2014年3月6日木曜日

バリ島沖ダイバー遭難

全然関係ないけど本日の朝日新聞の朝刊の広告
いつから自分の会社を●●新聞に変えたの?
ほーどーの何でも自由って奴?
で、2月14日に起きた火山爆発に因る空港閉鎖は↓に書いたけど、同日午後に起きたダイバー遭難な。

うーみゅぅ。今後の空の交通はどうなんじゃろ?って気分でニュースサイトや地元ニュース系番組をズーッと眺めてて知った。
犠牲になった方もいらっしゃるので、面白可笑しく書く気にはなれんね。
評論家じゃないんでドーノコーノっと書く気は更々無いけど、大体、其の辺のTVやネットニュースしか知らんしな。
だが、同じダイバーとしては非常に関心がある。
最初は7名が行方不明って事にもミステリアスな疑問があった。
結果的に悲しい結果となった訳ですけど。
当地の新聞には明らかにダイビングを知らないコラムニストが書いたものもあった。
《緻密・正確な計算をして潜れば防げた事故》ってか?
 だったら、その緻密な計算でもって渋滞をなんとかしておけっつーの!
ま、今頃書くな的話しかもしれぬが。
明日は我が身って事も有り得るけん。
起きてしまった不幸な事は取り戻せないけど
明日潜るかも知れぬ我々は、
不幸な事件から改めて、
尚且つ検めて、
学ぶべきを学び、常に準備を怠ってはならんのだよ。
ヒヤリハットを対策し、ハインリッヒの法則を検討しなけりゃイカンですよ。
それが犠牲になったダイバーへの手向けなのだと言う誠に自分勝手で、実に不遜な解釈だ。
そんな自覚はアル。
 救助された方の話をマスコミの記事で読めば、装備も十分に用意されていた事が伺われる。
浮上も全員が一緒で、予定位置。
何処をどーやって読んでも、全く正しいダイビングですわ。
そして誰が行っても同じ装備を準備するし、同じ行動を取るはずだ。
 大体、アノ、マンタ・ポイントの岩場に上陸出来たって事自体が凄い事だもん。
豪快に荒くデカイ波が強烈な力で押し寄せる、悪魔な岩場ですぜ。
あの岩場、救助した方も凄い度胸と技術と体力だ。

 で、よーやく実際に有志で捜索されておられた方から話しを聞けた。
・インドネシアが擁するSAR他官製捜索隊
・地元ショップを中心に結成した民間有志捜索隊
・そして普段は業界関係者から安くない年会費を集めるだけの罵詈水遊運動協会
救助者発見はパダンバイから捜索に協力してくれた地元ガイド氏。マクロ系が得意らしい。
救助者へのコンタクトも地元ショップの欧州人と地元ガイドの勇敢な行動。
SARは実力&装備不足。此の地では期待しないし、期待してもしょうがない。
 但しボディーバッグ提供とご遺体の回収は得意だ。あとカメラ映りもな。
罵詈水遊運動協会は病院に花束を送って、病院に断られた…それだけ。
救助者発見から救助まで、結果的に最も重要な場面で機能したのは民間有志捜索隊だったそうな。
何故かマスコミ発表では色んな所が書き換えられているらしい。
きっと大人の事情なんでしょう。ポスコ爆発かよ・・・。
悲惨な事件だけど、このインシデントを教訓にしてショップ同士での緊急連絡網が築かれつつあるらしい。
捜索依頼に対して足元を見て値上げし即金を要求した民間ヘリ業者「空気罵詈」
を教訓に即金・現ナマのプールも検討しておられるそうだ。
これ以上の聞いた話しは割愛。
私的に解釈して導いた結論は、カントリー・リスクだわ。(観光関係者ゴメン。)
ダイバー・チームが乗ったワゴン車が当地で交通事故に遭った。
で、残念ながら犠牲者が出たって印象が拭えん。
こりゃ、ダイバーとしてはどーしよーもないわ。
原因は、船との邂逅が無かった事。其れしかないじゃん。
船と会えなければどんな海況だって危険ですわ。

 本当に雇った船頭がダイバーを放ったらかす様な事は起きるのか?
実は起き得る。痛風潜水隊黎明期に主だったメンバーが体験したってゆーか、放置されかけた。
痛風潜水隊員六名がジャワのダイビングスポット「白砂」に向かった。
其のポイントの話をスラバヤ出身ダイバーから聞かされていた私は
自分の装備を持ち込むのも面倒臭く感じて、遭えて持ち込まなかった。
ボートの上でのんびりする事を選び、シュノーケルで十分だと判断した。
一本目を終えて、二本目に5名の隊員が潜水を始めた。
海岸から1500m~2000m位離れたポイント。
ボートには私と船頭と助手的兄ちゃん。
私は潜行メンバーが吐き出すバブルを目で追いながら二本目の煙草を咥えた。
其の時に船頭が話しかけた。
「なぁ、帰ろ。」
ミス・パジャジャラン大学の水着娘から耳元で
「今夜、尻貸せや。」って言われる様な思いがけない台詞。
何の話か理解不能だった。だから訊き直した。
答えは同じ。
「なぁ、帰ろうよ。雨が降りそうだしさぁ。」
駄目だと拒否した。
「そやけどな、この服新しいねん。濡らしとーないしな。」
この状況で極当たり前のよーにほざく船頭のプロフェッショナブルぶりに対して
頭に来たし呆れたが、頑として帰還を許さなかった。
ひょっとして船頭は、私が雨に濡れる事に気遣ったのかもしれない。
…等と善意に解釈したけど前述の台詞からすると何か違うし。
私はシュノーケリングで既にずぶ濡れだし。
ま、一応ダイバーを置き去りにする船頭の実体験って事で。

ってか、我々、少々SKBなオッサン連中が同じ難に遭ったら、
  日本のマスコミとか外務省の対応は同じなのだろーか?疑問は残る。
此れは隊の真剣な課題だ。生きて陸に上がって何ボがダイバーですけん。
今後の隊としての作戦時には、《美人ダイバー複数が含まれる》
と誤解される様なコードネームやトリックが必要かも知れん。
冗談抜きでな。
携帯電話をコンドームで包んで潜る。
 (此れは是非誰かの携帯で試したい。You tubeでは大丈夫らしい。)
防水ビーコン持ち込み&受信機を船頭に預ける。
 (USA等では使用されているらしい。)
船頭の預金通帳&カードを預かって潜る。
 (かなり効果が有るやも。)

此の国では、船頭さんが親切に我々の機材をセットする事が良くある。
此れを絶対に信じないで自分で機材のセットを行う。
そーゆー出来る事から始めるですよ。

 そんなこんなな話しをSanurの某カフェで数時間聞いていた訳だが…
其のカフェに向かう道。
例によって不労所得的クレクレ的ゲートが。
いやね、別に良いんですよ。きちんと対応していただければ。
海辺に向かう観光客相手なんだろうから、出来ればニコヤカに対応すれば。
気の利いたジョークでも言ってくれれば、一マソルピアでも払わんでもない。
しかし、無っ茶ゾンザイ&フソン。カサールな口の利き方するオトッつあんだ。
しかも嘘の情報(目的のカフェの専用駐車場代も含むとか)も吐く。
当~然、喧嘩になる。
こーゆー物乞い的アホが存在し、威張り散らす。
でもね、そーゆー連中が豊富に野放しされている的状態の御蔭で
私の様な本国では使い物にならない外国人が働けるんじゃけん感謝じゃなぁ。

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