自前が大赤字でも他所から金借りてきて創れちゃうんだもの。
51カ国が参加したんだっけ。
やはり世界はバカで満ち溢れているよね。
United Stats of Amekoria のオバマっちが、支那人民共和国(自称)の習金平チャンの尻穴を舐めるの大好きで良かったね!
AIIBと悪の公然結社“チャンコロ共産党国家”を支持して「バスに乗り遅れるな」と日本で騒いだマスコミの連中は、結果次第で今の商いを辞めるべきだね。
《読まない・買わない・読ませない!》
丸メロ軍曹は連休前のジャカルタで既に接敵していた。
半休を取ったのに、ジャカルタ市内から空港のターミナルまで三時間をかけていた。
車寄せから素直に降りずに大量の時間を無駄にするインドネシアの国民性を甘く見ていたようだ。
彼らには『公共の為』って概念は抜け落ちた陰毛ほどの価値も無いのだ。
この作戦の参加隊員は6名。
威力偵察要員は軍曹と私。
翌日極早朝に遣って来る本隊に先んじて敵情偵察に勤める筈だった。
が、予想外の敵は「お満月」。
朝07:30にサヌール・ケンタッキーFC前を出発した車はバイパスでウパチャラの大量縦列駐車防衛陣地に対してなす術もなく2時間の道のりを3時間半以上かけてしまった。
これまた連休という事で、いつもの宿はジャカルタ・スラバヤからやって来た50名のダイバー+約2,30名のシュノーケラーで満室だった。
何時もの宿のマネージャーが、海から500メートルほど登った宿を用意してくれていた。
昼近くにその宿に荷物を置き、我々はダイブショップに立った。
最近のTulambenは何時も午前中に停電があるそうで充填されたタンクが既に出払っていた。
んがっ、先週携帯電話を失くした私の為に、他所で用意しておいてくれたタンク二本がショップスタッフの手によって奥から出されて来たのだ。
その心意気やヨシ!
《此処からは田口トモロヲの声で読むべし》
丸メロ軍曹は装備を準備し始めた。
久し振りのトランベンの海であった。
波は小振りだった。
フルオーダーの5mmウェットスーツが自慢だった。
弩S魔道士より恩寵のカメラを抱えての潜水だった。
私が先に海に入った。
灼熱の陸地から移り、冷ややかで心地良い開放感に浸る瞬間があった。
私に続いて入った丸メロ軍曹がフィンの装着を始めた。
軍曹のアポロ製バイオ・フィンはスプリング式ストラップ採用で素早く脱着できる。
既にフィンを装着した私が軍曹を見ると、華麗なアブクを残して静かに沈んでいった。
アブクは続いていた。
頭髪が海面上に漂っていた。
その頭髪が激しく動いた。
私は水深1.2mの海で軍曹を引揚げた。
そして耳元で優しく言った。
「BCに エアを 入れなはれ。」
仰向けになって浮いたままフィンを履いた軍曹は次の話に進んだ。
「焦った時にコンタクトがズレタ。」
私は軍曹の頬にへばり付くコンタクトを指で掬った。
これは4月初頭に威力偵察隊員達に降りかかった壮大で邪悪な災害との戦いのマヌケなドラマの始まりであった。
《ここでプロジェクトXのオープニング挿入》
だが、次なる試練が軍曹を待ち受けていた。
「ヤバイ!足が届かない!!!どーしよう?」
私は軍曹の耳元で再びささやいた。
「仰向けの姿勢を止めて、体を起こしたら?」
軍曹の 足が 地球に 到達した 瞬間だった。
軍曹殿、大地に勃つ! |
潜ってしまったら、何の事はない。
三百本以上をこなしたベテランダイバー(?)の落ち着きを取り戻してやがる。
余裕をかます軍曹殿 |
透明度は先週に比べて落ちているが、今日はオマンゲツ。納得するしかない。
流れなし。水温31℃を時折超える。
先週も居たぜ。 |
エキジット準備に取り掛かる。
深度10m位から水面に怪しい影が見えていたが、浅くなるに連れて其れが水面に漂う大量のゴミの塊だと判った。
プラスチックの椅子も含むゴミゴミゴミ。
なるべくゴミの少ないポジションを探す。
ふつくしひ海 |
マスクをずらして鼻をかむ。
BCにエアを入れてフィンを脱ぐ。
丸メロ軍曹に「お疲れさん」の声を掛ける。
マスクを外した軍曹の鼻の下には見事な○ナクソ。
好いものを作り出しましたなぁ。
思わず指にとって、耳たぶに付けて、ピアスにでもしてやろうかと思ったが、
ギャラリーが少ないし、ここは一つ大人になりスルーする良識派の私が居た。
