2015年7月21日火曜日

祝!丸メロ軍曹改めイチヂカン中尉殿出所栄転潜水作戦 しょの弐

 あんのぉ、本国では新国立競技場の見積もりが2500億円だとか何だで騒いでますけど、
支那様のNHK新社屋の見積もりは3500億円なんすけどぉ。
ソッチは騒いでないんすか?日本国民って太っ腹なん?馬鹿なん?

マルナナマルマルにSanurを出発。今回の運転は斬込隊長。
バリ島ではガルンガン明け、イスラムにとってはイドゥルフトゥリ前日。
道は激空き。
早めにショップに着く。


R姐が作ってくれた御握りと家で淹れてきた珈琲で一息。
着替えて準備にかかる。着替えて・・・イチヂカン中尉殿!?マタマタ受けを狙ってかウェットスーツの前後が逆。
シャッターチャンスを逃がす。ファスナーテープの位置でしか判断できない写真だ。

 凪と表現するにはほんの少し波が出ている。
雲が空の1/3を占めているが日差しは確りと地面を照らしている。風は相変わらず乾いている。
先ずはいつもの場所でボートから離れて、桟橋の直ぐ下からエントリーだ。
耳が抜け辛いR姐が降りてくるのを我々は海底で待つ。
透明度は20m水温26℃後半。
イチヂカン中尉より異常アリのシグナル。
ふむ?視た所問題は無さそうだが。
異常アリのシグナルの後に手のひらを裏返して左右に振る。
ン!?水平停止???
再び彼女に何が起きているのか問いかける。
イチヂカン中尉よりオッケーのサイン。

 全員で桟橋先端部に向かう。
先に入っていたグループのガイドが危険のサイン。
何よ何ヨ?と問えば、指し示す先にダルマオコゼだ。
デカイ。

忍者の様に身を隠すオコゼ、我々に尻を向けて顔を見せないハダカオコゼ。
イチヂカン中尉も新しいカメラ装備で撮影している。
潜行間もない時のサインは何だったんだ?
お約束の大カエルアンコウ。イカ。20cmはありそうなデカイゴンズイの群れ。
いつもは一番エアを持たすイチヂカン中尉より残圧50のサインが出る。
桟橋内を浅羽に向かってユックリ進む。
浮上のサインを出した後に桟橋を離れて浮上位置の砂地に移動。
奴にダイブ・フロートの打ち上げもさせたかったが、自前のフロートをジャケットから取り外す。
イチヂカン中尉が浮き気味だったので奴の姿勢を強制的に正してインフレータホースからエアを出してやる。
フロートを射出。フロートにつながるロープ代わりのテープを巻き始める。
巻き始める???
何か私、浮上していなくね?
ってか、イチヂカン中尉殿、あれ程禁止していた私の1stステージを握って海面へ蹴ってやがる。
あ~~~もう、ダイビング・コンピューターに後を任して安全停止処置抜きで浮上。
深度は大した事ないけど潜行時間は一時間近いんやで。このイチヂカン中尉!
何事やねん。

 ボートで事情聴取。
先ず、潜行直後のイチヂカン中尉はウェイトが足りていない旨を表現したかったらしい。
そんで、安全停止開始直後に浮き気味になっちゃった。一応私の何処かに掴っていれば浮上しないんじゃないか。っとな!
何か、色々とマチゴウテルヨ・・・。手頃な石とか転がってたじゃんよぅ。
正しいハンドシグナルの講習じゃっ。
斬込隊長&R姐組が浮上。斬込隊長の手にはイチヂカン中尉のカメラに付いていたライト。
あ~~~あれ程増締めを勧めていたけど、甘かったか。
以下斬込隊長の話。
何れにせよ我々が、お先に浮上してしまった。その後にイチヂカン中尉のライトが砂地に落ちてきた。
砂地だと思っていたら、直径30cm程のミミックの真上だった。
何でミミックだと判ったかはライトが砂に当たった瞬間に、砂だと思っていた物体が、
濃いブルーとホワイトの縞状文様に体色を変えて出現したんだと。
あ”---見たかった・・・。イチヂカン中尉よ、もう一度ライトとかカメラを落とせ。

 タップリと休憩した後の二本目はイチヂカン中尉のリクエストで同じコースだ。
奴は私から予備のウェイト1kgを毟り取った。
潜行後、奴は一本目と同じ様な奇妙なハンドシグナルを発している。
全く懲りないっつーか、学習しない剛毅豪快な中尉殿だわ。
今度は何をしたいか判った。多分、皆で移動するのを待て。って意味だ。
正にロゼッタストーンを用いてヒエログリフ文字を訳した気分だわぃ。
あれ程、ダイビング前に機材配置を考えろ。と言っておいたのに、カメラと支持棒のストラップの配置替えに苦労してやんの。
ま、それでこそイチヂカン中尉だ!
小一時間程の海中散歩を楽しむ。
今度は無事に安全停止をしてから安全浮上。
これでイチヂカン中尉は暫くインドネシアの海と離れる。

本日夜にスラバヤからやって来る予定のTスケ&Dr,Cより入電。
ラウン山の噴火でジュアンダ空港が封鎖ですと。陸路も可能だが、バリでダイビングの後に一時帰国の予定もあるという事で彼らは涙を飲む。

 打ち上げはSanur Jl. Danau Poso の“La Bruschetta Italian Pizzeria”だ。
明日夕方イチヂカン中尉は飛行機でジャカルタに戻るのでダイビングはできない。
んが、我々についていって、ショップで休養ですと。
そんで、中尉は明日も“La Bruschetta Italian Pizzeria”で飯を食って帰る魂胆だと。
奴はこの店の、リコッタチーズを使ったデザートを食い尽くす魂胆らしい。

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