同調圧力の季節が過ぎ去った。
太っていると自覚していた人が、より太っている人達の群れに入れば大して太っていないと感じる。
より薄い毛髪の人に出会えば、ドハゲだと思っていた自身が実は大して薄くなかった事に気が付く。
より黒い中に身を置く事で、黒いと思っていた自身が実は大して黒くなかった事に気が付く。
世の中は比較対象、相対性で物事が鮮明となる。
この約一月で、決して大仰な信心を持っていないはずの自身が、未だマトモな部類に身を置いているやも知れぬと気付かされた。
否、気付かせて頂きました。アリガタや。感謝々々。
嗚呼、実に重要な意味を持った素晴らしい、忌々しくもオゾマシイ期間。
紙袋で梱包されたビール瓶と不透明な紙コップ、急須から湯飲みに注がれる御ビール・・・
ま、そんな時節で御座いましたっ、とな。