2012年12月26日水曜日

皇紀弐千六百七拾弐年 師走月クリストマス潜行作戦決行 第弐陣(本陣) 戦果報告しょの壱


無事に作戦を終えたのである。
3泊4日のダイビングである。
1日に5本も潜りまくれば満腹感で一杯なのである。
海豚も出たし、
丸メロ軍曹から供出された官品専用謹製御節に舌鼓を打ち、
日本のラーメンを自炊してインチキ年越し蕎麦に涙し、
二枚舌英国製スコッチ・ウィスキヰで独逸人を伊太利亜人化させ、
海中の耶蘇会生誕記念木で妙な儀式を執り行い、
っと、ダイビングとしては大成功であった。
おっと、そうであった!丸メロ軍曹&王子、100本記念潜水オメデトウさんであった。


 私の報告は2002年・2005年の2度の爆弾事件以降増え続けるバリへのインドネシア観光客に尽いての嫌味報告なのである。
だが、物事を斜めから眺める事しか出来ない私である。
ポジティブな作戦報告は王子やどぅえーす(弩S)や丸メロ軍曹に譲るのだ。
何せ、我が隊は非営利目的なので誰に遠慮もあるものか!なのである。
言いたい事を、好き勝手に、赤裸々に、在るがままに、正直に書くのである。
遠慮も無く書きまくるのであるよ。
何せバリ島でヨガって聞いて、何でバリで
伸びたロープに座ったり、針の上で座禅を組んだり、口から火を吹く鍛錬をするの?
と聞き返した我々である。
“美しいインドネシアの海~”とか、
死にかけても居ないのに“バリ島はヤッパリ癒しよねぇ~”とか、
美しい文章や画像を期待する方は…
        …そ~ゆ~サイトを勝手に見るが宜し。グッヒッヒ!

 意味不明で怪しげで権威を失落させるに十分なノーベル平和賞を受賞しちゃったEC。
ロシアには強襲艦を中国には軍用ヘリを、
特に実用的な小型武器輸出では、かの悪阻ロシアを凌駕したEC。
そのECの不況にもメゲズに一見好況そうななインドネシア経済の為か
この2年位前から、インドネシアン・ダイバーが増え続けるTulamben である。
インドネシアン・ダイバーの多くはジャカルタやスラバヤからやって来るのである。
この国の交通状況と同じく、他人の迷惑を全く顧みない連中がゴッソリとやってくるのである。
一番顕著なのは、我が隊が常宿としている海の前のホテル。
其の宿に併設しているダイビング・サービスショップ。
このショップと海をつなぐ通路に幅3mの2段ほどの階段がある。
インドネシアン・ダイバーが増えてきてからと言うもの、その階段が彼らの装備品の一時置き場と化しているのである。
我々日本人やヨーロッパ人はそういった公共の通路上に機材は置かない。
ある意味で悲しいかな、互いの迷惑を考慮する事が身に付いてしまっているのだ。
一度、余所見とかをしながら車の運転を試みたが駄目ダメよぅ。直ぐに真面目な運転になったのであったよ。
奴等の機材を避けなければ我々は重い機材を背負ったままでのエントリーもエキジットも侭ならぬという迷惑を蒙るのである。
次回は遠慮無く、もとい、止むを得ずに心ならずに躓いて、彼らの装備品の上で踏鞴を踏んだり、
緊急避難的に奴等の機材を蹴飛ばそうと誓うのである。
 
 今回は初っ端の宿のチェックインから面倒が起きたのであった。
宿の予約は1ヶ月以上前には済ませていたのだ。
本作戦の第一陣となる、丸メロ軍曹・どぅえーす・もつの三名は宿にヒトニーサンマルには到着。
早々にチェックインとなるのだが、宿のスタッフは部屋が足りないと言う。
別にホテル側がドジッた訳ではなく、本来我々が使うべき部屋に前日からの宿泊者が居座っているのだと言う。
もう少しだけ居させろ。と言っているのであるらしい。
ゴタゴタを嫌う国民性からか、追い出せば良いものだが其れが出来ないでいるのだ。
止む無く最高級な部屋を2つ宛がわれるのである。
最高級な部屋を痛風潜酔隊価格で使用できるので幸いネ!
…とは行かないのである。翌日には普通部屋に移れと言うのである。
見れば、普通部屋は全てインドネシアン・ダイバーが使っている。
通常二名が定員の部屋に5~6人が泊まっておる。
で、汚いのだ、部屋の使い方が。
対する我々は仮初の部屋ゆえに未だ荷物を十分に広げたくないのである。
 翌日、三本目のダイビングを終えて今ならば部屋の移動は可能か?とスタッフに問う。
客が出て行かないので暫し待てとスタッフは言う。
マシ セブンタールと。

