2012年12月3日月曜日

作戦報告【皇紀弐六七弐年 師走月潜行作戦決行 第一陣】


ただいま全隊員無事に帰還をいたしました。
何といっても無事に帰還する事が第一なのである。
お家に帰るまでが遠足なのである。


 先月から1ヶ月以上も続く緑色の海。
ショップの情報ではヌサ・ペニダ方面もグリーンだとの事。
逆にトランベンやアメッドでは抜群の透明度が続いているらしい。
此のグリーン、って藻なの?赤潮の一種なの?
毎年此の時期に1ヶ月程現れるらしいが今年はその期間が長すぎる。
ヌサ・ペニダのオマンタ・ポイントでは視界が1mとの情報もショップから貰ったのである。
ヌァッハッハ、先月のテペコン突入作戦では腕を伸ばすと肘から先が濃緑色だったもんね、即浮上したけど。
等と自慢をしている場合ではないのである。
 目的地テペコンも未だ視界が5mとのショップ偵察情報に従って、あっさりとパダンバイ方面、Jepun, Blue Lagoon の2ポイント潜行に切り替える。
但し、パダンバイ方面は一般に水温が低い。毎回トランベンの程好い水温で遊ぶダイバーにはちと寒い。
恐らく日本から来たばかりの人はそう感じないのかも知れない。
私も最初の頃はT-シャツに短パンで潜っていたのだ。
インドネシアで1年以上過ごしていると体感温度がずれてしまったのだ。
何故かサム・ガ・リータとなるのである。よって、フードを用意しておくのだ。
バディの変酋長は寒さに強いらしい。
変酋長は日本で入手した最新素材の極薄ウェットスーツセパレートタイプを装備。
此のバディはオープン・ウォーター取得時からダイビングが上手い。
ムカつくほど上手い。万一ハグレても全く心配しないだけのスキルを持っている。
一応信頼できるバディである。

 私は水中カメラにたいして興味を抱かないようにしている。
唯一所有の水中カメラはGo Pro と言うUSAメーカーのHeroと言う小型ビデオである。
ハウジングのレンズは魚眼タイプ。
専用のヘッド・ハーネスを購入して頭部に取り付けてエントリーからエキジットまでビデオを撮っている。
マクロや魚を撮る目的ではなく、一緒に潜る仲間を撮影するのが主眼であるので問題は無い。
写真だって映像をキャプチャーしてフォト・ショップでゴニュゴニョすれば十分ではないか!って考えなのである。

 今回はJepun での潜水艦遭遇やBlue Lagoonでの眠るネコザメ等の体験が出来たが、
特にJepun でのカメラ喪失騒動を書くのだ
 ショップで借りたボートがデカイ。4人のダイバーと8本のタンクは楽勝で搭載できる。しかもエンジンでかい。
ア~ッ!と言う間15分でJepun である。
バックエントリー&即潜行ス。水温も27~26℃で緑の濁りも薄い…のか?
緑のブッダ像。バディではない。

此処で気が付いたが、どうやらビデオカメラのヘッド・セット・バンドとフードは相性が良すぎて良く滑るのだ。↓此のフード滑りまくりだ。
潜行19分後、Jepun を巡る観光用潜水艇がバッテリー推進で近くにやってきた。
噂では聞いていたが潜水艇が傍まで来るのは初めてである。
透明度が良ければ壮観であろう。
超高級カメラを構えて被写体を求めていたバディの変酋長に知らせる。
潜水艇を眺めていた私の頭部に違和感が。頭に手を触れるとカメラが無い!?
状況をバディに知らせる。バディも心配そうだ。
水深は20mもないし、私はサーチ&レスキューの要領で探す旨をハンドシグナルで知らせる。
バディも協力して探してくれる素振りで答える。
約20分、今までの行程を忠実に捜索したが見当たらない。
諦める。…そう考えると、帰宅後の女房殿の顔が浮かぶ。
「ふーん…それで?…ふーん、手ぶら?又買うの?ねぇ、根性って言葉知ってる?」
実にオットロシイのである。此の女房殿は初めてのファンダイブでジンベエザメに遭遇し、
10本目位までのファンダイブで、クジラ・イルカ・ジュゴン・マンボウ・シュモクザメ・マンタ、多くのダイバーが憧れる獲物の殆ど全てに出会っているである。
しかも船の上から生きたタツノオトシゴを手で捕まえるのである。
よって、今はダイビングをしていない。そーゆー事が当たり前だと信じておるのだ。
下手に連れて行っても、リュウグウノツカイや三葉虫くらい見つけないと私を馬鹿にするであろう。
 結果的には諦めた。も~~~アキラメタ。
バディのためにも無駄な時間をとるのは申し訳ない。
安全停止のために浅深度へ向かう。
実に綺麗で大き目のウミウシを発見。バディに知らせて指で指示?!
其の指先から10cmの所に例のカメラが鎮座しているではないか!
実に不思議なのである。
 家に帰って改めてビデオを再現してみる。ひょっとしたらカメラは我々の想像を絶する映像を捉えたのではないか!?
そーゆー期待もある。
 何のことは無い。やはりフードネオプレーン素材がカメラハーネスの滑りを起こして頭部からユックリと離れたのである。
で、海底に落ちずに何とBCDとタンクの間に挟まって居たのである。
捜索をする私の間抜けなフィン・キックを延々と捕らえている。
そう、私の後部監視カメラと化してその記録が映っているのであった。
だが、衝撃の事実もカメラは捕らえていた!
心配して、一緒にカメラを捜索してくれているハズのバディ変酋長は…
速攻で私を放置し、被写体を探し別方向にさっさと向かっている姿を
カメラは見逃さなかったのである!
やはり私のカメラは一緒に潜る仲間の撮影が目的なのであった。
まぁ、こんなものである。私も彼の立場では絶対そーするよな。
←ハグレ・ビデオが勝手に映した潜水艇

もつ

8 件のコメント:

  1. この緑の海って何。
    Photoshopで弄りすぎたのでは

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  2. 君キミきみぃ。私がそーゆーイヂリをする訳無いでしょ!
    リアル・グリーンです。綺麗でしょ?
    Tulambenはこんな状況とは無縁で透明度が抜群らしい。

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  3. また、やったんかい!
    性懲りのないやっちゃなあ~~
    脱落防止処理とか、ストラップを付けるとか何とかせんかい!

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    1. うお~
      切込隊長だ
      おひさ

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  4. フム…。フードを装着していなければ痛風潜酔隊名物フォ~メ~ションを行っても、逆さトルネードをやらかしても外れないのよ。脱落防止策は必要だな。Go-proにリコメンドしてもしょうがないしな。

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  5. どぉうえーす2012年12月5日 19:20

    1回り目は探してあげたじゃん。2回り目は手を振って見送ってあげたけどね。
    写真少ないけどとりあえず下にupした。
    http://goutydivers.web.fc2.com/bali201212.html

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  6. さっき迄サヌール教導隊隊長とコリア飯を喰ってた。此の店の韓国人は凄い親日家。美味い!安い!次回打ち上げに使いたい!で、緑の海は例年だと1週間程度で収まっていたらしい。今年は長過ぎとの事。又、Makro(ロッテマート)~サヌール間にマレスの新しい店が出来ているらしい。今回のBali滞在でレポート出来るかな?無理かな。

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  7. どぉうえーす2012年12月5日 21:30

    マレスの製品は何も使ってないけど、使えそうな小物とかいっぱい置いてあったら良いね。

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