2019年9月16日月曜日

日本・新嘉坡 合同潜水作戦 しょの漆

 次の日、最初のミンパン にビビったのかJin氏の希望はテペコンだった。
朝の一本目でミンパンにおマンボぅ1枚が出ていたという他の船のダイバーの報告にも関わらず2本目もテペコンだった。我々は自己責任で潜る任意団体故に一向に構わない。潜りたいという希望があればソレで潜る。潜って浮上できるスキルと器材を皆が持っているからね。


で、2本ともおマンボぅには会えずだった。昨年からのキャベッジ・コーラルが全滅してから今のテペコンのマトモなエリアは、おマンボぅ以外には余り見るべきものもない。
いやいや、本当は有るのかもしれないが、私的には興味ないのだよ。
まぁ、空振りやったね。海は暖かかったし。
ダイビングの後でJ氏達シンガポール隊は呼んであったレンタカーでスミニャックに向かう。シンガポールでの再会を約束して別れる。

 日本隊は…トボトボと歩いて宿に向かう。途中で気になっていたローカル向けの豚ワルン。
何か訳アリの妙齢な未亡人が営む店だ・・・って、勝手に想像して期待していた。
味は期待通りでなかった。
部屋で夕食まで小宴会だ。持ち込んだ酒はまだまだ有り余っている。
再びドラゴンフルーツ(赤)を切る。老化防止効果が見込まれるフルーツだとの話にNスケ嬢は目を潤ませる。
Tスケ嬢は既にTシャツと短パンを脱ぎ捨てていた。

 L字型に並べられたソファの真ん中に私。両端に二人の女性。
Tスケ嬢とNスケ嬢が裸足の足を私に突き出す。マッサージしろとの命令だわ。H王子ならば喜んでご奉仕したであろう。
左右の手で彼女たちの足裏のツボを揉んでやんよ。
この足裏のマッサージって、悪い所が痛いとか言うやんか。
Nスケ嬢が立ち所に涙を流してマヂ泣きを始める。
不思議なもので二人同時に同じ場所を押してんのに反応が其々違う。
同じ場所の同じツボを押してやっているのに平気な表情のTスケ嬢が足裏のツボをスマホで検索している。
Nスケ嬢がマヂ泣きして反応していたツボは・・・頭脳やった。
Tスケ嬢が反応していたツボは・・・痔瘻やった・・・。
H王子ならば甲斐甲斐しく二人の女性にご奉仕しただろうが、私は片足だけ気持ち良くマッサージしてから手を入念に洗って自室で昼寝。
只者ではないFワラン氏は林檎携帯電話をイヂリ間違ってロックを掛けてしまっていた。オカの上でも只者ではなかった。
 夕食はWarung makan de 5で激辛中華料理。あまりの辛さにNスケ嬢は目と鼻から体液を流して苦しんでいた。
ひひ。そーゆーのを眺めるのが私のとっての御馳走なんだぜ。
今日2回目のマヂ泣きやった。彼女は涙脆くなったんだねぇ。
宿に戻ってから再び宴会。何せ徒歩10分でダイビングショップに行ける気楽さだよ。

 最終日。こりゃぁ、何が何でもミンパン。Mimgpanよ。だって、テペコン・・・飽きちゃったもん。
Fワラン氏にもミンパンを見せたいし・・・。
海上には今日も多くのおマンボぅ狙いのボートが浮かぶ。
だ け ど 温かいのね~。透明度も悪いのよね~。
1本目でTスケ嬢が支持棒を海中に投棄。
2本目では只者ではないFワラン氏が海底に落ちていた支持棒を回収。
まぁ、そんだけかね。

私にとってはおマンボぅにユッタリと出逢えれば、ソレはソレでラッキーだけれども、
それ以上に誰と一緒にクソヤバい海中で過ごして、無事にオカに戻ってこれたかの方が楽しいし嬉しいんやけどな。
そんな訳でサヌールに戻っての打ち上げに心は飛ぶのだった。
やっぱり、おマンボぅ観察は新月だよ!

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