2018年9月4日火曜日

火山島大地震ゴヤンゴヤン潜水作戦(しょの肆)

『喫煙者(♂)に煙草を止めさせたい♀はオッパーィを差し出して吸わせときなさい。日本政府はこの行動を支持するべき。』
by 国連人種差別撤廃委員会


この日の干満の差は大して無い。
Blue Lagoon でも良いしJetty でも良い。
んだけど、初日の冷たい海水がトラウマやん。
ほんじゃまぁ、テペコンの小島Gili Bia。そこの外洋側を行ってみましょか。
Tスケ嬢にとっては初体験。
外洋からの波が小島のウォールにぶち当たって、キツイ時は10m以上のUp & Down を味わいながらの移動になるんだよね。
耳抜きだけでマスク越しに鼻を摘みっ放しよぅ。
今回はど~なるんしょ。
昨日一昨日とフィンキックで蹴りまくって居る。日々のトレーニングとは違う場所が痛いわな。
雨はあがったんか???
海中山の真上と思しき場所からエントリー。
船頭にはGili Biaの北東側で待機するように言ってある。
透視度は15mはあるぜ。平均水温ゲロゲロの27℃。

コンパスを眺めつつ進む…流されておるわぃ。
キャニオン部、しかもGili Biaにいきなり到着だよ。
キャニオン部の真下の岩にホワイトチップでもなくブラックチップでもない大きめのシャークが居るやんか。
頭部が四角っぽぃ?イヌ?ネコ?
未だ距離があり過ぎて撮影は断念な。深場まで降りて観察する気は起きねえ。
海中山にも行こうかと案じたが、アゲインストがキツ過ぎる。
素直にGili Biaに沿って、魚影の頭部の向きに注意しながら移動する。



コイツらが下むきゃ上昇注意



深度が浅過ぎれば岩壁に激突?深過ぎれば流れの影響は少ないけどエアが持たんかな。
ふ~む。時々海水温度が下がるんだけどね。
そーゆ~時のお魚の群れは下を向くのよね。我々が下からの圧力に押されて深度を浅くされてもかなわん。
そこを抜けるとアゲインスト。ぐひぃぃぃってフィンを蹴って移動するとダウン気味の流れ。
そんでフォロー気味。おっとアップやん。
ロウニンアジ二匹がど~したもんかね~って留まり、モンガラが岩に成り切ろうと張り付いていやがんの。
移動した距離にしたら200mもないんだけどねぇ・・・。
それでも後ろのTスケ嬢はカメラを構えいて余裕やのう。
私ゃ、カメラ撮影は早々に諦めてハーネスに固定しておるわん。
この先の出っ張りまで。あの先の曲がりまで。
って…ふ~む。エアーがやばいやん。浮上に転じるサインを出すのん。
折角東北東から冷水がやって来始めたっつーのにねぇ。
おっほ~ぃ。緩やかなダウンカレントさんチィーッす。
エアがヤバけりゃTスケ嬢のを拝借っすかねぇ。
我再び人妻の秘めたるホック外しに成功せり。
って、同時にエアを吸うとシブくなるのは世の定め。なれども人妻はソレに驚いた表情。
可愛そうなので、ここでパニクられてもナニなので、自前のショボぃエアを吸って浮上っす。
彼女は、何か2つ付けているダイコンのドッチかが安全停止を終えていないって未だ海中で頑張るらしい。
ふ~みゅ。安全停止を守るのは大切やけど・・・。外洋で単独潜水続行もどうだかにぇ。

ボートはGili Biaに留めての水面休憩。
やはり、レギュとオクトを一緒に吸う場合には少々吸いがシブくなる事を初めて知ったTスケ嬢なのであった。
そんな事で焦らせるのも悪いからって吸うのを止めたんだけどね。
しかし、エアの消費が二人共同じだとは…てっきりTスケ嬢の方がエア持ちが良いとばかり思っていただよ。
未だ1本目なのにフィンキックで足が疲れてしまったらしい。ミンパンで再び蹴りまくるのは嫌ぢゃとのたまう。
そんじゃぁ、テペコンのコマーシャル海域でぶっ壊れた珊瑚を眺めて軽~く流して帰りましょ。って事になる。

2本目透視度はやっぱリ15m。なれど平均水温は25.5℃な。
珊瑚は何処から何処まで破壊されてんだろ~。って一通り見て廻る。
んだけど、フィンキックは控えめ。

外洋側はデタラメな流れであったが、島の北東側は嘘の様に落ち着いていやがる。
100本縛りとか200本縛りと言われているテペコンのテペコンたるところか。
この日の干満の差は大して無い…はずだった。そう、テペコン以外は。




しかし何だね。おマンぼ~ってお満月の上げ潮に(冷水に)乗って深場からやって来るって本当かいな。
ひょっとして、お満月の上げ潮の時におマンぼ~に遭遇した人がそ~言い出したんじゃねーのか。
私がおマンぼ~とBaliで出逢った8割は、潮も月も水温も全部違うてたよ。

夜の打ち上げはIkan Bakar Mutiara 。
痛風潜水隊の打ち上げでは初登場かな。
だってさぁ~飲ん兵衛の為の店なんだもん。
初めてのTスケ嬢は酒飲み専門のメニューを見て、クソ安い値段を見て、発狂状態やんか。
ウニ味噌、カラスミ、トコブシ辺りからチマチマと始める。
Aスケ嬢と彼氏がやって来る。彼氏は緊張していた。
その煙草の吸い方からして緊張していた。
そんで、二人で惚気けていた。
Tスケ嬢はヒタスラ呑んで食ってた。
私は喰い続けていた。
Tスケ嬢のセリフにラ行が増えてきたのでお開きとなった。
明日は、明日こそは、まともなダイビングをすっぺよ。

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