2018年10月17日水曜日

神無月同窓作戦(しょの参)

International Criminal Police Organization ICPO 国際刑事警察機構
前総裁が出身国の”遅れたやって来た独裁覇権国家”にしょっ引かれた話はニュースでお腹いっぱいやけど。
その後釜の総裁に”盗人ポンコツ破綻国家”の人がなっちゃったニダよ。



日本組の3名と王子にとっては最終日の第三日目。
ジョッシュ達はヌサ・ペニダに向かった。
(後で彼から聞いた話だが、クリスタルにおマンボぅ~出てたらしい。
 海上には35杯のダイブボートも出ていたらしい。
 って事は300人近いダイバーがおマンボぅ~を追いかけたのけ。)
我々は今までよりも小型のボートでブルーラグーンのドロップオフに向かう。
今日のボートは今までよりも小型と言えど、やっと普通サイズになったって感じだ。
皆が準備しやすいように真っ先に海に入る。だから誰が何を忘れているのかなんて知らん。
王子がウェイトをボートに残してバックロールを打ちたがっていたらしいが私は知らんよ。
全員が海に浸かり、全員からOKサインをもらった所で潜行開始と行きたいが・・・。
尻軽は絶対に私の合図を見ない。聞かない。耳まで海面下に浸して明後日の方向を向いている。
最初は偶然かと思ったが、毎回そうなのね。怒鳴っても、ボートにぶつかりそうになっても聞かない。
まぁ、もうぶつかってもエエわ。痛い思いをしないと判らん事も有る。
って、先に王子がボートにぶつかって実演指導をしているけど。
潜行開始。ポカポカな29℃


やっぱりパチモンカメラはダメかも。
浅場の岩根の下。砂地から30cmの高さの空間に何か色々居た。



王子の十分にデカイフラッシュライトとフレームでは撮影は厳しいやろうなぁ。
あのカメラセットは広々とした砂地で強烈なライトを浴びても静止している被写体向けやね。
Nスケ嬢はドロップオフのカーブまで尻軽嬢を介護して運んでいる。
ドロップオフに入った時に尻軽はフリーになっていた。そして先頭を行く私よりも深く降りていた。
ヘビーなウェイトを身に着けているからねぇ。だが私は手は出さない。
指示棒でタンクをガンガン・ガシガシ叩きまくった時点でやっと私の方を見た。他のグループ、煩くしてゴミン。
「上がって来ぉい」と合図する。Nスケ嬢のヘルプは止めてもらった。私は既に諦めていた。Nスケ嬢もその内に諦めるであろう。
自力で何とか我々に合わしてもらうしか無い。
深度をとったまま尻軽嬢に変化がなければ私は最後の手伝いをするつもりでは居た。
んで、その時は彼女に2本目以降の我々との潜行を辞めてもらうつもりだった。
だが、彼女は自力で上がってきた。そして私の指示棒を持った手首は疲れた。





 ドロップオフの水深13m辺りから先行しているグループのガイドが手招きを受ける。
何事ぞと伺ってみれば、シマシマのヘビっぽい生物が珊瑚の内外をうろついている。
ウミヘビにしてはデカイな。頭を見てみないと魚類か爬虫類かは解んねぇ。
ガイド氏に礼を言ってから辛抱強く頭部が出てくるのを待つ。
・・・魚類やった。
昨日は同じポイントで2本とも潜っちまったから、今日が最終日のT・ナカオレ隊員には色んな魚を撮影してもらいたい。
彼は新調したカメラを携えて来た。彼の被写体は子どもたちが見て喜びそうな生き物なのだ。
単身赴任続きであるが立派なパパでもあった。…スラバヤでも立派なパ…以下省略。




何か隠れてね。








明らかにオーバーウェイトな尻軽は砂地で盛大に砂嵐を巻起こし、他のグループから注意されていたらしい。
うーみゅ。指示棒もBCDに取り付けて砂嵐の発生源とな。指示棒じゃなく自らの支持棒。コレは恥ずかしいわ。
その後Nスケ嬢の右手と尻軽の1stステージは結合したままらしかった。

