持ち込んでいる。
花王のバブだ。
何でも冷たい海に潜る時にウェットスーツ内に忍ばせておくと発泡が始まって暖かいらしい。
詳しくは「ダイビング バブ」で検索してね。
彼女の持ち込んだバブはラベンダーとか森林浴とか読むだけで暖かそうだ。
実は私もK医務官より此の為にバブを拝領している。但し、バブ・クールな。
そしてインドネシア側からは体に塗ると暖かいを通り越して熱地獄へも逝けるGELIGA Red Cap も持参した。
保守的な斬込隊長を除く、常に最新兵器を求める我々はバブを見様見真似でウェットスーツに放り込む。
潜行開始から、いきなり22~21℃の無慈悲な冷水が体を包む。
透明度は抜群!極冷な水晶世界を漂うのだ。
極楽な透明度に豊富な珍しい生物群。
Jetiが初めてのNスケ嬢とR隊員は大感動。ワシ等だって大感動。
潜りだしてからせいぜい30分間は感動と興味の泉が湧きまくる。
それを過ぎると体が震えてくる。ハイポサーミアに近づいてくる。
私も今まではそうだった。
斬込隊長&R姐は寒さに耐え切れず30分で浮上したらしい。
だが、今回は違う。
寒いのは寒い。しかし、バブの周辺から極楽温暖気泡が体を温めてくれるのだ。
嗚呼、花王という会社は何て素晴らしい商品を世に送りだしたんだろう。
如何に外の世界が非常残酷であってもバブの周りは極楽浄土なのだ。
船上で水面休憩をしている間に、流石の超保守主義者の斬込隊長も荒々しくバブを握りしめて砕き、GELIGAを体中に塗りたくっていたのだ。
バブ!大正義な。
とは言えインドネシアで入手し難い故に今後はソーダ・クエとコーン・スターチ等々を用いての自作バスボムが登場するであろう。
http://pure-la.net/bodycares/essential/bathbombs.htm
http://kids.nifty.com/kenkyu/science/bathbomb/
手製バス・ボムにGELIGAとか刺激物を混ぜた脱法バス・ボムだって登場するだろう。
お腹を低温火傷しているダイバーは痛風潜水隊の証となるだろう。
バブ固定ポケット付きのラッシュガードだって作るかもしれない。
ビキニの上を恥ずかしげも無く装着し、スカスカの胸部分に入れておいたって良いかも知れぬ。
新兵器は未だ完全なものではない。
バブはウエイトを用いて1cm角程に砕くのが宜しい。丁度1回の潜行で溶けて無くなってくれる。
砕いたバブは腹部よりも腰や背中に点在させると尚宜しい。
バブを砕いてブーツの先に収めて試したが指先が弾かれている感じで痛さしかなかった。
そして、殿方にしか理解出来ないだろうが、バブの破片がウェットスーツの股間部に数粒忍び込んだ時があった。
あのね、アノ部分はダメだ。もうね、ダメダメよ。
数十億の無辜なる種が灼熱の痛みに晒される。此れは明かにハーグ条約違反だ!
貴重な失敗や負けから学び前進ですぞぃ。
結局二日連続で20℃の無慈悲な海水が漂うJetiに通い続けて楽しんだのであった。
しかも、午後からは私は仕事もしていたずら。
Candidasaに泊まっても良いのだが、私も斬込隊長もSanurに隠れ家がある。
そして一番重要なのはSanurの方が食事のレベルと種類が上だ。
ほんの小一時間も車を走らせれば着いてしまうならSanur泊の方がお勧めなのだよ。
久しぶりに感動の連続であった。これだからダイビングは止められない。
以下、Nスケ嬢と私の撮影じゃ。
0 コメント:
コメントを投稿