 此処でよく聞くインドネシア語「sebentar」。
この言葉の実用的な解説をしよう。
英訳ではsoon; shortly; in a while; in a minute; in a moment; in a jiffy となる。
まぁ日本語では「暫く」なのである。
「MOHON DITUNGGU SEBENTAR」で「少々お待ち下さい」なのである。
が、私は精神の安定目的の為に此の訳をストレートに受け付けないのである。  
正しくは「I do not care you !」若しくは「I do not mind you !」
と訳すべきなのである。そーするとストレスの多いインドネシア生活がホンのチョビッとだけ
安らかになるのだ。諦めがつくのだ!
で、インドネシア語講座は此処迄。

 どーせ時間通りには行かない国なのだ。チェックアウト時刻を無視して奴らは占拠するのであった。
不法占拠魂、マドゥ~ラ流派の為せる業かと思ったよ。
よってヒトヨンマルマル迄三人でトランプ大富豪をして過ごす羽目となるのだ。
で、ようやく部屋の移動である。
本来ダイバーは海に潜って放尿しているか、陸で寝るか以外の行動はしないのである。
其の貴重な睡眠休息時間は奴等に捧げられてしまうのである。
 陽が傾きかけて部屋を移ってやっと昼寝なのである。
んがぁ~!再び部屋を移れと、今度は恐ろしく低姿勢なスタッフが起こしに来たのである。
何でも、ジャカルタからフリーでやって来た16,7人の家族が並び部屋を希望して
スタッフに強引にネジ込んで来たらしい。それでワシらの部屋取りが邪魔だと!
此の愛嬌のある我が風体で家族連れに特攻攻撃をかけるも止む無しと覚悟を決めたのだが、
部屋代をタダにするから何とかしてくれとスタッフは私に懇願するのである。
まぁ、長い付き合いの宿故に協力はしたズラ。
どーせ、宿側とかスタッフも其の我が侭客に掴まされたに違いないがな。
一部屋タダだしぃ~。それでビールが十本以上は逝けるしぃ~。
 せっかく広げた荷物を再び梱包して荷運びに精を出す流浪の痛風潜酔隊なのであった。
所が、此のインドネシア人家族連れは一部屋に矢張り5~6人が入り込んだ後に部屋の前で物凄くウルサクはしゃぐのである。
ヤッパリこいつ等の耳は文明人とは異なるのだ!
無論、海外では犯られたら即その場で犯り返すのが鉄則なのである。
今度何時会えるか解らないからネ♪
 で、私は仕方無くも携帯電話を取り出すのだ。
陸路を順調に進めどもフェリー港で6時間も足止めを喰らい大幅に遅れている第二陣に連絡を取る。
部屋番号が再び変わったのを知らせるのが目的だが。
もう一つの目的は、ダイビングをするでなく部屋の前でひたすら騒ぎまくる家族連れと一切話をせずに静かにしてもらうのだ。
そ奴等の前で一層デカイ、ドスを効かせた日本語で携帯電話に怒鳴りまくるのであった。
無論第二陣の王子には事情を話してあったので携帯電話から聞こえて来るのは笑い声ではあったが。
元々そうではあるがワタクシはキ◎ガイの如く、2,3分程電話での怒鳴声アピール。
可哀相な家族は一瞬で静寂を築き上げでしまったのである。
それっきり部屋から出てこないし、夕飯も他のホテルで獲っていたのである。
せっかくフローティング・ベストも持参しているのに全く濡れていないのだ。
そして翌日、家族は時間前早々にチェックアウトしてしまったのだ。
一体此の家族連れに何が起きたってんだ?!
 コレってヤッパリ専守防衛なのである。
自らの平和は自らが築かねばならぬのだ。
相手を刺激しない平和策なんぞは
 モスクのスピーカー電源にくれてやるのだ。交差点の物乞いにくれてやるのじゃ。

 爆弾テロの後に沈むバリの観光業へのテコ入れ政策と昨今の好況が、
連休の度に怒涛の如くにバリを目指すローカル集団を作り上げてしまった。
以前、ヌサドゥアの某5☆ホテルのスタッフが嘆いていた。
奴等と特亜2カ国が来るようになってから品格が落ちたと。
其れなりの価格を払って泊まる欧米人からの苦情が絶えないと。
 折角高級ホテルに泊まったら、プールサイドで寛ぎたい。
偶にはプールに浸かってみたい。
そうすると足に何かが当たるのである。
足の指で器用にプールの底を探ってみると、チキンの骨であったり、ミーゴレンが足の指で抓めるのだよ。
私も数年前にヌサドゥアの某5☆ホテルのロビーで待ち合わせをした経験がある。
なんと、爽やかな風と共に高級ホテルのロビーの床をケンタッキー鶏肉のビニール袋が数枚流れていくのであった。
ロビー傍の植え込みはファーストフードのゴミ溜めと化していて愕いたのであったよ。
全く…インドネシア人がホテルのロビーとか公共の場所で静かにマトモに振舞える日は来るのであろうか。

 で、まともな潜水作戦報告は他の隊員に譲るのである。
今回も沢山余計な事ばかり書いたので少々目と指が疲れたのであった。

もつ

1 件のコメント:

  1. とりあえず写真をup
    http://goutydivers.web.fc2.com/bali201212c.html

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