2014年4月1日火曜日

弥生月 御出所祝ひ 御入所祝ひ


3月は別れの季節であった。
痛風潜水隊も2名の隊員がスラバヤでの御勤めを果たして
娑婆(日本)へ無事に出所となったのた。


 スラバヤに無いものは自分で創るがモットーの弩S氏が
三週間も掛けて仕込んだ料理を囲んでの
痛風潜水隊出所式が16日に厳かに行われたのですわ。
ついでに潜水隊のパククネ大統領も出所した。
全く会話をした事が無かったのに何かと、
遠くで我々を見つめ気にかけて下さってた
アノ御夫人が出所するのも寂しいものであった。

 シットリとした極上の正しいハム味と生姜焼き風の2種類のハム。
美味いハムを個人で創り上げ、其れだけで十分なのに其のハムの味を完全に引き出す食材を吟味されて用意されていた。
豚ハム・ダックハムを生春巻きで包むのだ。
ジックリと煮込みまくってドロドロ状のスープを使った水炊き。

私がシンガポールに行けば必ず立ち寄る「最強濃厚豚骨ラーメン・バリ馬」以上に濃厚なスープが用意されていた。
夫々の隊員が持ち寄ったワイン等の酒類も贅沢に振舞われたのだ。
正に手作り出所式なのであった。
 実際の所日本人が常駐していない日本食店はラーメン屋さんも含めて徐々に辛(つら)い物になってしまう当地である。
此れを訳知り顔で「味のローカライズ化」等と語る方も居らっしゃるが、其れは不正確だと断言しますわ。
ローカライズやったら何でもケチャップマニスとサンバル味になるべきだ。
では何故開店当初に日本人が居て其れなりに美味かったラーメンが××になるのか。
それは労働側によるローカライズ化なのだ。
味覚の好みで動いてはいないのだ。
ズバリ働く側の緊張感の薄らぎ現象なのだ。
緊張感が無くなれば麺がのびてくるのじゃ。
調理と言うお仕事に緊張感が失われただけですわ。
従って当地では具の形が無くなるまで煮込む料理の方が向いているやも知れぬわな。

ま、そんな事もあれば翌週には入隊希望の方と例によってカレーハウスで懇親会を開いたりしていたのであったよ。

 関係無いけど、バリのン・グラライ空港やスラバヤのジュアンダ空港も国際線の空港利用料が関空やチャンギ空港並になるのだ。
インドネシア式ヤラズ・ボッタクリ方式が、いよいよフォーマルに成るって事やね。
基礎や防音や配管設備等建築的基本は気にしないで、目に見える塗装等で高級感を出して高級価格で客を泊める宿と一緒やね。得体の知れない薄ら笑いをサービスだと感じ、物事の本質から目を逸らす事が好きな御仁にはタマラナイっすね。
これ等の意味する所の一つはですな。
海外から仕事で来ている我々に「もっとキバッテ仕事せんかい、もっとゴッソリガッポリと稼がんかい!」とハッパを掛けてくれているのである。
日本から100円持ち込んで賭場に来たんやったら、数倍、せめて200円にして持ち帰らんかい。とな。
アンタ等がボヤボヤしとったらワシらの方から不条理をしかけるでぇ。とな。
そゆこと。  ・・・ありがたや。
どーせ、選挙が終わった後には都合の悪い事は何でもかんでも他国の所為に転化されるんやし。

 ジュアンダT2の搭乗待合室。四つのゲートに対して出発を待つ乗客用の椅子は216席。
飛行機の出発が遅れた。暇なので数えた。
当地の大人の振る舞いとして荷物は必ず隣の席に乗せて占領する。
プルマハンで自宅に駐車スペースがあるのに、遭えて路上に停めて占有地を増やしたがるのと一緒やね。そーなれば100人も座れりゃ満席ですわぃ。
かと言って、見た目だけコジャレたカフェには料理と言う名の味付け油しかないしなぁ。
そこで待つ気にもならんしなぁ。暇潰しに大の大人がスマホやタブレットでゲームするの姿は他人に見せられない。ってのが私の中に残っている僅かな日本男子の矜持やし。

1 件のコメント:

  1. どぅえーす2014年4月2日 16:38

    この間のは、ワサビ風味ハムとBebekのハムだよ。
    今週末、またBebekのハムとノーマルのベーコンモドキ?パンチェッタ?が出来上がる予定。

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