
昔、私がスラバヤで生活を始めた頃である。
仕事を終えたのか、全く何もしていないのか判らぬ何時もの日没時。
ダルモ界隈で晩飯を採ろうと車を走らせた。
Waru のロータリーに差しかかった際に路肩で闘いが行われていた。
片方はフルフェイスのヘルメットを被っていたのでバイク乗りだと判る。
特殊警棒を伸ばし、ヘルメットを思いっ切り横殴りしている片方は何処かで見覚えのある顔だった。
「あ~なぁんだ。宿探しの際にお世話になった陸士長じゃん。やりよるのぅ~。」
私は軽いクラクションで陸士長にエールを送りながら飯屋に向かうのだった。
そんなノドカな時代がスラバヤにもありました。...