 ブルーラグーンの湾内で浮上するのだが、明後日にミンパンで潜るTスケ嬢におさらいを兼ねてダイブフロートを打ち上げてもらう。
数年前に同じ場所で打ち上げてもらったことが有る。
彼女はダイブフロートを購入したが打ち上げる機会はなかった。(まぁ、日本の普通のレジャーダイバーなら打つこともないわな)
初めて打ち上げた時に自分も打ち上がったらしい。
彼女が有る方にも尋ねた際には「フロートを打つ時にはエアを入れると共にフロートを放り投げろ」と言われたらしい。ソレで練習したいと言ってきたんでやってもらった。Tスケ嬢はエアを入れる前にリードロープでグルグル巻きにしたフロートを放り投げていた。丸められていたフロートはユルユルと巻を緩めロープがモワモワと解けつつも、その全てが砂上を転がっていた。
そんな光景を見つめるTスケ嬢を含めたメンバー全員の時間とフロートが過ぎて行ってた。
今回はキレイに上手に打ち上がった。フロートって、打ち上げるよりも回収してロープを再設定するのが面倒なんよね。

ボートでの水面休憩。Nスケ嬢は背中の痛みを訴えていた。そりゃまぁ、延々と1stステージを持ち続けたままやからね。
Tスケ嬢はNスケ嬢に「もう放っておけ」的なニュアンスの言葉を出していたが伝わったかな。

 2本目はブルーラグーンのやや北側から北東に向かって既に飽き飽きした砂地から浮上と考えていた。
そしてエントリー。相変わらず温かい29℃。ただし偶に冷たい流れが。
水深13mで素敵なアゲインスト。だが逆らえないことはない。でも止めとくかなぁ。
小さな根に他のグループが掴まっている。ガイドは根から離れてアゲインストに対抗して進みたがっていた。
ガイドは先頭を行く私に肩を上げ両手を開いて「ダメっすね」って表現。
私が「岩根の下にエエ感じなサイズのカエルアンコウが居るやんけ。」って伝えてもガイドは諦めた表情で自分のグループに「流れに任せてこー」と合図して去っていった。


彼らが去っていくとカエルアンコウの撮影会となる。流れも些かは収まっちゃった。テヘッ。
それでも、皆を引き連れての南西方面行きを諦めた。

いつもの岩根方面に楽な移動を行う。
5mm有るかどうかのマイクロ・ミヤケテグリ。


何か誰かのダイコンの警告音が鳴り響いているけれど、私が辿った本日2本のダイビングの深度でDECOは無いでしょ。
見渡しても誰も動じていないし。多分他のグループかな。
イレズミウミヘビは同じ住処に居た。これだけ潮が引いていれば深度も浅いからTスケ嬢も撮影できるんじゃね。



タツノオトシゴの親戚らしい奴。




そして浅場で長めの時間をとって全員で浮上となる。皆様お疲れ様でしたぁ。
ボートが我々を見つけて近くまでやって来る。
私はフィンだけ外して先にボート上に。
一通り自分の機材を外し、他のメンバーのカメラや機材を受け取る。
尻軽嬢とNスケ嬢が海に残った。
尻軽嬢がボートの梯子に手をかけて呟く。「ダイコン、落ちた」
眺めるに、彼女の黄色い太陽光発電のダイコンは腕についている。っつ~事は昨日からTスケ嬢から借りているダイコンが落ちたんだね。
Tスケ嬢が「Nスケさ~ん、探しに行かなくても良いよ~。これで尻軽さんから新しいダイコンを弁償してもらえるから~」と叫んでいた。
Nスケ嬢は既に捜索に向かったらしく姿は見えなかった。
尻軽がボートに上がってくる。毎度同じだが疲れた様子で無言で佇む。
Nスケ嬢がTスケ嬢のダイコンを回収してボートに上がってくる。Tスケ嬢は残念そうにダイコンを受け取っていた。この辺の女性達の関係って男にはサッパリ判らん。判りたくもない。潜行経験ではこの中でTスケ嬢が尻軽嬢と一番多く潜っているし。
私は王子と共にボートの端でタバコに火をつけて全く別の話題に興じていた。
Tスケ嬢が叫ぶ「キャー!貸してたダイコンからDECO警告が出てるじゃん。」
尻軽嬢はボートに上がってからは、対馬から盗まれ盗人ポンコツ破綻国家から戻らぬ仏像のレプリカの如く安定の無表情で無関係っぽく佇んでいた。
私「もうリセットしちゃれ。」しかし、この二日間、この浅~いコースの何処を如何に過ごせばDECOが出るんだろ?ってか、海中で鳴いていたのはそのダイコンだったか・・・。知らせなよぅ。

