で、1年振りに日本からNスケ隊員がインドネシアにやって来た。
彼女が日本に帰国した後に当ブログが始まったんだっけな。
彼女は日本でOLを片手間にダイブマスターの修行中らしい。
そして1年振りにH王子兼ハイテク小隊長もタンクを背負うのだ。
今回の年越しダイブは五年以上続いたTulamben エリアだったのを少し変えた。
だって、5年以上前のTulamben ってば、泊まりこみで潜る連中など殆ど居なかった。
トランベンに宿泊する殆どがバックパッカーであった。
ダイバーは南部のリゾートからショップに連れられてやって来るのが大半だった。
むしろ二時間かければ着けるポイントだった。
泊り込みの魅力は海から上がって、そのままビール→宴会っという流れに合っていた事。
そして、ナイトダイブや日の出ダイブが出来た事なのだろうか。
バリでのダビングポイントとしてビーチから歩いて入れる要素がデカイ。
そうこうしている内に宿が増えた。
建築の基礎から内装までがインスタントなナンチャッテ高級感漂うものだ。
そして、料金もナンチャッテ的高級感に合わせて上がっていった。
年金受給者を女学生に仕立てたボッタクリ・バー的雰囲気臭が出てきた。
そして、圧倒的多数だった外国からのダイバー以上に国内のダイバーが増えた。
国内のダイバー…多分国内的にはハイソな方々だ。
此の国のハイソはハイソたる義務としてゴミを何処にでも捨てなければならないのだよ。
以前書いたけど、ホテルと同時にプールも増えた。
環境が思いっ切り変わった。
当然海の環境も影響を受けた。
海中生物も影響を受けた。
ダイバーも増えすぎた。まるでダイバーを見に来てしまったような海になった。
そーゆー訳で我々の潜り方も変わったのだよ。
ナイトダイブでも、あえて深夜に潜るとかね。
で、先ずは先行してH王子と合流。彼は陸路を延々と車でやって来た。
Sanur の日式焼肉屋で前夜祭だ。
翌朝、何と04:00にノリスケ嬢がインドネシアに上陸。
最初のポイントはCandidasa のJepun だ。
今回はNスケが持ち込んでくれた新しいダイビング・コンピュータのテストを兼ねて、
今まで使用していた2~3ヶ月で電池の切れるダイビング・コンピュータと両方を左腕に着ける。
無論、取説は全く読んでいない。
いつものショップは、いつものショップ通り1ヶ月以上前に予約した我々の事をスッカリ忘れていた様子だ。
仕方が無いので通常エアのタンクで、先ずはジュプン・ポイントへ向かう。
水温表示で28℃と31℃・・・Nスケのコンピュータは・・・驚きの33℃!?
BCDに着けていた防寒フードは不要だった。
S-proの防寒フード自ら不要を悟った。フード自ら海中に身を引いた。
ま、ダイビングに失せ物は付き物だ。
全ての機材は無事に陸に上がる迄の消耗品だ。
諦めが肝心。ぐぬぅ~。
観光用潜水艇が何度も我々の傍を通って行く。
潜水艇の後ろに掴っているダイバー職員、手に魚寄せの餌入れを持っている。
潜水艇内のお客は其れを知らずに寄って来る魚を見て楽しむ訳だ。
エキジットでは全員がフロート(マーカー・ブイとも呼ばれる)の打ち上げを行う。
フロートは膨らました際のその形からソーセージと呼んでいる。
中にはレーダー反射材のついた物もあるらしい。
明日は漂流遭難覚悟のミンパン&テペコンの両ポイントを予定している。
従って、全員がソーセージを持って潜る。
万が一の際は各自で浮上し、ソーセージを上げる。
其れの訓練を兼ねているのだ。
実は私のソーセージの先端は酷使からか、先端が破れた。
コンド◎ムだったら大変な事になる。あ、ソーセージでも大変且つ虚しい羽目に遭う。
そのまま捨てるのも悔しい。コンド◎ムだったら、そのまま捨てても…以下略
何度かの修理の試行錯誤を繰り返した。
