2014年8月2日土曜日

断食同調圧力開放記念潜水作戦 作戦二日目

 朝一番の潜行。
流れは無慈悲なアゲインスト。何とか沈没船の船腹に8人全員が潜り込む。
他のダイバーが流れに翻弄される姿を楽しみつつも各員に潜行姿勢を匍匐姿勢で進む旨を伝える。
障害物に身を隠しつつ、目的地へ向かう。
流れは収まった。ダイバーを避けつつのバッファロー・フィッシュの朝礼観察だ。
朝の運動としては丁度良いかな?と、少々早めの切り上げを考えていたら斬込隊長より砂地偵察を要求するサインが出る。
ぐっひっひ、予想通りの長丁場一時間近くでエキジットだよ。

 二本目はバトゥ・クラビットへ向かう。
ショップが用意してくれた軽トラックの荷台に装備と隊員が乗り込む。
私的にはどうしても本宮ひろし漫画のシーンが脳内で再現されるのだが。
三杯の小船に乗り換えて陸を離れる。

久し振りの巨大海綿と60度のドロップ・オフだ。
無論、二本目からナイトダイブ迄の間はビールを流し込み就寝。
食う・寝る・潜る。
 宴会だって堪能したい。でも、十分な睡眠も必要だ。よって、一計を案じてみる。
殆どのナイト・ダイブはショップが催している。
従って、ガイドはお金で雇われている。
って事はガイドからすれば日没の後にチャッチャッとライトを灯して客を連れて行きたい。
行った後はサッサッと帰りたいに違いない。
それに引き換え我々の隊は趣味である。労働契約皆無状態なのである。
ゆっくりと、のんびりと、楽しめれば其れで良いのである。
ならば大勢のダイバーが引き上げる頃を見計らって潜行開始とすれば良いじゃん!
って事で、アルコール抜きの夕食の後20:00に潜り始めた。
ムッヒッヒッ!ワシ等だけの海じゃよ。
H王子のタンクが空になったので、リーダー斬込隊長は潜行のおしまいを告げて全員無事に浮上となる。
シンガリ役の私は最後の一人が上がるのを見届けてホット一息なのだ。
全員が無事に上がって何ぼですけん。
全員無事に陸に上がった。
その時に斬込隊長及びH王子よりサーチ&レスキュー案件を告げられた。
H王子の所有する、正規料金のビジネスクラスで母国往復チケットが買える価格のカメラ一式が、
海中で勝手に何処かに逝ってしまったらしい。全く身勝手なカメラだ。
ふむ。煙草に火を着けて先ずは一服。
ま、とりあえずカメラの発見が出来なくても捜索隊は全員無事に上がる事を確認。
斬込隊長・H王子・私の3人はタンクを交換し、再び海へ。
嗚呼!エントリー、そのままダイレクトに深度16mにて勝手に徘徊しているカメラ一式確保。
全然ドラマチックなサーチ&レスキューじゃない。
光の暴力装置が役に立った数少ない案件であった。
その後は当然宴会だ。
各員が持ち込んだ高級洋酒数本に、やはり各員が持ち込んだ手作りのツマミの数々よぉ。
8名が各々無計画に持ち込んだだけあって、久し振りに豪華な宴会となるのだ。

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