 打ち上げは、IMFの御陰でナンバー規制が敷かれていた道をGo-Ride で切り抜けてのWarung OKINAWA。
宴会も酣(タケナワ)となり、Tスケ嬢はT・ナカオレ隊員と頬寄せ合いながら王子とムフフなプレイ講習の打ち合わせ。Nスケ嬢は居酒屋の座敷に寝転び尻軽嬢のマッサージを受けていた。

 何か、3日間のレポートで、私は尻軽嬢を仲間外れにしている様な表現になってしまったかも知れんが、ソーではない。
ダイビングスキルを磨き、勉強し直してから一緒にダイビングするなら良いと思っている。人の話を聞いて相手が何を話しているかを理解する努力をする方が先か。
ショップでプロからの再講習を受ける事が一番良いと思っている。銭で買えるスキルならお買い得だぞ。
一緒に潜りに行けるまでは宴会だけでの合流で良いじゃん。これねー、尻軽に言ってもね~通じないんよね~。
 多くの隊員がイチヂカン中尉と尻軽を比較するが、イチヂカン中尉は助言を自ら色んな人に求め、即素直に実践してた。そーされたら、我々としても放っておけんやんか。故に面倒の見甲斐があった。
そして笑わせてくれたもんな。←コレ組織では重要。
残念だが私は尻軽へのアドバイスはもう諦めた。まぁ、アドバイスする義理もないもんね。多分今は我々と一緒に潜らない方が彼女の健康・命の為に良いと思うぞ。
どうすれば上手くなるのか、何が問題だったのか、何が不味かったのか、尻軽嬢自身からは決して訊いて来ない。訊かれなきゃ、ってか本人に訊く姿勢が無きゃぁ、何を言っても無駄だよなぁ。
彼女は彼女でコレがダイビングだと思っているのかも知れない。下手を打って隊員たちに影響があっても謝る姿を見たこと無いよ。
厳しい様だけど、既に何度か話しかけ、注意をしても聞き入れてくれないし、自ら相談する事も無かったねぇ。本筋からしたら、やはり彼女はプロショップで相談するべきだと思うよ。隊は教練所じゃないし。
宴会時も楽しいのかどうかも判らんが何時も一人で佇んでいるのだな。何とか反応をさせようと試みた。
今迄で唯一、目を輝かせて凄い喰イツキを見せた時って…昨年のやはりワルン・オキナワでの潜行反省会だった。
アナルバイブレータの話題だったな。結構詳しそうだった。

 翌日の昼、私とTスケ嬢は昼食をとった後にCandidasa へと向う。私は残夜の宴会後とその日の午前中にやるべき仕事をやっておいた。
昼食は尻軽嬢のリクエストでM.D.Warung 12:30に待ち合わせであった。Sanur のダイビング関係者が、会社から近いためか沢山やってくるこのワルン。
その時間帯は混んで居るであろう。私はちょっと早めに着いてテーブルと椅子を確保した。
20分ほど遅れて、昨夜のワルン・オキナワに忘れ物をしまくっていた元酔っぱらいTスケ嬢が忘れ物を受け取ってKutaから一人で直接やって来た。
尻軽嬢はホテルからタクシーで直接来るらしい。12:00には出るらしい。今までの宴会場への移動はTスケ嬢任せだったらしい。
・・・ってか、タンブリンガンからM.D.Warung 迄は車で10分かかるかどうかやん。Google Map では徒歩で20分以内やん。
もうすぐ13:00やぞ。匍匐前進でも姿が見えてくる頃やんか。あ~これはね~行方不明で警察に届ける事案やね。彼女に構わず先にビールとカレーを頼み、先に飲み尽くし食い尽くした。
初めてのお使い的尻軽は来ない。電話も通じない。もうエエやろ。店を出るけ・・・とりあえず彼女の為に合掌しとこうか・・・ってなった頃に尻軽嬢は姿を表したのだった。
「あ~大変だった。疲れたわ。」尻軽が座る。尻軽の携帯電話はホテルのWifiしか使えない設定やったとな。Tスケ嬢が彼女の為に、店の住所とか地図のスクショを送っていたらしいが、無駄だったね。今更ローミング設定について何も語るエネルギーが無ぇ。それこそ海外に出る個々の大人の成すべき事やんか。
尻軽嬢は2台のタクシーを乗り継いで、サヌール界隈を、90分以上かけて彷徨っていたんだと。「運転手も私も道が判んないし。」って、当日直前でこの店を指名したのは尻軽やんかぁ~。それで予定を急遽変更したんですけれど・・・。飛行機ならスラバヤーバリを往復できたね。
せめて尻軽が飯を食うまで待ってから我々は店を後にしたのであった。

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