無論今回は新品も併せて持ち込んではいるが
自分で修理したものが上手く直っていると、其れもまた嬉しい。コンド◎ムだったら…以下略
ただ嬉しさを味わいたいだけだ。
ダイソーの食品袋留めと二液性接着剤をミックスしたものだ。
前回、斬込隊長のアドバイスで割り箸&タイラップは失敗であった。
だが、今回は感動の大性・・・もとい大成功であったよぅ。
Nスケの持ち込んだソーセージは…生地が薄いのか海中ではエアを入れる部分が密着していてダメダメだった。
乙女の如く開かねぇずら。
だが、浮上してから膨らます事は可能だ。但し、オーラルで膨らませる訳だが。
Baliのコマーシャルダイブではガイドが浮上時の安全停止前にソーセージを打ち上げる。
ソーセージから5m以上伸びたロープに掴って安全停止し船から見つけてもらう時間も稼ぐ訳だ。
しかし、メーカーのHPや取説を眺めると浮上後に膨らませる様に推奨されている。
この辺の使い分けにはチョビット悩む。何れにせよ、潮に流されてしまっても無事に帰還できれば済む話だけどな。
セコ! |
その前に、H王子のダイビング・コンピュータ(以下略して大根)が大量のアラーム音を撒き散らした後にバッテリー切れ。
私の新しい大根は無論、取扱説明書未読。ま、何とかなるべ。っと、古いほうの大根をH王子に貸した。
此れが、後にドアホな事態のきっかけとなるのだ。
H王子、Nスケ共に此のポイントは初めて。
よって、私のリードとなる。
水深を見ながらナビを始めた。
此処に偶然の一致が起きるのだ。(愚劣な行為とも言う)
水面を見る。ほうほう粗10mか。
大根を見る。何かスイッチを触った気もするが、確かにド真ん中で10の表示が出ている。老眼の始まった私でも其れ位は判る。
ついでにゲージを見る。うむ、水深10mを指しておるわい。
10m、15m、っと大根&ゲージが殆ど同じ数値だ。
大根を見て20m、25m…この辺にポイントになる岩が…
うむ!?岩を探した後に大根を見る。230m???ビックリしたわい。
どうやら大根の表示が最初からデジタル・コンパスだったのね。もうね、無茶苦茶よぅ。
そうこうしている内に、H王子が撮影対象を見つけたらしく、早々に失踪。
Nスケ嬢が同行を促したらしいが、H王子はファインダーから目を放さず。
従って、バイバイっとなったのだ。
ま、彼なら独りでもビビリながら上がってくるでしょ。
おうおう!漸く見つけたポイント!
ほうら、珍しい生物がいるよぅ~ってNスケ嬢を見たら、大根を指差して降りてこない。
どうやらDECO(デコ)らしい。
ん!?ワシの大根も何か五月蝿い。
大根如きが人間様に指示しやがって…。
う~~みゅ。現役時代には大根なんて無かった。プラスチックのプレートとベゼル付の腕時計が全てじゃった。
アラーム付の大根なんて、ハイテクじゃ。マイコンとかが中に入っておるんじゃろ?
初めて道具を使った猿の様に驚きつつも、マイコン付大根に反抗心も芽生える。
が、此処は一つ大人になって大根のアラームに目を瞑って従ってやったわぃ。
で、Nスケと共に浮上。エアの持ちからするとH王子が先に上がっているはずだが…
何と、我々よりも後にソーセージが挙がり、H王子が堂々の帰還。
H王子の話では…私の貸した大根を船に置き忘れて…心の中の大根に従って潜っていたらしい。
良い子の皆は決して真似をしないようにな。今夜はお家に帰ってジックリと取説を読むべ。
帰りには久し振りにサテ・イカンの店でテイクアウト。
5マソルピアで十分3人前以上だ。
途中のバイパス沿いのコンビニでビールを買って遅めの昼食。
次回はいよいよミンパン&テペコンだすよ。
やっぱNitroxは偉大だ
返信削除あのショップは偶に44%とか酸素を奢ってくれるけどね!
返信削除自分のダイコンアラームがしっかり録音されている。
返信削除