2014年10月27日月曜日

世界パスタデー潜行作戦「お家を出てから お家に帰る迄が遠足です。」しょの壱

 本作戦は週末土曜日のみの潜行作戦である。
作戦地はCandidasa Jetty。
半月の潮が満ちる午前中を狙うのだ。
作戦参加者は4名。
24日金曜夜にスラバヤ、ジュアンダ空港を発つのは、A・ラーキー、弩S将軍、私の♂3名。
ジャカルタはスカルノハッタ空港を発つのは丸メロ軍曹♀1名。
             計4名・・・の筈であった。


 24日夜のスラバヤは何処も渋滞していた様子だ。
Suara Surabaya
http://kelanakota.suarasurabaya.net/news/2014/142647-Macet-Dimana-Mana,-Risma-pun-Turun-Tangan-Urai-Kemacetan
私も24日にJuanda空港を発ったのだが、ぐうたらな仕事をしているお陰でアザーンが轟く前に空港に入れて難を逃れたのだ。
そして出発時間の45分前に搭乗案内があった。
“お、飛行機も搭乗者も皆揃っちゃったんかいな?素晴らしいではないか!”
普通はそう思う。
が、どーみても観光旅行でもなさそうな団体が騒いでいる。
ジルバッパー&ペッチチのオヂさん、オバさん団体だ。
明日はイスラムの新年だもんね。帰郷かな。
大声でC.A.に訴えているので良く聞こえる。
何でも団体で皆一緒にチェックインしたのだけれど、一部が未だ搭乗していないんだと。
で、他の乗客が既に皆搭乗しているのだが・・・数名のジルバッパーが出発時刻になってニヤニヤしながら乗ってきた。
“ほぅ、これで予定時刻に出発じゃっ”
喜んだが甘かった。
再び団体が騒いでいる。「まだ全員揃っていないよぅ。」っと。
再び30分が過ぎる。団体のリーダーらしいオバさんが搭乗ドアを押さえ携帯電話をかけながら頑張っている。
C.A.&地上係員が説得している。そりゃそうだ。飛行機の扉が閉まる時間が記録され、遅延が続けば当局から航空会社が叱られるのだ。
貨物や燃料とかの出発の準備が出来ていなくても、航空会社としては客を乗せて扉はとっとと閉めたいのだ。
国民性なのか他の乗客は一時間以上も座席でジッと耐えられる訳でもなく、
残りのC.A.は、好き勝手に移動しまくりハシャグ客を席に戻すのに大わらわである。
私の座る非常口側の席にも子供を抱えたオババがニコニコしてやって来た。
その子連れオババが正規の席に連行されたと思ったら今度はガキが2人座りだす。
実に素晴らしいブラウン運動が観察出来たのだった。
全く、どこのアダルト・プレイ・グループの集団かよ?!
結局、チェックインをしておきながら何処かに消えた田舎者を残し、1時間遅れての離陸であった。
って事はワシ等が機内で待たされたのは90分以上!?
ケッ!こーゆー連中が飛行機遅延の元凶でもあるんだなぁ。首輪でも付けて繋いで放し飼い禁si・・・以下略な。

Baliに着いてから私に届いたSMSと電話内容は・・・
丸メロ軍曹からは、
・スカルノハッタ迄3時間の余裕で出た。(混まなければ30分で行ける)
・空港内に入ってから車の列が全く動かない。
・既に予約した飛行機は諦めた。他の便に期待してターミナルを移動してみる。
・バリ行き最終便に席の余裕があった。が、JKT-DPS往復&ホテル1泊が楽に買える高額を窓口で吹っかけられた。
・泣く泣く購入。
・ホテルでの滞在時間は4時間弱だわよ。
A・ラーキー隊員からは、
・17:00に会社を出たのに渋滞が激しくて、いつ空港に着くのかサッパリ判らない。
・予定便は無理。
・ターミナル間を移動したが遅くなってしまい、本日発の便は既に売り切れ。
・タクシーの運転手からSanur迄6時間で行けるぜ。2Juta払えと言われて迷っている。
結局、A・ラーキー隊員は今回涙を飲んだのだった。
ま、Juanda-Sanur間400km以上を陸海路、6時間で行けるタクシーが有ったら乗ってみたいわ!
ドライバーはフランス人かイギリス人かよ?

 一般道の渋滞は言うまでもなく、
ジャカルタのスカルノハッタ空港もスラバヤのジュアンダ空港も一つに纏まっていない故に、
他の航空会社のチケットを改めて購入しようにもターミナルを移動しなければならん。
空港内ですら混雑している故にターミナル移動にだって無駄な時間が消費されるのだ。
ロジが全く出来ていない国なのだ。あ、この場合のロジと言えばダフ屋か。
故に、こんな私でさえも仕事にありつける訳なのだが。
在ジャカルタ邦人ダイバーの中には渋滞を予想し予め時間をずらしたチケットを複数購入し、
残りは捨ててダイビングにやって来る剛の方もいらっしゃると聞いていたが・・・
我々も早急に対策を練らねばならぬのだ。
失敗から学ぶ事は沢山有る。同じ間違いを犯すのは宜しくないのだ。
 
この夜、どれだけの人が飛行機に乗れず、どれだけのダフ屋と不良窓口職員と航空会社が利益を上げたのか・・・
どれだけのタクシードライバーが6時間でバリへ着いたのか・・・
出発当初から隊員一名を失う波乱が起きていたのだったよ。

嗚呼、仕事の時間だ。続け!

0 コメント:

コメントを投稿