スラバヤの仕事を辞め、世界を潜り倒した後に博多で働いていたのだ。
私の実家が近い事も有り、日本滞在最初の週末に博多で宴会を開く運びとなった。
博多は美味い物が文句なしに溢れておるけんね。
問題は宿だ。
文句なしに何処も満室。カプセルホテルも終日営業のサウナですら宿泊は不可能。
ドーなっておるのだ?博多の週末は。
P.スナイパーのアパートで一宿を借りる事とし、彼が手配してくれた居酒屋に入る。
今日はP.スナイパーの友達の女性ダイバー二名も偶々福岡入りしているのでダイバー4人で宴会。
水産関係に勤めるP.スナイパーは朝5時から出社し、日帰り出張で長崎へ行っていた。
そこで仕入れてくれた新鮮な烏賊と鯖の刺身を堪能する。P.スナイパーに大感謝だ。
九州の美味さを堪能しまくりだったのだ。
ホテル代金代わりに、引っ越してきて間もないP.スナイパーの部屋にダブルベッドサイズの毛布と枕を買うのだ。
何なんですか?日本の最先端技術の毛布ってば。
毛足の長いフリース状で暖かく軽い。こりゃぁ、実に良く燃えそうだ。放火するなら毛布やね。
買い物を終えてドンキホーテの前に出て来たら、今流行のスタイルのビジネススーツに身を包んだP.スナイパーが、
路上にしゃがみ込んでカバンの中身を広げておる。
部屋の鍵が見当たらないそうだ。
さっき迄居酒屋で御婦人方を何とかしようとキメていた姿からのギャップが・・・。
今の君ってば、博多で一番同情をひく勇姿だぜ。
ウケケ!っと内心ホクソ笑みつつも心配する振りをする。
我狙撃手所属公司ヲ確認セリ |
店からタクシーで寄り道しても2千円もしない。と言っていたが
結局、店→彼のアパート→会社→アパートと、1万円近くかかっちゃったぜ。
私は夜の博多を大いにドライブできて大満足だった。
東京から引っ越して10日も経っていない彼の部屋は荷造りを解いていないダンボールだらけなのであった。
ロケーション&間取りからしても中々なアパートである。
が、家賃は東京の1/3なのだ。流石は福岡。
実家への戻りはP.スナイパーに教えてもらった通りの道で最寄り駅まで徒歩。
駅の窓口で元気良く「新幹線に乗せてくれ!」と告げてもツレナイ返事が。
「おっさん、此処は西鉄ですけん。」
その後の数回の乗換駅なんて、一度に覚えられるほど私のオツムは優秀ではない。
世界の弩田舎からオッサン来たる。
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