星国では某ホテル内の足のマッサージ(60分で32新嘉坡ドル)に行った。
35ドル出して「釣りは要らん。」と言ったら、きっちり3ドルの釣りを押し付けられた。
提示の料金だけで結構です!ってマッサージしてくれた方から言われただよ。
何処かの国とは大違いでビックリしたよぅ。カルチャーショックだ。でもきっと偶々だ。
私の風貌なのかMRTでは警備員に留められて荷物検査を受けた。何時もの事だ。もう慣れた。
そして気付いた。歩道や!
どんだけ公共大量輸送機関を造っても、歩道が駄目ダメな国はダメダメだね。
今回星国で歩いた距離は、予算横領で動物が餓死するスラバヤ動物園からダルモのパパヤ間以上だ。
実際に其の例え通りに歩けるか?無理です。歩道がトリッキー過ぎですわぃ。
でも同じ糞熱さの星国では余裕で歩ける。歩道が初心者向けじゃからのぅ。
全ての目的地がバス停や駅の前に有る訳じゃない。
公共輸送機関を利用しても歩く行為が必ず付いて回るのだ。
東京駅ー新橋、大手町とか、神田から御茶ノ水、青山から渋谷間程度は歩くぞ。
逆に言えば安全な歩道が有れば公共輸送機関を選ぶっしょ?
好き好んで自家用車なんか使わないって。
人間が移動する基本には安全に歩ける道が必要ですバイ。後飲み水ナ。
所が此の国は金のかかる(裏でも金がかかる)ものにしか興味が無いみたいですわ。
所要を終えて再びマゾヒストには快楽天な空港へ戻る。
ワタクシはヴィザ持ちで機内前方の席を取っていたのだが。
乗客の大半を占める観光客の中でもとりわけ男衆が、我々を押し退けて我先に降機ドアへ突っ走る。
オトウチャンはオカアチャンとガキのパスポートを握って突進する。
彼氏は彼女のパスポートを預かり大股で歩む。
父はその威厳をかけ、彼氏はその後の一発をかけて、躓きながらも猛進するのだ。
ヴィザ・オン・アライヴァルのチケット売り場へと!
・・・
…
・
おまいらメロスかよ。
チケット売り場・イミグレ・持ち込み荷物検査・税関っと、長い行列が4箇所も待ち受けている訳だ。
下手をすれば自由を得るまで一時間以上立ちっ放しの地獄のロードが待っているぜ。
入国者は皆必死なのだ。
ディズニーランドでアトラクション待ちの行列とは一味違うじょ。
観光客に地獄のロードを強いる空港って・・・?!
大統領選挙が近いからなのか。公務員の規律が再び乱れつつある気もする。
ワタクシの前でイミグレ・カウンターに立つアジアン・カップルは其処で再び入国税と称してUS$25-/御一人様 を要求されてた。
金持ちなのか素直に応じてたじょ。
ボールペン型隠しビデオを忘れて悔やむ。
持ち込み荷物検査コーナーも長い行列。
ワタクシの手荷物はブリーフケースにA4書類が3枚。それに星国で買った御犬様用玩具が2ヶ(ワタクシの飯代合計よりも高かった!)。
ワタクシの後ろには酒瓶一本を持った毛唐親父。顔を見合わせ「It's a long long way to home.」と頷き合う。
二人してレントゲンを無視。税関吏を睨み付け鞄を広げて中を見せて申告書を放り投げ、ようやく自由の身となった訳だ。
微笑には微笑みを、慈しみには慈しみを。ゾンザイにはゾンザイを、不遜には不遜を。なのであるよ。
警察も税関も出入国管理も、仕事に着く前に徹底して性悪説で事に臨む様に教育されているし、職務外収入の魅力も在るからな。
国民を見たら犯罪者と疑え。なのである。よって、官憲を見たら腐敗を疑うのであるよん。
とりわけ部外者は悪人って前提の考え方だしな。しょうがないか。
行列を作らせ待たせる。重いスーツケースを検査の為に60cm前後の高さまで抱え挙げさせる。
利用者、延いては国民に困難を強いる勤勉で実直な公僕の正しい務めなのである。
其処に抜け道を設けて雇用を生み出す。ステキなシステムなのである。
偶々な美しい経験だらけであったが、マゾヒストにはお勧めなバリの新空港であった。
日本の年老いた親と逢う時は…やっぱりシンガポールにするべ!
もう一つ気付いた。
国際線に限らず、国内線であっても飛行機ー空港施設間をバスで移動する事がある。
此の国では殆どの場合、座席に座るか、若しくは先に降りようとドアの近くに留まる。
絶対に他の人の為にバスの奥に進んだりはしないのである。
此の国では譲り合いっちゅ~のは悪い事なのかもしれん。
別に馬鹿にしてへんよ。そーゆー文化はそーゆー文化じゃ。郷に入っても業に従わんけどな。
日本では他人の為への自己犠牲の話は実に多く、昔から現在に至るまで存在する。
ひょっとして、他人の為って事を考えるのは日本特異の習慣ではなかろうかとな。
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