そしてショップまで辿り着き手に持ったフィンを降ろし
カメラを其の上にそっと置き
タンクとBCを降ろす。
軍曹はウェットスーツを脱ぐために先ずはグローブを脱いでブーツを外す。
私は初めから上下ラッシュガードにフード付ベストの軽装。
で、軍曹がウェットスーツのジッパーを下ろしてラッシュガードの上下になった時に
軍曹の異様・面妖な姿に腰を抜かした。
今、正にコピアポ鉱山の穴から出てきたばかりの炭鉱夫なのであった。ハ○クソもブッ跳んだ。
後に斬込隊長との合同調査で判明した事だが。
インドネシアは支那人民共和国(自称)に次いで沿岸にゴミを送り出すゴミ大国でもある。
そして廃油を捨てる船は極普通にウヨウヨしている。
其のゴミが偶々トランベン沿岸に大量に流れ着いた。
ボール状になったタールも流れ着いた。
で、ゴミ箱を見ればナシブンクスの紙にへばり付いたタールが大量にある。
恐らく、ドジな誰かがタールボールに被弾した。
付着したタールを取り除くいた後に、タールの塊をショップの通路上にブン投げた。
軍曹は大きな塊となったタール地雷を元気良く踏んだ。
泥だと思った軍曹はタールボールの付着したブーツを素手で外し、
首にかけたマスクを外し、
そのまま汚れていた手でウェットスーツも脱いだのだった。
私自身は全く被弾していない。
多分通路上に怪しい物体が堕ちていたら無意識に避ける。
これは昔現場監督をしていた頃に染み付いた習性だろう。
軍曹に其処まで要求するのは無理だ。
大体、軍曹の生業からしたらタールなんて無縁だ。
下手すれば一生無縁だ。
煙草に火をつけ、しばし考える。
今此処に在るのは曇り止めの歯磨きペーストが少々。
軍曹に其れで手を洗う事を勧める。
第一は二次被害を止める事だ。
そして、第二にトリアージだ。
捨てる命と救う命の選択だ。
第三に洗浄。
手当たり次第に犯れば良いってものではない。
軍曹がブーツに手を触れるまでの機材は無事だ。
次のダイビングの中止を告げて
私の機材と軍曹の無事な機材を
一部はショップに預け、
一部は何時もの宿が手配してくれた坂の上500mの宿に移動した。
そして、被弾した機材も持ち方に気を付けて持ち込んだ。
ウェットスーツ、ラッシュガード、マスク、そしてブーツ。
タールに汚された繊維物は厳しい。
精々が乾かして二次被害の無き様にして使うしかない。
今、在る物は石鹸二玉、歯磨きペースト、歯ブラシ、道に落ちているアクアのフタ、木の枝だ。
ディスカバリーチャンネルのサバイバルものかよ。
2時間以上の格闘が続いた。
頭の中で唄が出来た。
四月の軍曹の詩
おしえてください
この世に生きとし生けるものの
すべての命に限りがあるのならば
ウェットスーツは死にますか
ラッシュガードは死にますか
ブーツはどうですか
マスクもそうですか
おしえてください
私は時折
苦しみについて考えます
誰かが偏在的に受けた
ロシアンルーレット発動の
悲しみについて
タール洗浄の苦しみと
生地に浸み込む悲しみと
ヘラで拭う苦しみと
拭ったタールが指に付着する悲しみと
現在の自分と
答えてください
この世にありとあらゆるものの
すべての命に約束があるのなら・・・
嗚呼、涙無くしては歌えない唄だ。
一番被害の大きかったブーツは意外にも底の汚れをコソギ落とし、
手で触れたであろう部分を掃除したら何とかなった。
ラッシュガードも色はどうしようもないが二次被害拡大は防げそうだ。
マスクも同様。
此れだけあれば、暖かい海だ。何とかなる。
寒ければ私のネオプレーン材のベストを貸せば良い。
ナイトダイブは逝ける!
ウェットスーツだけは無理だった。
今や病原菌タールエボラを拡大させる物品となってしまったのだ。
捨てちゃえ。
かくもスポーツとは壮大なる消耗戦なのである。金を持った者だけが其の頂点を目指す資格を持つのだよ。
在りし日の自慢のウェットスーツ |
こーなたぁ~ |
無論、ゴキゲンなダイビングであった。ダイビングはね。
夜の華 |
陰部丸出し露出狂 |
BCにエアを入れる大切さを知った。
浅い海では足が地に着く事を知った。
新しいウェットスーツとの胸躍る
メデタシ、メデタシ?
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