昨年9月に潜ったSecret Bay へ車は走る。
H王子と海士長がスラバヤから既に向かっている。
現地で合流だ。
この高度故に帰路ではLovina で一泊の予定。
一時間少々でヘッドライトを消す明るさがやって来る筈だ。
晴れだ。今日こそ初日の出だ。
インドネシアの極上時間は早朝である。
バイクの轟音も響かず。
ダンドットの狂騒も無く。
平和だ。心の汚れが清められる・・・多分。
Denpasar の街を出た時に其れは鼓動を始めた。
*私の下半身から脳を通じ
Antonio Lucio Vivald のリクエストが入る。
っふっ、ヴァイオリン協奏曲ホ長調「春」か…
未だ慌てる時間ではない。
Bedugule への登坂。人出で賑やかなPasarを過ぎる。
*脳内でLudwig van Beethoven 交響曲 第五番 ハ短調「運命」のリクエストが。
ほうほう、そー来たか。定番やね。
交響曲 第九番 が流れたら“時、既に遅し”だが…
その前に何とかしたぃぃぃ。
むしろPasarの電柱に堂々と事を行えば…誰も気にしないかも…
今ならワンコと勝負してもイイ。
漏らしたら気持ち良いかな?
一応レディの前で恥ずかしいかな。
でもレディだからな。
ひょっとしたら優しく拭いてくれるのではなかろうか?
で、着替えも手伝ってくれて…
あ、何かが壊れてきましたよ。
………
………
………そして遂に…
Alvin Toffler ぁぁぁ! 「第三の波」キター!
「あるヴぃんとふらー、だいさんのなみ!」
Nスケ嬢の記憶では口に出して叫んだらしい。
あ”~ぁんー、オシッ◎、してぇぇぇ!
我々日本人・大和民族には、
他人へ迷惑をかけない的ソフトが出荷時にプリインストールされているだ。
よって、他人への迷惑にならない場所に停めたいのだ。
否、下手に停車しても無事に降車しる自信が…無いです。
何とか安全な駐車スペースを見つける。
サイドブレーキを引っ張る。
「コブラが居るかもしれないから付いて来てはいけない!」
「コブラが出るかもしれないからコッチを見てはいけない!」
言い放ち畑に走る。おっと、膝が曲がらぬぅ。
*私の膀胱から脳を通じ…
既にリクエスト無視で Jennifer Lopez とPitbull が床の上で踊りだした!
日本男子、慌ててはいけない。
短パンのチョット上だけ下ろす様なセコイ姿を曝すのも如何なものか。
此処は、敵にに見つかった時の為に正々堂々と潔さを呈すべきだ。
短パンとその下の水着を膝まで下げて“背水の陣”態勢を採用。
見つかった時に“睨み返し”で反撃に出られるからな。
攻守抜かり無し。
「民明書房?」かよ。
何とか間に合った!
膀胱から正式に感謝の意が届いた。
何処かの国からは日本へ未だに感謝の意を届けない。
やっぱり、インドネシアは朝が最高ですねぇ~~~。
この話って、続く…のか?
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